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マンハッタン

暫定合意でスト回避
MTAと労働組合

MTAと全米運輸労働組合(TWU)ニューヨーク支部は4日、ストライキを避けるための暫定合意に達したと発表した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。

パトリック・フォイエMTA総裁は声明を発表し、「納税者や乗客、MTA職員数万人にとって公平な暫定合意に達した。MTA職員は、日に800万人が利用する地下鉄とバスのサービス改善のため日々努力している。この暫定合意により、地下鉄の定時運行および乗客数の増加、乗客の信頼回復の機運を継続させていく」と述べた。

TWUニューヨーク支部のトニー・ウタノ組合長は、「先月末にスト回避のための枠組み合意に達し、その後数日間の交渉により、4日に合意が達成された」と声明で述べた。ウタノ組合長は翌5日、同支部執行委員会に合意を提示。承認されれば合意の詳細を発表すると述べ、ニューヨーク支部への支援に対して、TWUに感謝を表明した。


マンハッタン

電動貨物自転車を導入
混雑と環境へ配慮

ニューヨーク市は渋滞緩和と環境配慮のため、市内配送業者に対し、配送トラックから電動貨物自転車(カーゴバイク)への使用切り替えを推奨する方針を打ち出した。今月4日、マンハッタン区の商業用荷積み区域で同自転車の駐車を試験的に許可することを発表。同日付ゴッサミストが伝えた。

世界の大都市ではすでに導入されている試みで、マンハッタン区60ストリート以南で走行する貨物自転車が対象。アマゾンは同区とブルックリン区で、ホールフーズの配送のために0台をすでに使用している。UPSとDHLは、これまで使用してこなかったが、今回の試みを機に、各社が数台を導入する予定。

市が定める、貨物自転車の制限速度は毎時約19キロで、電動アシスト自転車よりは遅い。


ブロンクス

線路の隣接施設で爆発
1人死亡、2人負傷

ブロンクス区パークチェスターの、ブロンクス車両基地の線路に隣接する施設で、5日、変圧器の保守作業をしていたアムトラック作業員1人が死亡、2人が負傷した。同日付CBSニューヨークが伝えた。

死亡した作業員の身元は発表されていないが、作業員は電力線に接触した後に死亡したとみられている。アムトラックの施設では午前11時ごろ、隣の建物で働く従業員らが爆発を感じたと話していた。

NYPDのテレス・モナハン警察長は、「変圧器の電源を落とさず、作業員が電線に接触したため死亡した」と発表。爆発が起こった場所の近くにいた2人の作業員も負傷したが、生命に別状はない。

この事故によりアムトラックは、ニューヨーク〜ボストン間、ニューヨーク〜ニューヘブン間の北東回廊線を一時運行停止。運行再開を待つ乗客が、ペン駅で足止めされた。

アムトラックの幹部は、深い悲しみを表した声明を発表。事故の原因は発表しなかったが、原因究明の調査を約束した。


ブロンクス

2件の銃撃事件

指名手配犯を逮捕

ブロンクス区で起きた2件の銃撃事件に関連して指名手配されていた男が、4日、逮捕された。同日付PIX11が伝えた。

NYPDによると、デイン・リチャードソン容疑者(36)は、19歳の男性が死亡した先月の銃撃事件および、26歳の男性が死亡した8月の銃撃事件に関連して逮捕された。

先月17日の午後9時すぎ、同区サウンドビュー地区のランドールおよびローズデールアベニューの角で、男性2人が銃撃されたとの通報があった。NYPDは現場で、背中を撃たれたスティーブン・ブラウンさん(19)と、腕を撃たれて負傷したもう1人を発見。ブラウンさんは搬送先の病院で死亡した。

また8月18日午前4時前には、同区クラソンポイント地区のコモンウエルスアベニューで銃撃事件が起きたと通報があり、NYPDは現場でネスター・ベンチュラさん(26)を発見。ベンチュラさんは胸部を複数回撃たれており、搬送先の病院で死亡が確認された。


ロングアイランド

食べ放題で従業員脅迫
32歳の女を逮捕

食べ放題キャンペーンを実施していた外食チェーンのロングアイランド店で、カウンター内に入って食べ物を持ち帰ろうとした客が、強盗、脅迫、武器不法所持、規制薬物不法所持などの容疑で逮捕、起訴された。6日付ABC7ニューヨークが伝えた。

事件が起きたのは、「TGIフライデー」のナッソー郡マサペクア店。カウンター内に入ってきたスカイラー・ウィリアムズ被告(32)を、店の方針に反するとして同店の男性従業員が注意したところ、ウィリアムズ被告は立腹。アルコールの瓶を手にし、男性従業員を殴ろうとしたという。

その後、同被告がアルコールの瓶を持って店を去るのを男性従業員が止めようとしたが、同被告はナイフを取り出して、男性従業員を刺すと脅迫。別の女性1人と共に店を出た。

警察は現場に向かい、警察犬の力を借りて、付近の住宅にいたウィリアムズ被告を発見。現場で、ナイフと持ち去られたアルコールの瓶の他、オピオイド系鎮痛剤数錠を押収した。


ブロンクス

入浴中に床が崩壊
父親と娘は無事

ブロンクス区クレストンアベニューのアパートで8日、父親が4歳の娘を入浴させようとしていたところ、浴室の床全面が崩壊。娘が浴槽に取り残されて、動けなくなる事故があった。9日付NBCニューヨークが伝えた。

崩壊後の浴室に残されたのは、浴槽と洗面台、便器だけだった。家族が携帯電話で撮影した動画は、ホゼ・ピラルテさんが、地下室の壁と浴室床のがれきの間に挟まれた様子を映している。ピラルテさんの妻は、浴槽に残された娘に声をかけて、励ましたという。

娘にけがはなく、ピラルテさんも背中と膝にかすり傷とあざを負ったが、軽傷とみられている。

ニューヨーク市建築局は、ピラルテさん一家に避難命令を出し、赤十字が避難所探しを手伝った。また同局は、このアパートの家主に対して、ビルのメンテナンスを怠ったとして違反を通告した。

アパートの他の住人は地元メディアに対して、自宅浴室の天井に大きな穴が空いている写真を示し、同様の事故が再発する懸念を訴えた。


ブルックリン

マフィアの幹部ら逮捕
恐喝と闇金融の容疑

米連邦検察当局は5日、ニューヨーク市のマフィア「ガンビーノ・ファミリー」の幹部アンドリュー・カンポス容疑者(50)および同組織のメンバーとされる11人を、恐喝と無認可貸金業(闇金融)の容疑で逮捕したと発表した。同日、ブルックリン区にあるニューヨーク東部地区連邦地方裁判所で罪状認否が行われた。同日付パッチが伝えた。

検察によると、カンポス容疑者を含む容疑者4人は、数十万ドルを脅し取りった、またはリベートとして受け取り、「CWCコントラクティング」という建設会社を通じて資金洗浄を行っていたとされる。さらに容疑者の1人は3月、カンポス容疑者に少なくとも10万ドルの借金がある人物に対し、「歯をへし折る」と脅したという。

カンポス容疑者とそのパートナーのリチャード・マルティノ容疑者(60)が、連邦刑務所で服役する可能性に面しているのは今回が初めてではない。両容疑者は2005年にも、風俗産業業界関係者を対象とした不正取引で有罪となっている。


ブルックリン

電車間落下で死亡
泥酔が原因か

ブルックリン区の地下鉄駅で8日深夜、女性2人が二つの車両の間から線路に落下して電車にひかれ、1人が死亡、1人が負傷した。9日付ゴッサミストが伝えた。

NYPDによると、事故が起きたのは同区イーストニューヨークのブロードウェージャンクション駅。意識不明な23歳の女性と、意識のある24歳の女性が南行きAトレインの下で発見された。23歳の女性は現場で死亡を宣告された。24歳の女性は病院に搬送され、状態は安定しているという。

目撃者は、「女性らは腕を組み、ホームの端を歩いていて明らかに酩酊(めいてい)していた。1人がよろけて二つの車両の間に落ち、もう1人がそれを助けようとしたが失敗して、2人とも線路に落ちた」と話した。

乗客らは、発車しないよう乗務員に知らせようとしたが、乗務員らは気付かなかった。MTAの内部調査によると、車掌が発車してまもなく緊急ブレーキを作動させたが、間に合わなかったという。


オールバニ

インフルエンザ感染拡大
州保健局が予防接種呼び掛け

ニューヨーク州保健局は5日、インフルエンザがまん延し始めたことを受け、予防接種を受けるよう、市民に呼び掛けている。同日付CBSニューヨークが伝えた。

同局は、ニューヨーク州内でインフルエンザが広まっていると発表。州内の42郡とニューヨーク市全ての区でインフルエンザの症例が確認されている。報告では、今シーズンはすでにおよそ700人が入院しており、インフルエンザに関連した乳児の死亡が一件発生している。

同局は声明で、「ニューヨークでは過去3シーズンにわたり、インフルエンザ関連で20人の小児が死亡、また、シーズンごとに平均1万8352人が入院している。インフルエンザは主に10月から5月のシーズンに発生する」と発表した。

同局は、生後6カ月以上の全ての人に、インフルエンザの予防接種を受けることを推奨している。


マンハッタン

市長が訴訟を非難
ホームレス移住先問題

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は3日、ホームレスの移住先を巡り、ニュージャージー州ニューアーク市が起こした、連邦訴訟を非難した。同日付amニューヨークが伝えた。

ニューアーク市は2日、デブラシオ市政の「スペシャル・ワンタイム・アシスタンス・プログラム」の停止を求め、同市政を訴えた。訴訟では1年分の家賃を前払いする同プログラムが、多くのホームレスをひきつけ、劣悪な生活環境へと引き込むと主張。

一方、デブラシオ市長は、「同プログラムは、人々が路上や避難所よりも、良い生活が送れるように手助けするものだ」と述べ、訴えを退けた。また、ニューヨーク市内では同プログラムのバウチャーを受け取る家主が不足し、ニューアーク市などの都市が唯一の選択肢となったことを説明した。

市の福祉団体「コーリション・フォー・ザ・ホームレス」のジゼル・ルティエ政策部長は、「両市政の議論を批判し、ホームレス家族や低所得者が利用できる手ごろな価格の住宅を充分に提供するべきだ」と意見を述べた。


ニュージャージー

筆記体教育を小学校で
州議員が法案を発表

ニュージャージー州で、小学校三年生課程を終えるまでに筆記体の読み書きの授業を義務付ける法案を、同州議会議員が提案した。4日付FOX5が伝えた。

法案の導入に際し、同州のアンジェラ・マックナイト議員は、筆記体の学習が運動能力と識字能力の向上に役立つという研究を引用している。

同議員は、「実際に私たちが住む世界は、ますますテクノロジーに依存するようになりましたが、筆記体の読み書きを学ばなければ、学生は文書のスクリプトフォントの読み方や、小切手の裏書に署名する方法をどうやって知るのでしょうか?」と記者会見で訴えかけた。同法案を通じて、ニュージャージー州の全ての学生が大人になるときに「この貴重な能力が備わっていることを保証する」としている。

筆記体の学習は、2010年に教育要件から削除された。現在、多くの学校が、カリキュラムに筆記体を含めないことを選択している。

同法案は現在、議会教育委員会で検討中。


ブルックリン

バスキア仕様腕時計
地元ブランドが発表

ブルックリン区発の高級時計ブランド「DAEM(デイム)」が、同区で生まれ育ったアーティスト、故ジャン・ミシェル=バスキアの財団とコラボレーションした腕時計3種を発売した。5日付NBCニューヨークが伝えた。

時計の文字盤やバンド、裏ぶた、ケースなどに、「ウォーリアー」「スカル」「ナウズ・ザ・タイム」など、バスキアの計4作品があしらわれている。コラボ時計は同ブランドのウェブサイトの他、マンハッタン区イーストビレッジのブラント財団や、ブルックリン美術館などでも購入が可能。


マンハッタン

1000人が屋外で就寝
ホームレス支援イベント

7日夜、マンハッタン区タイムズスクエアでホームレスの自立支援イベントが行われ、1000人以上が集まった。同日付PIX11が伝えた。

屋外で一晩寝ることでホームレスの人々の現状を体験し、支援金を募るイベント「ワールズ・ビッグ・スリープアウト」の一環として、7日、世界50カ所で同時に行われた。

マンハッタン区の気温はセ氏零度以下に下がったが、参加者の1人は「ホームレスの人々が毎日体験していることだ。私にも何とかできると思う。一晩はなんでもない」と語った。

俳優のウィル・スミスさんも参加し、参加者に向けてスピーチを行った他、スポーツ洋品店チェーン「モデルズ」のミッチ・モデルCEO、「ウエイト・ウォッチャーズ」のミンディ・グロスマンCEOらも参加し、寝袋1500袋を参加者に配布した。

同イベントで集められた寄付金は、ロビンフッド財団やホームレス連合など、ホームレスの自立を支援する団体に贈られる。

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