ニュースダイジェスト 


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クイーンズ

テロ計画をネットで示唆
FBIが青年を逮捕

クイーンズ区フラッシングで先月29日、19歳の青年がISISに触発され、テロを計画した疑いにより、FBIに逮捕された。同30日付ABC7ニューヨークが伝えた。

逮捕されたアワイス・チャドハリー容疑者は、パキスタン生まれの米国市民。ISISの名の下に同区でテロ使用を目的に、先月下旬、戦闘用ナイフの購入を計画していると述べたオンラインチャットルームでのやり取りが、国家安全保障局に注目された。覆面捜査官が容疑者とチャットルームでやり取りを行い、同区フラッシングのショッピングセンターでナイフを渡す手はずを整え、同容疑者を逮捕した。

FBIは容疑者宅を捜索し、容疑者の携帯電話から自宅に近いフラッシング・ベイ・プロムナードとワールズフェア・マリーナを撮影した動画を発見。FBIは、容疑者の計画は実行可能だが、市民にとって直ちに脅威となりうるものではなかったと発表した。

 


マンハッタン

サイクリスト死亡
歩行者と衝突事故

マンハッタン区セントラルパークで先月26日、サイクリストと歩行者の衝突事故があり、頭部を負傷したサイクリストが、2日後に死亡した。同29日付パッチが伝えた。

同区ハーレム在住のチャールズ・チーズボロさん(43)は、セントラルパークのイーストドライブを電動自転車で走行していたところ、東西の72ストリートを結ぶ道路で、77歳の歩行者と衝突した。

救急医療班が衝突現場に急行し、チーズボロさんは付近の病院に搬送されたが、同28日に死亡を宣告された。歩行者も病院に搬送されたが、軽傷で済み、手当てを受けた。

チーズボロさんが乗っていたのは、ペダルを踏むことなしに最高時速約40キロを出せる、スロットル付きのアシスト電動自転車で、ニューヨーク州議会で合法化が評議されている。合法化案は上下両院を通過したが、署名を行うアンドリュー・クオモ知事の元にはまだ送られていない。

 


クイーンズ

少女をロンドンで発見
先月から行方不明

先月24日から行方不明になっていた、クイーンズ区在住の10代の少女がロンドンで発見されたことを、NYPDが先月28日に発表した。同日付PIX11が伝えた。

同区マスペス在住のビクトリア・グラボウスキさん(16)は、先月24日午前10時に自宅で確認されたのを最後に、消息を断っていた。

ニューヨーク・デイリーニュースでは、グラボウスキさんがフェイスブックを通じて男性1人と知り合い、自分のポーランド旅券を提示してイギリスに入国したと伝えた。航空券の支払いはクレジットカードで行ったとみられ、衣服と現金を所持していた。

NYPDによると、ロンドン警察はグラボウスキさんを発見し、男性の身柄を拘束、事情聴取を行った。グラボウスキさんは無事、両親の元に送られた。

 


マンハッタン

名店シェフが薬物で死亡
深まる事件の闇

NYPDは先月28日、マンハッタン区の有名レストランのシェフを含む3人が、薬物の過剰摂取で死亡した事件について、容疑者の捜査を行っており、犠牲者がさらに発見される可能性を示唆した。同日付amニューヨークが伝えた。

クイーンズ区の売春婦アンジェリナ・バリーニ容疑者(41)は、グランドセントラル駅内のレストラン「シプリアーニ・ドルチ」のシェフ、アンドレア・ザンペローニさんら3人の男性顧客の死に関連した麻薬関連容疑で逮捕され、NYPDの捜査を受けている。

ザンペローニさんは先月21日、職場に姿を現さず、同僚が警察に通報。同日内にクイーンズ区エルムハートのホステルで、薬物の過剰摂取により死亡しているのが発見された。ザンペローニさんはバリーニ容疑者と性交後に死亡したとみられ、同容疑者は、ザンペローニさんに麻薬を与えるよう、売春の元締めから強いられたことを認めている。

NYPDは、進行中の捜査は事件の発端に過ぎないのではないか、と懸念している。

 


オールバニー

大麻使用を非犯罪化
犯罪記録の一部を封印

ニューヨーク州は先月28日、娯楽目的の大麻使用を非犯罪化する法案を施行した。これにより、少量の大麻所持は罰金刑となり、逮捕されなくなる。同日付PIX11が伝えた。

1オンス以下の大麻所持による罰金の上限は、50ドルに引き下げられた。その結果、大麻関連の過去の一定の犯罪歴も、今後抹消されることになる。

アンドリュー・クオモ知事は同日、「有色人種のコミュニティーは、大麻を管理する法律による不当な影響を長らく受け、不公平な大麻関連の犯罪歴に生涯苦しめられてきた」と、述べた。クオモ知事が提唱してきた大麻使用の合法化は実現していないが、合法化支持者らは、今回の法案が合法化につながる第一歩とみている。

同法案を受け、一部の犯罪歴が抹消される他、大麻に関する軽犯罪の記録は自動的に封印される。

州当局によると、この措置によって、大麻に関する軽犯罪の記録20万件以上が封印され、2万4400人の犯罪記録が抹消されることになるという。

 


ニュージャージー

巨大ジェットコースター
2020年にデビュー

ニュージャージー州オーシャン郡にある遊園地「シックス・フラッグス・グレート・アドベンチャー」は、先月29日、新たな巨大ジェットコースター「ジャージー・デビル・コースター」の操業を2020年の夏に開始する予定であると発表した。同日付フォックス5ニューヨークが伝えた。

同園は、単独のジェットコースターとしては「最も高く、最長、最速のシングルレールコースター」であると語り、オープンに期待を寄せている。

コースターの高さは13階建てビル相当で、全長は約914メートル、時速93キロ超の最高速度で林の中を疾走していく。落下角度は87度、最大落差は約39メートルとなり、2カ所で反転する予定だ。

コースターの名前「ジャージー・デビル」の由来は、ニュージャージー州南部の森林地帯、パイン・バレンズに生息するといわれる、伝説の生き物の名前にあるという。

なお、乗車できる条件は、身長122センチ以上を満たすことが必要となっている。

 


マンハッタン

ヨットでNY到着
高校生が温暖化会議へ

スウェーデンの高校生で環境保護活動家のグレタ・トゥンベリさん(16)が、先月28日、ヨットでローワーマンハッタンに到着し、支援者らの歓迎で迎えられた。この航海は、今月に国連本部で開催される気候行動サミットに出席するためで、英国プリマスを出発、15日間かけて大西洋を横断した。同日付ニューズデイが伝えた。

トゥンベリさんは、温暖化ガスの排出量を抑えるため、飛行機の代わりに太陽光パネルと水中タービン発電機を設置したヨットで航海。上陸後に記者会見を行い、「気候変動と環境問題は世界的な危機であり、手遅れになる前にみんなで協力して行動しなければならない」と訴えた。地球温暖化を否定するトランプ大統領に対しては、「科学の指摘に耳を傾けてほしい」と語った。

トゥンベリさんは昨年、学校を休んで議会に気候変動対策を求める「学校ストライキ」を始めたことで世界的に有名になり、世界約100都市の若者の間で、同様のストが行われるようになった。

 


クイーンズ

新しい橋が開通
予定より4年早く完成

クイーンズ区とブルックリン区を結ぶ新コスキアスコ橋の工事が終了し、先月29日朝、開通。予定より4年早い完成となった。同日付PIX11が伝えた。

増築工事により、クイーンズ区行き5車線、ブルックリン区行き4車線、幅約6メートルに自転車と歩行者用専用道路1車線で、1日の最大通行車両数20万台を想定。クイーンズ区行き車線が今年4月に開通し、ブルックリン区行き4車線がこの度開通した。当初の完成予定は2023年だった。

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が先月25日に開通を発表、28日、歩行者とサイクリストが一足先に橋を渡った。

同橋は39年、「トラス橋」として開通。老朽化に伴い、8億7300万ドルをかけ再建され、コスキアスコ橋と命名。64年にベラザノ=ナローズ橋が建設されて以来、市内の主要な橋の建設工事となった。

 


ニュージャージー

パターソンの鍵授与
スピルバーグ監督

ニュージャージー州パサイク郡パターソン市のアンドレ・サーイグ市長は先月27日、市長室で、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ氏に同市の鍵を授与した。同28日付ABC7ニュースが伝えた。

スピルバーグ監督は、来年12月に公開予定のリメイク版「ウエスト・サイド・ストーリー」のロケーション撮影を6月から同市で行っており、地元の公園の改善や産業に対する貢献が評価された。

同監督は、アートファクトリーや駐車場、市庁舎付近などのパターソンのダウンタウンを、名作ミュージカルの舞台である1950年代のニューヨークに変身させている他、制作スペースとして、パサイク郡コミュニティーカレッジも使用している。

同市長は、監督が同市の公園改善のために多額の寄付をしたことに感謝の意を表明した。さらに、ロケ撮影の場として選ばれたことは、同市のイメージ向上と地元経済への刺激につながると述べた。

 


マンハッタン

「パリスシアター」が閉鎖
歴史ある映画館

マンハッタン区ミッドタウンの歴史ある独立系映画館「パリスシアター」が、賃貸契約切れのため先月29日に閉館した。同日付ニューヨーク・デイリーニュースが伝えた。

同館は1948年、プラザホテル裏で創業し、ニューヨーク市内で唯一残ったシングルスクリーン(スクリーンが一つのみ)の映画館となっていた。

封切館としては、全米最後のシングルスクリーン館で、最後の上映作品は、ロン・ハワード監督のドキュメンタリー映画「パバロッティ」だった。同館の閉館については、ここ数カ月間、憶測による情報があったが、突然の閉館となった。

同館は、閉館と顧客への長年の感謝を伝えたメモを窓口に掲示。ソーシャルメディアでは、閉館を惜しむ投稿が多く見られた。

同館を運営する「シティ・シネマズ」は、ウェブサイトから同館のページを削除。同館は、不動産業界の大物である、シェルドン・ソロー氏が所有しており、今後の計画は現時点では不明となっている。

 


ニュージャージー

15ドルの航空券発売
フロンティア航空

格安航空会社のフロンティア航空が11月から、ニュージャージー州ニューアーク・リバティー国際空港発のサービスを新たに開始することを発表した。先月27日付ABC7ニューヨークが伝えた。

フロンティア航空は、ニューアークとラスベガス、オーランド、フェニックス、シカゴ、ダラスなど、全米15都市を結ぶ直行便を毎日運航し、同社の新規市場参入として1都市では過去最大規模となる。

一部の便は11月および12月から運航を開始。残りは、来年春から運航される予定。15都市のうち、7都市行きの便の航空券は、同社ウェブサイトですでに販売されている。

 

 

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