ニュースダイジェスト 

1週間のNY近郊の話題をチェック


マンハッタン

大統領選から撤退表明
デブラシオ市長

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は20日朝、2020年の大統領選で民主党候補を選ぶ予備選からの撤退を表明した。同日付amニューヨークが伝えた。

同市長はMSNBCテレビに出演し、「大統領選選挙運動を終了し、ニューヨーク市長としての務めを続け、労働者のために主張を続けていく」と語った。

市長は5月に出馬表明し、収入格差是正などの政策を掲げて全米各地で選挙運動を行っていた。しかし幅広い支持を集めることができず、今月12日に行われた民主党候補者のテレビ討論会に参加するのに十分な、世論調査での支持者数および資金を集めることができなかった。

ニューヨーク市民の大半は、同市長の大統領選出馬を支持しておらず、17日に発表されたシエナ大学の世論調査では、ニューヨーク市の有権者で民主党支持者359人中、同市長を支持すると回答したのは1%未満だった。


ニュージャージー

列車と車が激突
父子が重傷、列車は運行停止

ニュージャージー州バーゲン郡ニューブリッジ・ランディング付近の線路で19日朝7時30分ごろ、ニュージャージートランジットの列車が乗用車と激突。乗用車に乗っていた父親と10代の息子が重傷を負った。同日付NBCニューヨークが伝えた。

衝突した列車は次の停止駅に備え徐行していた。負傷した父親と息子の命に別状はない見込みだが、乗用車は大破し、線路脇に横転。列車の乗客約400人にけがはなかった。

事故を受けて、パスカックバレー線のスプリングバレーとニューブリッジ・ランディング駅間が、同日午前中いっぱい両方向とも一時運行停止となり、アンダーソンストリートとセコーカス駅間で折り返し運転が行われた。運行再開後も、スケジュールに大きな遅れが見られた。


マンハッタン

中高生らがストライキ
温暖化の危機に抗議

国連総会に合わせて各国首脳らが参加する「気候変動サミット」を控えた20日、ニューヨーク市内の中高生らが学校を休み、地球温暖化対策を訴える抗議活動を行った。世界150カ国で数百万人が参加した「世界気候ストライキ」の一環。同日付ゴッサミストが伝えた。

デモ行進はローワーマンハッタンのフォーリースクエアからバッテリーパークまで、正午から行われた。ビル・デブラシオ市長は、生徒・学生が同抗議活動に参加するために欠席することを事前に認めており、市長もデモ行進に参加した。

温暖化対策を訴えるため「学校スト」を開始した、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが、午後5時30分にバッテリーパークで推定25万人の聴衆を前に、スピーチを行い、「私たちは変化の波です。団結すれば誰も止めることはできません。私たちは変化のために立ち上がり、気候変動に対して最も責任がある人々がその責任を取り、世界の指導者たちが行動するよう促します」と訴えた。


スタテンアイランド

DV現場で銃撃戦
男死亡、警官が負傷

スタテンアイランドのクリフトン地区で17日朝、家庭内暴力をふるった疑いのある男と、男を逮捕しようとした警官の間で銃撃戦が起き、女性警官1人が負傷、男は死亡した。同日付パッチが伝えた。

家庭内暴力の通報を受け、警官2人が出動したところ、通報者の女性と警官が、暴力をふるった疑いのある男を発見した。警官はパトカーに乗せた女性を離れた所で降ろした後、さらに2人の警官と合流し、男を逮捕しようと接近していった。

警官1人が男に電撃銃を発射したところ、男も銃を取り出し、警官に取り押さえられた後で2発撃った。警官1人が男に向けて3発を撃ち、男はその場で死亡、女性警官1人が手に銃弾を受けた。男は銃関連の犯罪で5年間服役していたという。

負傷した女性警官は、両親に連れられて子供のころに米国に移住、2016年に警官になった。ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長とジェームズ・オニールNYPD本部長は、女性警官の自己犠牲の精神を称賛し、アメリカンドリームの好例だと語った。


ブロンクス

父娘が線路に飛び込み
通勤客らが娘を救出

ブロンクス区で23日午前8時前、5歳の娘を道連れにして、走行中の電車の前に飛び込んだ男性が死亡した。娘は電車にひかれずに、かすり傷ですんだ。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。

事件が発生したのは同区ジェロームアベニューと西キングスブリッジロードで、NYPDによると、45歳の男性が娘の手を引いて南行きの4ラインに飛び込んだ。男性は死亡が確認されたが、娘は付近の病院に搬送され、手当てを受けた。助けようとして線路に飛び出したとみられる2人も手当てを受けた。

ラッシュ時のプラットホームにはたくさんの通勤客がおり、駅に近付いてくる電車の運転手に親子の存在を知らせようとしたが、間に合わなかったという。

娘は通勤客の手でプラットホームから救い出された。数人の通勤客らと救急隊員が、病院に搬送される前の少女をなぐさめようと努めた。

目撃者の話によると、男性は飛び込む前に妻に電話しており、落ち着いた様子だったという。


ニュージャージー

5歳少女が行方不明
いまだ見つからず

21日、ニュージャージー州南部ブリッジトン市で、今月16日から5歳の少女が行方不明になっていることを受けて、家族や地域住民、指導者が集い、少女の無事を祈った。22日付NBCニューヨークが伝えた。

ダルシー・マリア・アラベスちゃんは16日午後4時ごろ、同地区のブリッジトン・シティーパークで弟と遊んでいる姿を目撃されて以降、行方不明となっている。同公園にはアラベスちゃんが同日着用していたとされる黄色の服を身に付けた人々が集まり、ろうそくをともして無事に戻るよう祈りを捧げ、アラベスちゃんの家族に対する支援の意を表明した。

警察は、色白で細身の身長約167〜172センチの男が、同公園で遊んでいたアラベスちゃんを誘拐したと見なしている。地元および連邦政府当局者ら100人超が捜索を行ったにもかかわらず、アラベスちゃんの行方は25日現在、未だに分かっていない。

アラベスちゃんの発見に結びつく情報提供者に対する報酬は、20日に3万5000ドルに跳ね上がった。


オールバニー

プラ製品のホテル使用
州議会が禁止案提出

シャンプーなどを入れる使い捨てプラスチック製のミニボトルの使用を、州内全域のホテル客室で禁止する法案が、18日にニューヨーク州議会に提出された。同日付NBCニューヨークが伝えた。

同法案は、代替案として、壁に備え付けのディスペンサーや、複数回利用可能な大容量ボトルを使用し、使い捨ての場合は非プラスチック素材を使用するよう提案している。

同法案を提出したトッド・カミンスキー州上院議員(民主党)によると、ニューヨーク市内だけでも、推定で年間2700万個のシャンプーやコンディショナー、バスジェル用のミニボトルが使い捨てされているという。

ニューヨーク市ホテル協会などの業界団体は、同法案を支持しており、ホテル業界全体の環境保護支援の拡大を反映。ホテルチェーンの世界最大手となる「マリオット」は先月、使い捨てプラスチックミニボトルを2020年12月までに廃止すると発表した。他チェーンも同様の動きを発表している。


マンハッタン

交通標識に大量ガム
観光バスの乗客か

日、ローワーマンハッタンの市庁舎隣に設置されているバス専用レーンを示す標識が、ガムやステッカーで覆われる珍事が起きた。同日付CBSニューヨークが伝えた。

標識は、ブロードウェーとマレーストリート、そしてブロードウェーとバークレーストリートの2カ所の交差点にあり、高所に設置された標識の下を通る2階建ての観光バスの乗客が付けていったものとみられている。地元メディアが複数の観光バス会社に連絡したが、回答はなかった。

市運輸局は、市内で同様の事件は起きていないと述べた。ビル・デブラシオ市長は、「私は背が高く、2階建てバスからガムを標識につけることが可能だ。でも私はそうしない、ガムはかむための物だからだ」と呼び掛けた。

同局は、2週間以内にこれらの標識の付け替えを予定。費用は計1440ドルだという。


マンハッタン

イーストリバープール
設計案を提出

ニューヨーク市経済開発公社は18日、イーストリバーに浮かぶ自己浄水機能付きプールの設計案を11月1日まで募集していると発表した。同日付ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

同公社によると、プールはローワーマンハッタンの1カ所に設置される予定で、同地域住民の希望を取り入れての案。イーストリバーの水がかつてないほどに浄化されたことを受けて、プール設置の実現可能性を検討するに値すると判断された。

非営利団体「フレンズ・オブ+プール」は、開発業者や技術者、環境専門家らと協力して、プールの設計案に取り組んでおり、建設費用は2500万ドルを見積もっている。

環境専門家によると、市内の下水道は3日ごとにあふれており、プールが実現する可能性は、公害をいかに制御できるかにかかっているという。


マンハッタン

北端の修復計画発表
セントラルパーク

セントラルパーク管理委員会は18日、同園北端の修復についての最終計画を発表した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。

計画は、約4万4500平方メートルあるハーレムミア池の側に位置する、プールとスケートリンクの改修を含む。最近修復された小川のある谷間と、それを取り囲む森林がハーレムミア池と接続されるなど、大胆な設計の変更が行われる。

セントラルパーク管理委員会によると、この野心的な計画は、全てのニューヨーカーに安らぎを与えるという、同園の「当初の理想像かつ最重要の目的」に沿ったものだ。  同委員会のエリザベス・スミス会長は、同計画は「40年間に及ぶセントラルパーク改修努力の頂点となるもので、私たちはこの計画を非常に誇りに思っている」と語った。

同委員会の使命は、長期間の放置により荒廃した風景や施設の回復である。同園北端の改修は、ニューヨーク市と提携して行われる予定。


ブルックリン

ウーバー運転手抗議
ブルックリン橋で

ウーバーとリフトのドライバー数百人がブルックリン橋で17日朝、賃金と労働環境の変化についての抗議活動を行った。同日付CBSニューヨークが伝えた。

抗議活動は、ブルックリン区からマンハッタン区アッパーイーストサイドの市長官邸に至るFDRドライブでも行われ、その影響で、マンハッタン区の一部では渋滞が起きた。ドライバーたちは、「団結」などと書かれたプラカードを掲げ、最近行われたウーバーとリフトのアプリ変更により、生計を立てることがより困難になったと訴えた。

ウーバーとリフトの両社は最近、市タクシー・リムジン委員会が定めた渋滞緩和のための新規制を受けて、顧客の需要の少ない地区や時間に、ドライバーのアプリへのアクセスを制限するようになった。抗議活動に参加したドライバーらは、これにより、労働時間・場所を選択する自由が損なわれ、収入が減ったと訴えた。ドライバーの1人は、「毎朝6時に出勤し、帰りは深夜になるときもある、さもなければ生計が立たない」と語った。


マンハッタン

89歳女性宅に強盗
5000ドル被害

マンハッタン区イーストビレッジで14日正午前、89歳の女性の自宅に強盗が押し入り、現金5000ドルを奪い取った。19日付ABC7ニューヨークが伝えた。

強盗は、東10ストリートとアベニューDにある女性を自宅まで尾行。ドアを開けた女性に現金のありかを尋ねた。

警察によると女性は、2年前に死亡した夫の墓石費用を自宅に保管。寝室の引き出しにあると教えられた強盗は、5000ドルを奪って逃走した。女性は首と背中に痛みを訴え、付近の病院で手当てを受けた。

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol.1043

はじめての
ターキー物語。

感謝祭まであと少し。今回は料理研究家、ネイチャーマン初音先生によるターキー(七面鳥)の伝統料理と簡単バージョンを紹介する。

 

Vol.1042

今日からとり入れる
秋冬おしゃれのミニヒント

季節の変わり目に合わせて、外見もアップデートしよう!今号は、ジャピオンにゆかりのあるオシャレのプロたちに、秋冬を楽しむちょっとしたコツを聞いた。

Vol.1041

自由気ままに
デトックス

年末も近くなり、何かと忙しいこの季節。2019年を最後まで楽しむために、体の不調やストレスは今のうちに排除しよう!今号は、気軽に立ち寄れる市内のリラクゼーションスポットを探訪。

Vol.1040

読者ランナーを一挙紹介!
NYCマラソンを見る。

NYジャピオンは、今年もニューヨークシティーマラソンを応援します!レースの基礎情報から、知っていると得する応援の豆知識、そして5区を駆け抜ける読者ランナー太刀を一挙に紹介。(文/南あや)