ニュースダイジェスト 

1週間のNY近郊の話題をチェック


マンハッタン

900以上の教室に鉛
塗料検査で見つかる

ニューヨーク市教育局(DOE)は1日、市内の生徒が学ぶ何百もの教室で鉛塗料が使われていたことを明らかにした。同日付パッチが伝えた。

DOEによると、6歳未満の児童が使用している公立学校の5408教室を対象とした検査が、学年末である6月最終週から実施された。17%に当たる938教室から、鉛を含む塗料が見つかった。

検査で鉛含有の劣化塗料が最も多く見つかったのはブルックリン区で、361教室。続いてブロンクス区が327教室、クイーンズ区が139教室、スタテンアイランドが59教室、マンハッタン区が52教室だった。

法的に検査が求められているのは、1978年以前に建てられた建物を検だが、DOEはその対象を広げ、1985年以前の建物を検査した。

DOEは、今回の検査で問題が発覚した教室を、新学年度が始まる9月5日までに修繕することを市民に約束した。

 


オールバニー

新サービス「NYCケア」
ブロンクスで始まる

ブロンクス区で1日、すべての住民が入国資格や収入にかかわらず初期医療を受けることができる、新たなヘルスケア「NYCケア」が利用可能になった。同日付PIX11が伝えた。

利用希望者は、ブロンクスに6カ月以上居住していることの証明が必要。646-NYC-CAREに電話することで登録プロセスを開始することができる。このプログラムは、2020年末までにニューヨーク市内5区すべてに拡大される予定。

同プログラムは、低額、または、場合によって自己負担なしで初期医療を提供する。利用者は2週間以内の予約や、年中無休のカスタマーサポートを24時間受けることができる。

市当局は、同プログラムの開始により、推定60万人の無保険者が利用できるようになると述べている。

 


マンハッタン

MAGA帽子が原因?
若者に襲われ男性負傷

ニューヨーク市内でギャラリーを所有する男性が先月30日夜、「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン(MAGA)」と刺しゅうされた帽子をかぶって歩いていたところ、10代の若者グループに襲われた。1日付PIX11が伝えた。

警察によると、ジャハンギル・トゥランさん(42)は午後6時50分ごろ、マーサーストリート近くのキャナルストリートに沿って歩いていたところ、10代の若者らに襲撃された。

トゥランさんは、ドナルド・トランプ大統領の支持者であることが若者たちに襲われた原因だと主張。襲撃によって眼部や体の一部を負傷したが、現場での医療処置を拒否した。

また、NYPDが到着した時、「少年たち数人は、まだ周辺にいたにもかかわらず、警察は近くの駅で起きた刺傷事件にかかりきりだった」と述べた。

ニュージャージー州ホーボーケンに住むトゥランさんは、「ニュージャージーでは帽子をかぶるが、ニューヨークでは危険すぎるため

二度とやらない」と、話している。

 


ブルックリン

道路が突然陥没
警察が自家用車を救出

ブルックリン区ブッシュウィックで1日、車道の一部が陥没し、自家用車と、それに乗車していた親子が救出された。同日付CBSニューヨークが伝えた。

「シンクホール」と呼ばれるこの現象は、エバーグリーンアベニューとデカターストリートの交差点付近で発生。深さ約10フィートのシンクホールに、女性の運転する自家用車がタイヤを取られた。

目撃者によると、車内の女性と子供たちは助けを求めて叫んでいたという。救急隊員によって救出された親子にけがはなく、車体にも目立った損傷はみられなかった。

ニューヨーク市環境保全局によると、事故現場の地下30インチを通っている下水管が破裂しており、あわせて下水管周辺の土壌も崩壊。土壌部分で路面を十分に支えることができなくなり、シンクホールが発生したと思われる。

この通りは昨年、道路工事が行われたばかりで、一部地元住民からは心配の声が上がっていた。

同局は、現在調査を行っている。

 


ニュージャージー

高速道路で追突事故
州警察官、消防士らが負傷

ニュージャージー州エセックス郡ウェストオレンジで先月30日、州警察の車両や救急車、消防車、およびダンプカーなど、少なくとも6台の車両が追突事故に巻き込まれ、州警察官や消防士らが負傷した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

先月30日の午前10時過ぎ、州間高速道路280の9番出口付近で事故が起きたと通報があり、当局が出動。ニュージャージー州警察によると、高速道路の東行き側で警察官らがパトカーを降り、事故の調査をしていたところ、ダンプカーが突っ込んできだ。警察官3人が病院に運ばれ手当てを受けたが、軽傷とみられている。さらに2人の消防士が怪我を負い、1人が重症だった。一連の事故は現在調査中。

ニュージャージー州のシェイラ・オリバー副知事は、負傷した州警官らを病院に見舞い、「負傷した州警官、消防隊員、消防士や歩行者を思い、事故の調査は進行中ではあるが、初期対応者らが路上で勤務中に遭遇する危険性を想起する必要がある」と、声明の中で話した。

 


マンハッタン

NYPDへの水掛け事件
重罪化する法律を提案

先月31日、ニューヨーク市議会のマイク・リペトリ議員、およびマイケル・レイリー議員らが市役所前で集会を開き、警官に水などを投げかける行為を重罪に処する法案を提案した。同日付CBSニューヨークが伝えた。

NYPDは先月30日、クイーンズ区ウッドヘブンで勤務中の警官2人にペットボトルの水を投げかけ、携帯電話に録画している男の映像を公開した。

市内各所では、過去数週間に同様の事件が連続して起きている。マンハッタン区ハーレムでは、今月初めに勤務中の警官らがバケツの水を浴びせられ、最後にはバケツまで投げつけられた。また、ブルックリン区では、パトロール中の警官に水がかけられた。

NYPDはハーレムとブルックリンで起きた事件に関連し、少なくとも4人を逮捕。当局は依然として容疑者を探している。

両議員が提案する新しい法案では、勤務中の警官や治安担当者に対し、水またはその他の物質を投げつける行為を、E級の重罪とする。同法案では、加害者に1〜4年までの懲役刑を科す可能性がある。


ブロンクス

107歳の誕生日
ブロンクスに93年在住

ブロンクス区コープシティー在住の女性が先月31日、107歳の誕生日を迎え、100人以上が誕生パーティーに出席した。同日付CBSニューヨークが伝えた。

1912年にマンハッタン区で生まれたルイス・シグノアさんは、14歳から現在まで、ブロンクス区在住。視力を失い、最近も肺炎を患うなどしたが、現在も歩行杖や車椅子を使わずに一人で買い物をするという。また103歳のときには、自宅アパートメントに強盗が押し入る騒動もあった。

シグノアさんはこれまでの人生で、ウィルソン大統領の就任やタイタニック沈没、ボストンのフェンウェイパーク開会などを見届けてきた。若い頃はパーティー好きで、毎夜踊っていたという。現在独身で、それが「ストレス軽減の秘密」だと語った。

シグノアさんには102歳の妹がいるなど、長寿の秘けつは遺伝にもあるとみられるが、シグノアさん自身は健康の秘けつを、家系のルーツでもあるイタリア料理ではないかと地元メディアに話している。

 


クイーンズ

ビーチで3人溺死
少年1人も行方不明

クイーンズ区ロッカウェー沖で先月31日、海で溺れたとみられる18歳の男性の遺体が、桟橋近くで発見された。同日付amニューヨークが伝えた。

FDNYは先月30日の午後8時前、男性2人が溺れていると通報を受け、ビーチ61ストリートに急行。うち14歳の少年は海から引き上げられ、病院に運ばれた。容体も安定している。水中に沈んだもう1人の男性も長時間捜索されたが発見できず、FDNYはインスタグラムの投稿で「要員を追加したが、荒波のため捜索を中止せざるを得なかった」と述べた。NYPDは犯罪の恐れはないとして調査を続けている。

3人目の遺体が発見された数日後、今度は15歳の水泳選手も行方不明となり、6日現在も捜索中。

ロッカウェーは荒波で知られており、海水浴はライフガードの監視のもとで行うようにと、当局からの警告が出ている。

 


ニュージャージー

末期患者の医療援助
知事が署名

ニュージャージー州で1日、末期患者が安楽死を選択できる州法を発効した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

同州のフィル・マーフィー知事は、今年4月、すでに同法案に署名しており、今回、全米で7番目に安楽死を許可する州となった。

同州の「病状末期患者に対する安楽死の医療補助法」は、医師から余命6カ月以内の宣告を受けた患者が安楽死を選択した場合、薬物療法を受けることを可能にする。

同法は、医師2人が患者の要求に同意することと、患者が自ら安楽死を選択することができる同州に居住する成人であることを要件としている。

同様の法律を初めて制定したのは、1997年、オレゴン州だった。現在ではメーン州、カリフォルニア州、コロラド州、ハワイ州、バーモント州、ワシントン州、コロンビア特別区が法律を制定している。


アップステート

ダニウイルス感染
男性1人が死亡

ニューヨーク州ハドソンバレー在住の男性が先月31日、ダニを介してポワッサンウイルスに感染、死亡した。同州では、今年初の感染例。同日付FOX5が伝えた。

ウルスター郡保健局が死亡を公表したのは、アルスター郡ガーディナーに住んでいた男性。ポワッサンウイルスは発熱、頭痛、嘔吐などの症状が現れ、同州内では例年、6件以下の感染が確認されている。今年6月にはニュージャージーで1人が感染し、同州で初の死亡例となった。

全米規模では、過去10年で75件ほどの症例が確認されており、そのほとんどが米国北東部およびグレートレーク地域に集中している。

ポワッサンウイルスのヒトへの主な感染経路はダニで、マーモットの1種であるウッドチャックが、ウイルスを運んでいる場合もあるという。同保健局は住民に対し、殺虫剤を使用し、屋外で過ごした後はダニが付いていないか確認するよう話している。

 


ロングアイランド

科学実験のボトル
47年ぶりに届く

ロングアイランド・サフォーク郡ブルックヘブンで、およそ50年前に高校の科学実験で使用したガラス瓶が発見された。2日付ABC7が伝えた。

イースト・パチョーグに住むスーザン・へネスさんがベルポート湾の海岸を散歩中、金属製のスイングトップキャップ付きのガラス瓶を見つけた。

瓶の中には、折り畳まれた1972年12月1日付けの手書きのメッセージがあり、ファイアーアイランド周辺の海流を研究していたウィリアム・フロイド高校の学生らが行った科学実験だと説明があった。

当時の実験を引率した科学教師のウィリアム・キリアシスさんによると、発見した場所を連絡してもらうことで潮流のマッピングをする実験だったという。キリアシスさんは「この瓶が47年後に発見されたことにとても驚いている。ボトルのほとんどは回収したが、返ってこなかったものもあった」と話した。

ガラス瓶は、現在、ウィリアム・フロイド高校に返還され、瓶とメッセージは学校に保管される予定。

 


 

ニュージャージー

コヨーテを撃退
6月にも近隣で事件

ニュージャージー州マーファタウンシップの路上で2日、女性がコヨーテに襲われ、体を数回かまれながらも野球バットで撃退する事件があった。

4日PIX11が伝えた。

女性は午後6時15分ごろ、グレナディアドライブを歩いていた時に、コヨーテに遭遇。病院に搬送されたが、翌日には退院した。マーファ警察と動物保護団体が女性を襲ったコヨーテを捜索したが、6日現在も見つかっていない。

今年6月には、約48キロ離れたフェアフィールドでも、女性と4歳の子供がコヨーテに襲われる事件があった。このとき襲ってきたとみられたコヨーテは、地元警察によって射殺された。

 

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