ニュースダイジェスト 

1週間のNY近郊の話題をチェック


ブロンクス

警官ら強制捜査で入院
危険薬物にさらされる

ブロンクス区で7日午後8時ごろ、NYPDの警官数人が麻薬の強制捜査中に危険薬物にさらされたが、その後、回復した。8日付CBSニューヨークが伝えた。

強制捜査は、同区モット・ヘイブンのウイリス・アベニューにあるアパートで行われ、警察は7人の身柄を拘束した。近所の住人によると、大きな音がして警察が突入。すると再び大きな音が響き、人々が運び出された。同アパートの住民には、一時的に避難命令が出された。

警官がさらされた薬物の特定は未だされていないが、おそらくフェンタニールかヘロインだという。警官5人は一晩入院したが、すでに退院。うち1人は薬物の副作用を訴えたが、他にけが人は出なかった。

35〜39歳の6人の男と1人の女が、無謀な危険行為と麻薬道具の違法使用の容疑で逮捕され、うち2人は逮捕時に抵抗したとして、公務執行妨害の容疑でも起訴された。当局によると、容疑者7人は連邦政府からも起訴される可能性があるという。


マンハッタン

夫が妻と娘を殺害後、自殺
離婚訴訟中の無理心中か

マンハッタン区ハーレムの警察は、夫が妻と娘を殺害した後に自殺したとみられる無理心中事件を捜査している。7日付ABC7ニューヨークが伝えた。

警察は6日午後9時すぎに、西121ストリートのアパートで一家の死体を発見。42歳の妻と5歳の娘は首に外傷を負っており、ナイフが現場で発見され、46歳の夫の死体も寝室で発見された。

警察によると、夫は妻と娘に対しての暴力行為の記録はないが、過去に、妻が脅迫的な行為と嫌がらせのため、夫に対して一時的な接近禁止命令を求めたが、命令は失効していた。

夫妻は離婚訴訟のため、6日に出廷する予定だったが現れず、妻の親戚が警察に連絡。近所や友人は、仲のいい家族に見えたと述べ、事件の衝撃を隠せないでいる。


スタテンアイランド

バス乗客が刃物で負傷
容疑者2人を逮捕

スタテンアイランドで7日午後、バスから降りようとした20代の男性が刃物で刺され負傷。警察は事件に関連して、容疑者2人を逮捕した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。

被害者の男性は午後12時45分ごろ、同区オールドタウンのハイラン・ブールバード交差点近くでバスを降りようとしたところだった。男性はスタテンアイランド大学病院に急送され、容態は安定していると伝えられている。

容疑者2人は徒歩で逃走を試みたが、警官多数とヘリコプターが動員され、一部道路は閉鎖して捜索が行われ、警察は迅速に身柄を拘束した。マイケル・ライトフット容疑者(30)とクリスティン・ライリー容疑者(28)は、暴行、武器の違法所持、脅迫容疑などで逮捕された。

目撃者の1人は、「被害者の男性が両容疑者と争っており、両容疑者は被害者をまず殴打した」と語った。

いずれの容疑者もナイフを所持しており、捜査当局は事件の動機の特定に努めている。


ブルックリン

早朝の倉庫で火災
消防士たち、炎と戦う

8日未明、ブルックリン区グリーンポイントの大規模な倉庫で火災が発生し、全焼した。負傷者は出なかった。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。

火災は同日午前2時半ごろ、バン・ダム・ストリートに面した木工所の倉庫で発生し、消防士と緊急医療班138人が現場に向かったという。

消防士たちは、倉庫の屋根が焼け落ち始め危険な状態になり、倉庫の外からの消火活動を強いられた。

FDNYは、「火勢が強く、屋根の状態が悪化したために倉庫内から撤退し、外部から防御的消火を行わなければならなかった」と述べた。

火災は数時間で鎮圧され、鎮圧後はドローンを使用して倉庫内部を監視したという。

FDNYは、例年よりはるかに低い気温と強風にもかかわらず、消火活動に影響はなかったと述べた。

隣接する店舗複数は、延焼を懸念して火災を見守った。一部の店舗は、水と煙による損害を受けた。

火災の原因については、現在も捜査中。


クイーンズ

スクールバス事故
横断中にひかれ死亡

クイーンズ区ミドルビレッジで6日朝、道路を横断中に、スクールバスにひかれた男性が病院で死亡した。同日付AMニューヨークが伝えた。

警察は同日午前8時37分、同区の67ドライブと73プレイスの交差点で、歩行者がバスにひかれたと通報を受け現場に駆けつけた。事故現場で警察は、全身に外傷を負い意識を失ったビン・ヌァン・チェンさん(83)を発見した。

初動捜査によると、妻と67ドライブの交差点を渡っていたチェンさんが、73プレイスを左折してきた女性運転手(56)が運転するスクールバスにひかれたことが判明。チェンさんはNYCヘルス+ホスピタルズ/エルムハーストに救急搬送され、病院で死亡が確認された。

目撃者は「窓の外を見るとドアを開けたままスクールバスが停車しており、女性が地面に横たわり叫んでいた。バスの運転手が怪我をしたのかと思ったが、彼女はバスの下敷きになった人を見たのでしょう」と話した。

事故は現在捜査中で、逮捕者は出ていない。


ブルックリン

NYPD薬物を押収
農家は麻と主張

NYPDは5日、多数の小包に分けられた48キロのマリファナを街頭で押収したが、それらが合法のヘンプ(麻)ではないかと疑問が生じている。6日付ABC7ニュースが伝えた。

コネチカット州ニューヘイブンのヘンプ畑では、今年最後の産業用ヘンプの収穫にいそしんでいる。1日夜、そうした畑を持つ農家の1軒が、48キロのヘンプ小包をフェデックスでブルックリン区に送った。同区で警察に通報があったと見られ、NYPDは直ちに小包を押収。買い手であるニューヨーク市のカンナビジオール(CBD)販売店の担当者を逮捕した。

NYPDは押収した大量の小包の写真をソーシャルメディアに投稿し、警官らの努力を称えた。しかし、農家側は出荷したヘンプは全て合法で、出荷手続きもルールに従っているとして返却を求めている。

ヘンプもマリファナもいずれもアサ科の植物だが、ヘンプは高揚感を与える大麻のTHC成分が非常に低い。押収された小包は1万7500ドル相当で、農家側は、「小包が販売できなければ今年は赤字になる」と訴えた。


ブロンクス

ライオンの囲い侵入の女
ついに警察が逮捕

先月28日、ブロンクス動物園でライオンの囲いに侵入した女が6日、NYPDに逮捕された。7日付パッチが伝えた。

ブルックリン区ブラウンズビルに住む、マヤ・オートリー被告(33)は先月28日、動物園の2頭のライオンやキリンに近づくため、囲いの中に侵入したとして二つの訴因による不法侵入罪で起訴された。

NYPDの広報担当者によると、同被告は自首するためにバークレイズ・センターへ行くとインスタグラムに投稿。その後、逮捕された。

同被告はライオンの囲いを越えて侵入し、ライオンに手を振るなどした姿をインスタグラムで共有。投稿内で、肉食獣に立ち向かうことを恐れないと書き、自らを「純血雌ライオン」と称した。

同動物園は同被告の行動を、「重大な障害や死を招きかねない不法侵入。囲いや規則は訪問者や従業員、そして動物の安全を保つために設けられている。侵入や囲いの乗り越えに関して厳しく対処する方針だ」と、声明で述べた。


ロングアイランド

生徒と保護者抗議
環境危惧を訴える

ロングアイランドのノースポート中学校で7日、学校の環境危惧を訴え一部の生徒と保護者らが病欠ストを行った。8日付フォックス5が伝えた。

同学校のK棟は、地下倉庫に有毒物質が保管されていることが判明し、2017年に一定期間閉鎖されていた。また、別の場所の汚水溜めには重金属が含まれていたと考えられている。保護者らはガンや流産など患った教師47人と学生18人がいると主張。

一方、学区ウェブサイトには独立機関などに依頼した環境問題の検査結果を掲載し、問題はなく学生と職員の安全は最優先事項であると主張している。

また同日夜には、およそ100人の保護者が教育委員会の会議に出席。同校で土壌試験を監督する委員会を設立する可能性について、学校長らと話し合ったという。


ニュージャージー

A型肝炎の症例が急増
州保健局が警告を発表

ニュージャージー州保健局は、A型肝炎の症例が昨年同時期に比べ、数百倍も報告されていると発表した。報告されたうち、6症例は重体だった。6日付ABC7が伝えた。

A型肝炎は、糞便や経口経路で感染するウィルス性感染症。同州では昨年67件の症例が報告されたが、今年は現在までに、500件以上が確認されている。

同州カムデンのバーチュア・アワー・レディー・オブ・ルーデス病院肝臓病センターのヒシャム・エルゲナイディ医学部長は、「今年は深刻な症例が多く、慢性肝疾患、C型肝炎、死亡肝疾患がA型肝炎に罹患した場合、肝不全を発症する可能性が多い」と話す。

サマセット郡サマービルでは、食料品店従業員がA型肝炎に罹患したことが確認され、10月末の2週間に同店で購入した顧客へ、デリ製品を全て捨て、食べた場合は予防接種を受けることを勧めた。


マンハッタン

来年のテーマは「時間」
METガラ新テーマ発表

マンハッタン区にあるメトロポリタン美術館で毎年5月4日に開催される、METガラの来年のテーマが「時間」になると発表した。8日付PIX11が伝えた。

同ガラには、毎年多くのセレブリティーがテーマに合わせたファッションで出席。来年、同館150周年記念行事の一環となる展覧会では、「時間について:ファッションと存続」と題し、同館が開館した1870年から今日に至るまでの160点もの女性のファッションを展示する。

「ルイ・ヴィトン」のニコラ・ジェスキエールと、女優のメリル・ストリープ、エマ・ストーンや劇作家で俳優のリン・マニュエル・ミランダ、米「ヴォーグ」のアナ・ウィンター編集長らが共同でホストを務める。

5月7日から開催される同展覧会では、イギリスの小説家ヴァージニア・ウルフの作品を通してファッションと時間の関係が考察され、映画「めぐりあう時間たち」の原作者として知られるアメリカの小説家マイケル・カニンガムの新たな短編小説も披露される。


ウェストチェスター

初の女性市長誕生
初立候補で初当選

5日、ニューヨーク州ウェストチェスター郡マウントバーノン市に、初の女性市長が誕生した。6日付PIX11が伝えた。

ショーイン・パターソン=ハワード氏(民主党)は、5日に行われた市長選挙で、他候補者に圧勝して、女性として初めて市長に選出された。

同氏は、ソーシャルワーカーとして働き始め、後に同州ヨンカーズ市でYMCAを運営するようになった。公職立候補は今回が初めてで、選挙運動では、市政における説明責任の拡大を求め、他候補者への攻撃ではなく、自身の政策に重点を当てた。就任は来年1月1日で、任期は4年間。

同氏は、地元メディアのインタビューに応え、「当初は市長に立候補するつもりはなかったが、全米で普通の女性が立ち上がるのを見て触発された」と語った。

同氏の一族は、同市と深いつながりがあり、同氏の祖父は1937年に、有色人種として初めて市庁舎に雇用された。


クイーンズ

野良猫に毒与える
犯人を捜索中

クイーンズ区アストリアで、毒殺された野良猫数匹が発見され、地元住人らは、野良猫に毒を与えた人物を探している。7日付PIX11が伝えた。

犯罪防止NPO団体の「ガーディアン・エンジェルス」によると、猫が発見されたのは同区ディトマーズ・ブールバードと37ストリート周辺。同団体はチラシを掲示し、地元住人への配布など情報提供を求めた。

同地区で野良猫に毒が与えられたのは、今回が初めてではなく、2014年クリスマス頃にも、不凍剤をまぶしたマグロが見つかり、その後数年間、同様の事件が起きたという。

猫に毒を与えることは重罪となり、有罪の場合、懲役5年または、5000ドルの罰金が課せられる。


マンハッタン

スコセッシ新作映画
ブロードウェーで公開

マーティン・スコセッシ監督の新作映画でネットフリックス配信の「アイリッシュマン」が、1日からマンハッタン区ミッドタウンのべラスコ劇場などで公開された。4日付ニューヨーク・タイムズが伝えた。

ブロードウェーにある、べラスコ劇場の100年以上にわたる歴史で初めての映画上映となった。その背景には、「アイリッシュマン」を制作したネットフリックスとAMCシアターズなど大手映画館チェーンとの対立がある。

ネットフリックスは27日から本作品を世界配信するが、映画館チェーン側は配信前に72日間以上の独占公開期間を設けたい考えで、双方が譲らず交渉は決裂。独立系映画館のみでの上映となった。

公開初日、同劇場には長い列ができ、劇場ロビーには作品の舞台となる60年代当時の電話ボックスや新聞スタンドが設置された。受話器を取ると、小さい画面に予告編が流れる他、スタンドにはアル・パチーノ演じる実在の人物の記事を掲載した新聞が置かれ、映画ファンを楽しませた。

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