ニュースダイジェスト 

1週間のNY近郊の話題をチェック


マンハッタン

MTAの人員削減
警官は500人増員

MTAは、2700人の職員の人員削減を含む、今後4年間の資金計画を発表した。15日付ゴッサミストが伝えた。

来年1月から、解雇および退職などによる自然欠員を補充しないことで人員削減を実施していく。渋滞税導入についての法案通過の交換条件の一つで、渋滞税導入により、MTAは今後4年間で16億ドルを節約できる見込み。

今年7月から11月にかけてのMTAの乗客数は増加し、2億5300万ドルの収入増となった。しかし、同資金計画は整備人員の削減も予定しており、サービスが再び悪化し、乗客数がまた減少するのではないかと懸念されている。

また、テロ対策や憎悪犯罪・MTA職員への暴行の増加に伴い、500人のMTA警官を新たに雇用する。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事の提案に従ったもので、雇用費用は今後5年間で2億4900万ドル。

市内と地下鉄内での犯罪が減少している中での警官増員に対し、日に800万の乗客サービスを優先させ、その分の予算を遅延改善に充てるべきだとの批判が生じている。


オールバニ

子供の指紋記録を保持
NYPDが違法分を破棄

「リーガル・エイド・ソサエティー」は13日、NYPDが違法に保持していた未成年の指紋記録を破棄したことを確認した。同日付パッチが伝えた。

ニューヨーク州家庭裁判所法では、未成年の指紋は特定の状況下でのみ採取することができ、警察は州に記録を引き渡した後、破棄しなければならない。ニューヨーク市検察局が2014年に、未成年が指紋に基づいて逮捕されたのを認めたことから、同団体はデータバンクの有無の調査を開始した。

同団体によると、NYPDは犯罪歴の有無に関わらず、数万人の未成年の指紋を保管していた。NYPDはデータバンクの存在を否定したが、同団体とのやりとりの中で、自動指紋識別システムに未成年の指紋を保管していることを、うっかり認めたという。


ブルックリン

反ユダヤで卵投げつけ
18歳男を逮捕

NYPDは14日、ブルックリン区ボローパークで起きた複数の反ユダヤ主義的犯罪に関連して、18歳の男を逮捕したと発表した。同日付PIX11が伝えた。

NYPDは、モヒブ・ホク容疑者を、暴行、悪質な嫌がらせ、無謀な危険行為を含むヘイトクライム(憎悪犯罪)などの容疑で逮捕。同容疑者は、ボローパークで女性がいる方向に向かって卵を投げつけたとされた他、その後、9日午後6時過ぎに、同地区のサンス・シナゴーグ内で卵を投げつけた。

NYPDは、ユダヤ系の市民監視団体「ショムリム」がツイッターに投稿した監視映像をもとに、反ユダヤ主義的犯罪の可能性がある、別の事件についても捜査を行っている。

市内では反ユダヤ主義的犯罪が増加している。NYPDは9月、今年に入って市内で報告されたヘイトクライムの半数以上が、反ユダヤ主義的だったと発表した。その大半は器物や公共物の破損だが、市内の反ユダヤ主義的ヘイトクライムは、昨年比で63%増加したという。


ブロンクス

バイクが警官取り囲み
NYPD軽視が顕著

日午後、ブロンクス区ハンツポイントのガソリンスタンドで、バイカーの一団がNYPD警官1人に迷惑行為を行い、バイカーの1人である20歳の男が無謀運転、無謀な危険行為および治安びん乱行為などの容疑で逮捕された。14日付CBSニューヨークが伝えた。

新たに公開された映像によると、不規則な運転をしていたバイカーの一団に警官が近付こうとしたところ、オフロードのバイクや四輪車複数が、警官とパトカーを丸く取り囲んで走り出した。

警官は「危険な状況」に置かれ、バイカーらは警官を嘲笑しているように見えたという。警官はテーザーを取り出したが使用せず、やがて応援の警官らが到着すると、バイカーらは逃走した。

ニューヨーク市内では、警官に対する軽視を示す事件が増えている。ハロウィーンの先月31日、ブルックリン区ブラウンズビルでは、警察車両が故意にごみで覆われ、警官らが清掃に追われた。今年の夏には、警官が水を掛けられる事件が複数回発生した。


マンハッタン

ハーレムでひき逃げ
犯人を捜索中

マンハッタン区ハーレムで9日、男性と子供がひき逃げされ、NYPDは監視映像を公開して犯人を捜索している。14日付FOX5ニューヨークが伝えた。

32歳の男性が8歳の息子と、西112ストリートの歩道を歩いていたところ、白のBMWが縁石を越えて父子に激突。公開された映像には、衝突の衝撃で父子が住宅の門を超え、入り口の階段まで飛ばされた様子が写されていた。

BMWのドライバーは車を後退させ、同乗者と共に階段に駆け付けたが、ドライバーは被害者男性の顔を刃物で斬りつけてから、同乗者と共に車で立ち去った。警察は、ひき逃げは被害者の男性を特定して行ったと見ている。

警察によると、被害者の父子はけがを負い、付近の病院で治療を受け、回復する見込み。ひき逃げ犯はギャングの可能性があり、情報提供を市民に求め、連絡するよう訴えた。


ブロンクス

911に偽電話で女逮捕
24000件以上かける

ブロンクス区ウェイクフィールドで8日、6月以降に2万4200件を超える偽の911コールをかけていた女が逮捕された。13日付けデイリーニュースが伝えた。

警察は、偽の通報に使われた未登録のプリペイド携帯を追跡し、ヨギタ・ペルサウド被告(38)を逮捕。同被告が行った通報のほとんどは火災と警察の緊急事態に関するもので、中には「強盗に今襲われている」というものもあった。同被告は平均1日100件ほどの911コールをかけていたという。

同被告は、逮捕当日も200件以上の偽通報を行い、午後2時ごろに「火災が発生した」と通報。オペレーターが偽の通報は法律に反していることを諭すと、同被告は「NYPDとFDNYが陰謀を企てている」と主張。警察が同容疑者の自宅ドア越しに偽の通報について尋ねているときも、911に通報を続けていた。

警察は同被告を、虚偽の通報、加重ハラスメント、公務執行妨害などの罪で起訴。ブロンクス刑事裁判所は16日、同被告を保釈金なしで釈放した。


ブルックリン

1日で車30台が破損
タイヤ切りつけ犯を捜索中

ブルックリン区ベイリッジで16日夜から17日朝にかけて、少なくとも31台の車のタイヤが切りつけられた。17日付NBCニューヨークが伝えた。

17日朝、起床した住民らは、同地区ショアロードの72ストリートからマッケイプレースに駐車していた自家用車のタイヤが切りつけられていることを発見した。NYPDが同日午後、多くの時間を捜査に費やしたが、捜査の進展はなかった。

NYPDによると、意図的に車が傷つけられることは同地区では珍しくなく、10月から今月17日までの間に、車体の破損、またはタイヤを切りつける事件が35件も発生した。

タイヤを切りつけられた住民の1人は、「なぜタイヤを切りつけて回るのか、全く理解できない。正気の人なら誰もそんなことはしない」と、地元メディアに悲しげに語った。

NYPDによると、犯人の目星は付いておらず、事件に関する情報があれば、警察に連絡するよう、市民に訴えた。


ニュージャージー

コヨーテの襲撃
ラトガース大学が警告

14日早朝、ニュージャージー州ミドルセックス郡のラトガース大学付近の小道を歩いていた男性が、コヨーテにかまれた。同校はコヨーテなどの野生動物に注意するよう生徒に呼び掛けた。15日付ABC7ニューヨークが伝えた。

かまれた男性は同校関係者で、同校ピスカタウェーキャンパス付近のアベニューEを歩いていたところ、木から飛び出してきたコヨーテにかまれたと語った。けがは重くなく、病院で治療を受け、帰宅した。

同校に駐在する警察は付近の巡回を強化し、要請に応じて生徒および教職員に対する護送を行うと発表。さらに、野生または野良動物との接触を避け、もしそれらの動物にかまれた、または引っかかれた場合は、直ちに治療を受けるよう呼び掛けた。

同警察は、危険な動物が動かない場合、周囲の人に知らせて避難する、大きな音を出す、動物に背中を見せないなど、警告している。


マンハッタン

B&Hを州が提訴
数百万ドルの税金未払い

ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は14日、マンハッタン区に店舗を持つ、米最大の写真・ビデオ機器販売業者の「B&Hフォト・エレクトロニクス」を、数百万万ドルの売上税が未払いだとして、州高位裁判所に提訴した。

同司法長官によると、同社は2006年から17年までの13年間にわたり、顧客への「インスタント・リベート」割引の一環として、製造業者から受け取った償還金6700万ドルに対する税金を、少なくとも700万ドル支払っていなかった。州検察当局は同社に対して、計数千万ドルの損害賠償、利子および制裁金を求める構えという。

同社は声明を発表し、「50年来、輝かしい評判と共に営業を続けてきており、州司法長官の提訴は不当。州の住民により多くを払わせるため、割引に対する税金を作り出そうとしている」と述べた。


クイーンズ

ホテルにスケート場
期間限定オープン

JFK国際空港のTWAフライトセンターが、季節限定のアイススケートリンクをオープンする。14日付ゴッサミストが伝えた。

およそ229平方メートルのスケートリンクは、TWAホテルがカクテルラウンジとして転用した、ロッキード社の1958年製飛行機コニーの滑走路に設置される。

TWAホテルを所有するMCR/モールス開発のタイラー・モールス代表は、「普通、空港で凍結というのはいいニュースではありませんが、この場合はJFK空港の凍った滑走路で、わくわくすることができます。私たちは、クイーンズにロックフェラーセンターを提供します」と語った。

オープンは11月30日(土)に予定され、コニーの歴史にちなんだショーが開催される。営業は、来年2月末まで。入場料は大人15ドル、12歳未満は10ドル。スケート靴は10ドルでレンタル可能。営業時間は、月曜日から木曜日が午後4時から9時まで、金曜日は午後4時から10時、土曜日と日曜日は午前10時から午後10時まで。


ロングアイランド

氷点下に警官が犬救出
飼い主現れず捜査中

気温がセ氏零下4度ほどに下がった12日の夜11時ごろ、ロングアイランドのサフォーク郡で、檻に入れられたまま放置されていた犬6匹を警察が救出した。13日付CBSニューヨークが伝えた。

同郡マナービルの農場の端で、寒さに震え鳴いている犬6匹を通行人が発見し、地元の動物保護団体に連絡した。同団体は警察に通報し、ビーグルとブラッドハウンド計6匹が救出された。檻の中の飲み水は凍っており、犬たちは低体温に苦しんでいたという。

犬たちは動物病院で手当てを受けた後、シェルターに搬送。譲渡が可能かどうか分かるまで、暖かい場所で食事を与えられる。

犬の飼い主は現れておらず、捜査が続いている。気温がセ氏零度以下または32度以上を超えた場合、犬を屋外につないだり、囲いの中に閉じ込めておくことは違法であり、罰金または懲役が科せられる可能性がある。警察は、本件を含む全ての動物虐待または危険な状態にある動物についての情報提供を市民に呼び掛けている。


オールバニ

たばこは21歳以上
購入年齢を引き上げ

ニューヨーク州は13日、たばこおよび電子たばこの購入年齢を、18歳から21歳に引き上げた。同日付amニューヨークが伝えた。

アンドリュー・クオモ州知事は、「中毒性のあるたばこや電子たばこを若者が入手することを防止するための措置」と述べた。

同知事は9月、フレーバー付き電子たばこの販売禁止措置を発表。10代の若者たちの間に広がる電子たばこの使用と、全米での肺疾患が増加していることに対する懸念措置として、先月4日から施行される予定だった。しかし、この措置は20日現在、州裁判所によって、実施が阻止されている。


ブロンクス

スタジアムで支援活動
ホームレスの若者のため

ブロンクス区のヤンキースタジアムで14日、ホームレスの若者を支援する慈善イベント「スリープ・アウト」が開催され、数百人が寝袋や段ボールのベッドで一夜を過ごした。同日付PIX11が伝えた。

同イベントは、家出やホームレスの子どもの保護を行う非営利団体「コヴナント・ハウス」が主催。同団体によると、全米で今年400万人以上の若者がホームレスを経験し、うち3万3000人以上がニューヨーク市の若者だった。

同イベントは今年で9回目となるが、ヤンキースタジアムで開催されるのは今回が初めてだった。同団体は今月、およそ1000万ドルの寄付を目標にかかげ、全米19カ所で「スリープ・アウト」を開催する。ヤンキースタジアムでは、およそ100万ドルの支援が予想される。

一方、ビル・デブラシオ市長は、1万8000人の公務員を対象にホームレスを特定し報告する、社会支援トレーニングの実施および支援スタッフとして550人以上を新しく雇用すると発表した。

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