ニュースダイジェスト 

1週間のNY近郊の話題をチェック


ブルックリン

熱波が原因で停電
5万2千世帯が影響

21日夜、熱波が原因の大規模停電が起き、ブルックリン区とクイーンズ区を中心に5万2千世帯が影響を受けた。翌22日朝の時点で、1万7千余りの世帯で依然として停電が続いた。22日付PIX11が伝えた。

今月13日にもマンハッタン区で大規模停電が起きたことから、ビル・デブラシオ市長は22日朝、電力会社コン・エジソンに対して「仕事をきちんとしていない」と不満の意を表明。停電についての徹底調査を求めた。マンハッタン区、ブロンクス区、スタテンアイランド、ウェストチェスター郡の一部でも停電が発生した。

コン・エジソン社は、より大規模な停電を防ぐ措置として21日夜、ブルックリン区カナーシー、ミルベイジン、フラットブッシュの3地区で、3万世帯以上への電力供給を一時的に停止。さらに、クイーンズ区サニーサイドやブルックリン区プロスペクトハイツを含む複数地域に対し、洗濯機や電子レンジなど、消費電力の高い家電製品の使用を控えるよう呼び掛けた。

 


マンハッタン

地下鉄7路線が停止
コンピューターの故障が原因

19日夕方のラッシュ時に、ニューヨーク市の地下鉄1、2、3、4、5、6、およびSの7路線が、90分ほど停止した。19日付パッチが伝えた。

MTAによると、信号に電力を供給するコンピューターシステムの不具合が原因によるもので、現在調査中。7路線は午後5時50分に停止し、7時16分に運行を再開した。大きな遅れや、駅と駅の間で停止した列車もあったが、停電は起こらず空調も機能していたという。停止した5ラインの乗客の1人によるツイッターによると、冷房なしで少なくとも1時間は車内に閉じ込められたが、乗客たちは楽観的な雰囲気を保っていた。

NYPDは、混雑対応のため、警官を追加派遣。アルファベットの地下鉄路線とバスを利用するよう、呼び掛けた。

 


ブルックリン

メキシコ麻薬王に終身刑
重警備の刑務所へ

ブルックリン区にあるニューヨーク東部地区連邦地方裁判所は、17日、メキシコの麻薬王ホアキン・グスマン(通称エルチャポ)被告(62)に対し、終身刑を言い渡した。17日付ニューズデイが伝えた。

同地裁の陪審団は2月、140億ドル規模とされる米国へのコカイン密売に絡む収賄や殺人などの罪で、同被告に有罪評決を下しており、終身刑になることは予想されていた。

同被告は、過去にメキシコの刑務所から2回脱獄。今後は、コロラド州フローレンスにある、1日23時間を独房で過ごす超厳重警備の刑務所へ送られる見込みだ。

判決前に同被告は、「世界が注視しているのに公正な裁判をしなかった」と述べていた。裁判中はマンハッタン区メトロポリタン刑務所に入所しており、隔離環境や衛生面の不備に対する不満も表明した。

同地裁は、「被告の身柄が拘束された後もメキシコから米国に流入する麻薬量は変わっていないが、終身刑の宣告は大きな勝利だ」と述べた

 


マンハッタン

新しい診療所
ヘルズキッチンに開設

ホームレスのHIV感染者や薬物使用者のための、プライマリケアとハームリダクションを兼ね備えた診療所が、マンハッタン区ヘルズキッチンの8アベニューと西37ストリート沿いに開設された。18日付パッチが伝えた。

連邦政府は17日、非営利団体「ハウシングワークス」が運営する「ギニー・シュバート・センター・フォー・ハームリダクション」に運営認可を与えた。同施設では、ハームリダクション・プログラムを始め、注射器の交換や薬物の過剰摂取防止トレーニングなど、社会福祉サービスを提供。利用者は同施設内のプライマリケアを受けられる。

同団体のマックス・セプルベタ氏は、年間およそ1200人にサービスを提供し、患者が容易に治療を受けられることを望んでいると話した。同施設は、健康保険がなくても利用可能。また、注射針交換プログラムの利用者は、氏名を告げる必要はない。

 


マンハッタン

FDNY死者200人
9・11テロ関連病

2001年の米同時多発テロ時、倒壊した世界貿易センターで救助や復旧活動を行い、有害な粉じんを吸引したことで発病・死亡した元FDNY職員の数が、合計200人になった。19日付amニューヨークが伝えた。

新たに追加された2人は、ケビン・ノーランさんと、リチャード・ドリスコルさん。ノーランさんはマンハッタン区アッパーイーストサイドとブロンクス区でFDNYに18年間勤務し、07年に退職、今月16日に死亡した。ドリスコルさんは、ベトナム戦争に従軍後、マンハッタン区イーストハーレムでFDNYに32年間勤務し、02年に退職。今年17日に死亡した。

州議会上院では16日、これらの救命活動が原因で病気になった消防士や警官の医療支援のための補償基金の財源を、2090年まで確保するための法案の票決が、1人の議員の反対により阻止された。

これを受けて、ビル・デブラシオ市長は18日、上院に同法案の可決を訴えた。州下院はすでに、同法案を可決している。

 


マンハッタン

教会で一酸化炭素中毒
24人を病院に搬送

マンハッタン区ミッドタウンで16日、教会の地下室に設置された換気扇のモーターが故障したため、一酸化炭素のレベルが上昇。意識を失うなど少なくとも24人が被害を受けた。16日付NBCニューヨークが伝えた。

ブロードウェーと8アベニューの間、49ストリートにある聖マラキ教会で起きた一酸化炭素中毒事件では、毎日、高齢者が食事や活動のために集まっていたという。

FDNYによると、被害を受けた24人のうち、重症の3人が病院に運ばれたが、被害者に生命の危険はないと伝えている。

FDNYの調べでは、一酸化炭素のレベルが上昇した原因は、教会内のコミュニティールームに設けられた料理用ストーブの換気扇モーターが故障していたためだとみている。

コミュニティールームのある地下室には、「エンコア・コミュニティー・サービス」が借り受けており、1日平均、およそ200食の食事や活動を高齢者に提供していた。

事件後、49ストリートの一部は、関連機関の調査のため、一時閉鎖された。

 


オールバニー

ニューヨーク州喫煙年齢
18〜21歳に引き上げへ

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は16日、州内で喫煙が合法的に許される年齢を18〜21歳に引き上げる法案に署名した。16日付CBSニューヨークが伝えた。

同法案は11月13日に施行され、従来のタバコ製品だけでなく、電子タバコ製品の購入・販売にも適応される。知事は、数十年来の禁煙キャンペーンにもかかわらず、多くの10代の若者がいまだに喫煙を始めており、その責任の一端は、若者たちを直接ターゲットとした広告にあると述べた。

保健局によると、成人喫煙者の88%が18歳未満で喫煙を開始喫煙年齢以下の子供たちのためにタバコを購入する人々の90%が、18〜20歳である。

すでに全米16州が喫煙年齢を21歳に引き上げる法案を承認しているが、それら州の一部では、法案の施行は年内中かそれ以降になるという。

ニューヨーク市やロングアイランド、オールバニーを含む数百の市や郡でも、すでに21歳に引き上げられている。

 


クイーンズ

地下鉄構内の男性
冠水で流される

ニューヨーク市全域が暴風雨に見舞われ、洪水警報が出された17日夜、クイーンズ区の地下鉄駅構内に雨水が流れ込み、ホームにいた男性が転倒し、到着する列車に危うく巻き込まれそうになる事故があった。18日付amニューヨークが伝えた。

事故があったロングアイランドシティーのコートスクエア=23ストリート駅の隣では、現在、新築アパートの工事が行われている。

MTAによると、工事を行っている請負業者「ジョン・チベッタ・アンド・サンズ」が排水設備の設置を怠っていたために、雨水の勢いが合板の壁を破壊して、地下鉄構内に流れ込んだ。

さらに、同請負業者は、同駅に設置中の新たな入り口とエレベーターの工事も行っていたという。

MTAは業者に対して、適切な排水設備の設置に加え、雨水をせき止める設備や新しい壁の設置などの追加措置と、大嵐の際の監視要員の増員を要請し、業者側はこれに同意した。また、MTAも、今後は、大嵐の際に職員を増員すると述べた。

 


マンハッタン

5日間で8件の逮捕試み
ICEが移民を摘発

7日、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、13日から市内の少なくとも8カ所で、米移民関税執行局(ICE)が不法移民の摘発を試みたが失敗に終ったことを、ブルックリン区で行われた別件の記者会見で発表した。17日付ニューズデイが伝えた。  市長によると、13日に4件、16日に3件、17日に1件の家宅捜索が行われた。

これらの家宅捜索が、不法移民2000人の身柄を拘束するためにトランプ大統領が14日に行うと約束していた、全米一斉摘発と関連しているかは不明。ICEは、対象となった移民が裁判所に出頭しなかったため、すでに強制送還が命じられていると述べた。

一方、市当局は、逮捕状を携行していないICE職員による家宅捜索を拒否する権利など、市民の権利についての知識を広めるキャンペーンに人員を投入している。

 


ブロンクス

シティバイク拡大
4年後は4万台目指す

ニューヨーク市交通局のポリー・トロッテンバーグ局長は、16日、今後3年半に渡って、自転車シェアサービス「シティバイク」のシェア地域を、ブロンクス区をはじめとした各区に拡張すると発表した。17日付amニューヨークが伝えた。

シティバイクは2023年末までに、次の地域に駐輪ドッグを設置する予定。▽クイーンズ区=コロナ、エルムハースト、ジャクソンハイツ、マスペス、サニーサイド▽ブルックリン区=ブラウンズビル、クラウンハイツ、イーストフラットブッシュ、ケンジントン、プロスペクト・レファーツガーデン、サウススロープ、サンセットパーク、ウィンザーテラス、ベッドフォードー=スタイベサンド▽ブロンクス区=コンコース、クレアモント、ハイブリッジ、ロングウッド、メルローズ、モリサニア、モットヘイブン、マウントエデン、ポートモリス

拡張計画は同市と、シティバイクの新親会社となった「リフト」との間で結ばれ、23年までに自転車台数を4万台にする。計画にはリフトが1億ドルの資金を投入すると表明している。

 


マンハッタン

99セントのスニーカー
若者殴られ発売イベント中止

マンハッタン区ローワーイーストで18日、ポップアップイベントで販売する99セントのスニーカーを求め集まった人々が暴走し、NYPDが出動した。19日付ABC7が伝えた。

当日は午前11時からアディダスとアリゾナ・アイスティが共催で、99セントのスニーカーを販売する予定だった。スニーカーを求めて前日から泊まり込む人もおり、午前9時ごろには数百人が雨の中、長蛇の列を作った。

NYPDによると、列に並んだ17歳の少女がボトルで強打され、15歳の少年が顔面を殴打されたが、両方の事件で逮捕者は出ていない。

また別件では、21歳の男性が群衆の上にドローンを飛ばした他、43歳の男性が治安びん乱行為でそれぞれ拘留された。

同イベントはNYPDに通知されておらず、安全対策が十分でなかったと指摘する参加者もいた。

この騒動により主催者は、19日と20日に開催予定だったイベントの中止を決定した。

 


ニュージャージー

トイザらス2店舗
委託販売で復活

2017年に経営破たんした、おもちゃ大手チェーン「トイザらス」は、小規模な復活として、ニュージャージー州バーゲン郡パラマスとテキサス州ヒューストンに2店舗を開店する。18日付PIX11が伝えた。

トイザらス元幹部で、同社を買収した新会社「トゥルーキッズ」のCEOに就任したリチャード・バリー氏は、新店舗は体験型店舗となり、Eコマースも行うと述べた。

新店舗は、おもちゃメーカー各社が店舗の賃貸料を負担し、トイザらス側は売り上げ全額をメーカーに納めるという委託販売形式での運営を目指す。

 

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