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マンハッタン

警官は500人増員
市長が新プログラムを発表

感謝祭が迫った先月26日、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、ホームレス支援サービスの拡大を発表した。同日付amニューヨークが伝えた。

ホームレスのシェルター収容を目的とした市の機関「アウトリーチNYC」の新プログラムにより、シェルターに未収容のホームレスの家族や友人が、市の緊急ダイヤル311に報告できるようになった。

家族や友人が希望した場合は、311を通して、市ホームレスサービス局と連携することも可能。同局は、ホームレスの更正や自立の手段を決定し、そのために必要な情報を家族や友人から得る。

さらに、市は今月のホリデーシーズンの間、ホームレスの家族や友人が市に助けを求めるよう訴えるソ、ーシャルメディア広告キャンペーンを展開することを発表した。


マンハッタン

感謝祭パレード無事終了
バルーン強風に耐える

マンハッタン区で先月28日、強風予報の中、数百万人の観客に見守られ、第93回メイシーズ・サンクスギビング・パレードが無事終了した。同日付ニューストゥデイが伝えた。

ニューヨーク市は、毎時23マイルを超える風が持続する、または突風が毎時34マイルを超える場合、巨大バルーンがパレードに参加することを禁じている。NYPDは午前8時前、ツイッターでバルーンの参加を告げ、アッパーウェストからヘラルドスクエアまで、2・5マイルのパレードが実施された。

およそ100年前に始まった同パレードだが、市当局者によると、強風のために巨大バルーンなしでの開催を迫られたのは、今回で二度目だという。

またNYPDは、今年のパレードに関連した逮捕者はなかったと発表した。


マンハッタン

MTA職員に暴行
瓶投げや殴打で顔面負傷

マンハッタン区ハーレムで先月29日、MTA職員に対する暴行事件が2件発生し、同職員3人が負傷した。同30日付ABC7ニューヨークが伝えた。

先月29日、同区136ストリートとブロードウェーで、黒のフォードを運転していた男がバス運転手と口論になった。男は車から降りて、バス運転手側の窓に向かって、ガラス瓶を投げつけ立ち去った。バス運転手側の窓が割れ、運転手は耳と鼻に傷を負い、非番のバス運転手も左耳を負傷したという。

また同日午後1時前には、セント・ニコラス・アベニューにある125ストリート駅で、駅に入ってきた地下鉄車両から顔を出した車掌が殴られ、顔がはれ上がった。

MTAは、「職員に対する理不尽な暴行は、非難されるべき行為だ。NYPDと全面的に協力し、犯人が逮捕された場合には、最大限の起訴・懲役の対象となることを期待している」と述べた。

NYPDはこれらの事件について、容疑者を今月4日現在も捜索中。


ブルックリン

レストランで火災
消防士2人負傷

先月27日早朝、ブルックリン区クラウンハイツのレストラン「Fisherman’s Cove」で火災が発生し、消火活動中に消防士2人が負傷した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

FDNYによると、火災は午前4時25分ごろ、同区イースタンパークウェーに面した3階建てビルの、1階に入居しているレストランで発生した。12の消防隊と60人の消防士が消火活動を開始、約1時間半後には鎮火した。その際、消防士の1人が軽傷を負い、もう1人が重傷を負った。消防士2人は、キングスカウンティー病院に搬送された。命に別状はない。

建物は3階建の造り。1階にレストラン、上層階はアパートとなっていて、上層階は火災の影響を受けなかった。火災の原因は不明で、今月4日現在調査中。


ニュージャージー

電動スクーターで事故死
市議会が契約取り消しへ

ニュージャージー州ユニオン郡エリザベス市で先月26日、電動キックスクーターに乗った十代の少年が死亡した事故を受け、レンタル・スクーターを運営する「ライム社」との契約取り消しを市議会が満場一致で決定した。27日付NBCニューヨークが伝えた。

先月20日、ネルソン・ミランダ・ゴメスくん(16)が、電動キックスクーターに乗り交差点を直進していたところ、右折してきたレッカー車に巻き込まれ死亡した。この事故を受けて、地域住民からは、同市が合意した電動キックスクーターのレンタルを見直す声が上がった。

同市議会が同プログラムに合意したのは、約1カ月前。同社は声明で、「サービスの取り消しではなく一時停止を求め、同市と協力したシステム改善を望んでいる」と述べた。しかし議員らは、電動スクーターと道路を共有する準備ができていないと明言。ウィリアム・ガルマン市議会議長は、「将来、電動キックスクーターが車やバイク、電車や飛行機のように、われわれの生活の一部になる日が来るだろう」と述べた。


クイーンズ

空港労働者らがスト
60人を逮捕

先月26日、アメリカン航空が運航しているJFK国際空港のターミナル8周辺で、同社に機内食や飲料を提供するケータリング会社の労働者や支援者が座り込み、ストライキを敢行。少なくとも60人が逮捕された。同日付CBSニューヨークが伝えた。

賃金の値上げと福祉の充実を求める抗議は、今年7月に始まった。労働者らは、全米で最低15ドル以上の賃金、そして5人に1人しか健康保険に加入できていない現状の改善を求めている。

労働者側は、航空会社が記録的な利益を上げており、その一部を従業員に分配するべきだと主張。全米の17の主要空港で、航空会社とそのケータリング会社に対して同様の抗議を行っている。

一方、アメリカン航空は、下請け会社への支払いを増やすとコストが増加すると主張。同社は、抗議しているのはケータリング会社が雇用する労働者だと強調し、「ケータリング会社と労働組合『ユナイト・ヒア』が、給与と福利厚生を向上させる、新たな全国協定を交渉することを確信している」と声明で述べた。


ブルックリン

1日で車30台が破損
タイヤ切りつけ犯を捜索中

ブルックリン区ベイリッジで16日夜から17日朝にかけて、少なくとも31台の車のタイヤが切りつけられた。17日付NBCニューヨークが伝えた。

17日朝、起床した住民らは、同地区ショアロードの72ストリートからマッケイプレースに駐車していた自家用車のタイヤが切りつけられていることを発見した。NYPDが同日午後、多くの時間を捜査に費やしたが、捜査の進展はなかった。

NYPDによると、意図的に車が傷つけられることは同地区では珍しくなく、10月から今月17日までの間に、車体の破損、またはタイヤを切りつける事件が35件も発生した。

タイヤを切りつけられた住民の1人は、「なぜタイヤを切りつけて回るのか、全く理解できない。正気の人なら誰もそんなことはしない」と、地元メディアに悲しげに語った。

NYPDによると、犯人の目星は付いておらず、事件に関する情報があれば、警察に連絡するよう、市民に訴えた。


ロングアイランド

猫虐待で男を逮捕
縛ってダストシュートに

ロングアイランドのナッソー郡で、猫数匹を虐待した男が、先月26日、加重動物虐待の容疑で逮捕、起訴された。27日付NBCニューヨークが伝えた。

同郡ミネオラ在住のジャスティン・ビスコンティー被告(37)は、子猫を含む猫数匹をダクトテープで縛ってから、同被告が住む同郡リンカーンアベニューのアパート「ポーター・リージェンシー」のダストシュートに投げ入れたとされる。

同被告によって投げ込まれたとみられる猫たちは、同被告が逮捕されるまでの約6週間の間に、アパート管理人や住民によって発見された。

警察によると、ダクトテープで縛られた猫は、鈍器で殴られたような外傷があり、段ボール箱に入れられてからシュートに投げ込まれたとみられている。

投げ込まれた猫の生死は、今月4日現在、不明のまま。

警察は同被告を、動物に対する四つの残虐行為で起訴。同被告は木曜日、同郡ヘンプステッドの第1地方裁判所で逮捕された。


マンハッタン

新図書館を起訴
建物が障がい者法違反か

クイーンズ区ロングアイランドシティーで2カ月前に新設された、クイーンズ公共図書館「ハンターズポイント分館」が、障がいを持つ訪問者のアクセスが制限されているとして起訴された。先月28日付フォックス5が伝えた。

同地区に住むターニャ・ジャクソンさん、およびセンター・フォー・インデペンデンス・オブ・ザ・ディスエイブルド・ニューヨーク(CID-NY)は、図書館の建物がアメリカ障がい者法(ADA)に違反しているとして訴えた。

ブルックリン連邦裁判所に提出された訴状によると、同図書館は階段でしかアクセスできない階が三つある他、読書室と会議室には大きな段差があり、屋上のテラスも階段でしかアクセスできないという。

同図書館は「障がいを持つ利用者を含め、すべての人に開かれることが目標。この問題を深刻に受け止めている」と声明で述べた。


マンハッタン

聖職者による虐待
支払い40億ドル越え

全米各地でカトリック教会の聖職者による、性的虐待を巡る訴訟の波が新たに起きている。2日付NBCニューヨークが伝えた。

過去2年内にニューヨークとニュージャージーを含む15州で、性的虐待に対する出訴期限を延長または保留する措置が実施された。ニューヨーク、ニュージャージー、カリフォルニアの3州だけでも、カトリック教会に対する新規訴訟は合計5000件を突破。賠償総額は、40億ドルを超える可能性があるとみられている。

ニューヨーク州では今年夏、性的虐待に対する時効を1年間停止する措置を施行。現在までに、1000件以上の性的虐待関連の訴訟が起こされている。

カトリック教会は、年月を経た容疑に対する弁護の困難さを懸念しており、破産申告や犠牲者補償基金の設置、手持ち不動産の活用などの手段による教会存続を検討している。


マンハッタン

NYPD新本部長就任
式典に市長も参加

先月末で退職したジェームズ・オニールNYPD本部長(62)の後任として1日、ダーモット・シェイ刑事部長(50)が第44代本部長に正式に就任した。同日付PIX11が伝えた。

1日午前零時すぎに就任宣誓が行われ、翌2日には、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長が参加して就任式が行われた。シェイ氏は、1991年にブロンクス区で巡査になり、犯罪統計の専門家として注目されるようになった。

市長はシェイ氏について、「ニューヨーク市が見てきた中で「最も準備万端」なNYPD新本部長だ」と述べた。

シェイ新本部長は、保釈金を巡る改革や逮捕者数減少を求める圧力、約3万6000人のNYPD警察官の中の異論などと早速取り組まなければならない。

オニール前本部長は36年間NYPDに勤務し、最後の3年間に本部長を務めた。2日にはすでに、次の就職先であるクレジットカード大手のビザで、国際セキュリティー責任者として働き始めた。


ブルックリン

地下鉄でディナー
乗客が感謝祭を楽しむ

感謝祭が間近に迫った先月24日夜、ブルックリン区方面に向かう地下鉄Lラインの車内で、一足早い感謝祭のご馳走が乗客にふるまわれた。同25日付ニューヨーク・ポストが伝えた。

このディナーを企画したのは、地元コメディアン、ジョデル・ルイスさん。準備には数カ月かかったと言い、ブルックリン区に行く際、同路線の工事のために20分待たされた乗客たちがいら立っていたことから、おなかをすかせた乗客らを支援するアイデアを思いついたという。

MTA広報担当は、「乗客が楽しんでいるのはうれしく思うが、MTA職員は地下鉄の清掃と迅速な運行に力を尽くしていることを忘れないでほしい」と述べた。


マンハッタン

閉鎖した映画館が復活
ネットフリックス作品を上映

マンハッタン区ミッドタウンの歴史ある独立系映画館で、8月末に賃貸契約切れのため閉館した「パリス・シアター」が、ネットフリックス作品上映館として復活することが先月25日に発表された。同日付ゴッサミストが伝えた。

同館はプラザホテル裏で1948年に創業し、ニューヨーク市内で唯一残ったシングルスクリーン(スクリーンが一つだけ)の映画館だった。

ネットフリックスは10月に入ってから、女優のスカーレット・ヨハンソンらが主演するオリジナル映画作品「マリッジ・ストーリー」を同館で公開する、試験上映を行っていた。同社は試験上映が成功したとし、同劇場は同社と賃貸契約を交わした。今後、同社や他社製作の作品上映や、イベントのために使用される。

ネットフリックスは、有名監督や俳優を起用して精力的に映画製作を行っているが、アカデミー賞エントリーの対象となる要件としての劇場公開期間が、大手映画館チェーンの希望する期間よりも短く、上映館探しに苦心していた。

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