ニュースダイジェスト 

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マンハッタン

ミッドタウンで大停電
エレベーター400台停止

 

13日午後7時前、マンハッタン区ミッドタウンとアッパーウェストサイドの一部で大規模停電が発生。7万3000人近くが影響を受け、発生から約5時間後に全面復旧した。14日付PIX11が伝えた。

停電により、ビルのエレベーター400台が停止した他、59ストリートとコロンバスサークル、86ストリートとブロードウェーでは、地下鉄乗客の約2800人が車内に閉じ込められた。

FDNYは、緊急電話が急増したものの、負傷や入院はなかったと発表。信号が消えた街頭では、市民が交通整理に協力する姿も見られた。

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、停電原因について、テロではないと明言。コン・エジソン社は、電力需要の増加ではなく、西49ストリートの変電所に不具合が起きたためと発表。詳細な原因については、引き続き調査中。

1977年にも、マンハッタン市内の大半で大停電が発生した。

 

 


マンハッタン

US女子サッカーチーム
優勝パレード開催

サッカー女子ワールドカップ(W杯)決勝でオランダと対戦し、2対0で4度目の優勝を果たした米国代表チームが、10日、マンハッタン区ローワーマンハッタンで凱旋パレードを行った。10日付CBSニューヨークが伝えた。

ビル・デブラシオ市長とアンドリユー・クオモ州知事もパレードに参加し、選手たちと共に特設車両に乗った。選手たちはパレード中「男女同等賃金を!」と訴えた。

米サッカー連盟によると、女子選手たちがもたらす収入が男子選手より低く、試合の視聴率も低いという。

パレード後、市庁舎前で式典が行われ、「ニューヨーク市の鍵」が選手たちに授与された。主将のミーガン・ラピノー選手はスピーチの中で、「世界をより良い場所へ」と呼び掛けた。

 


マンハッタン

自転車事故が急増
昨年の死者を上回る

非営利団体「トランスポーテーション・オルタナティブ」によると、2019年に交通事故で死亡したサイクリストの数が、すでに前年の総死亡者数を上回っている。9日付amニューヨークが伝えた。

ニューヨーク市内では、昨年のサイクリスト死亡者数を5人上回る15人が、すでに交通事故の犠牲者となっている。

同団体は声明を発表し、この数字が、サイクリストのための安全なインフラストラクチャーの欠如と、「24年までに交通関連の死亡者数をゼロにする」というビル・デブラシオ市長の政策「ビジョン・ゼロ」が失敗を表しているとした。また市運輸局に「緊急対応計画」の作成と、市議会に対し、交通安全法案を可決するよう要請した。

同団体は9日、サイクリストの死亡急増に抗議するため、他組織と協力し、大規模な「ダイ・イン」をワシントン・スクエア・パークで実行した。

 


マンハッタン

「ドリームアクト」実現
違法移民の進学支援

ニューヨーク州では、3日、大学進学のための州経済支援プログラムに、不法移民の子供、通称ドリーマーが初めて申請できるようになった。11日付パッチが伝えた。

ドリーマーを救済するための法案「ドリームアクト」は、州議会で長年懸案事項となっており、今年に入って成立した。

同州内の高校に通学したドリーマーたちが、州立大学へ進学するために、州の授業料支援プログラムや奨学金プログラムに申請することが可能となった。

9月から始まる学年度向けの支援が可能なプログラムは、現在、TAPとエクセルシオール・スカラシップの2種のみとなっているが、秋からはより多くのプログラムが申請可能になる予定だ。

市当局は、在留資格の確認を行っていないものの、州議会は、市内で毎年約4500人のドリーマーが同法案の恩恵を受けることになるだろうと見積もっている。

また同法案により、不法移民の家庭が、大学進学のための口座を開設することも可能になった。

 


ブルックリン

Fラインで急行運転
9月より開始予定

MTAは、ブルックリン区内のFラインで、ラッシュ時の急行運転を9月より開始すると発表した。10日付PIX11が伝えた。

チャーチアベニュー駅とジェイストリート=メトロテック駅間で、午前7時〜7時30分の間にマンハッタン行き2本、午後5時台にブルックリン区コニーアイランド行き2本が運行される。同区間の6駅を通過し、パークスロープの7アベニュー駅で停車。各駅停車の運行は継続され、急行と合わせた運行が均等な間隔になるよう調整される。

MTAニューヨーク市交通局のアンディ・バイフォード局長は、急行サービスの開始は、利用客からの要望を受けてMTAや議員、利用客らが長年にわたり対話を重ねた結果だとし、開始により数千人の通勤客の移動時間が短縮されるだろうと語った。

ブルックリン南部の駅へ向かう乗客の多くが急行の導入を歓迎しているが、同ラインは全般的な運行、とりわけ夜間と週末の運行に改善が必要との指摘も一部にある。

 


クイーンズ

火災事故で3人死亡
家主と賃貸人でトラブル

クイーンズ区イーストエルムハーストの住宅で10日午後に火災が発生し、3人が死亡、2人が負傷した。ニューヨーク市当局は、この火災の原因が、家主と貸借人の間の争いの可能性が高いと見て、捜査を行っている。11日付ゴッサミストが伝えた。

FDNYとNYPDは10日午後4時15分ごろ、93ストリートに面した住宅が燃えているとの通報を受け出動。消防隊は、家主の父(76)と妹(35)、妹の娘(6)と息子(10カ月)、貸借人(23)の5人が閉じ込められているのを発見した。女児と貸借人は事故現場で、家主の父は搬送先の病院でそれぞれ死亡を宣告された。また、家主の妹と乳児は、体の70%以上にやけどを負い、重体と伝えられている。

FDNY筋の情報として、行き場所がなかった借家人を家主が引き取ったが、借家人の態度はしだいに奇妙さを増していったという。

火災当日は、貸借人が家主家族と口論して、暴力的になり、台所にガソリンをまいたと地元メディアらは伝えている。

 


マンハッタン

虹色の旗を燃やす
憎悪犯罪で男を逮捕

マンハッタン区ハーレムのゲイバーの外に掲げられていた、レインボーフラッグを燃やしたとみられる20歳の男が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)としての器物損壊および放火容疑で逮捕・起訴された。11日付ABC7ニュースが伝えた。

8日午前1時ごろ、アダム・クレイトン・パウエル・ブルバードにあるバー「アリバイ・ラウンジ」外の入り口に男が座り、レインボーフラッグ数カ所に火をつけてから、歩き去る様子が同店の監視カメラに記録されていた。

他の映像では、黒焦げになった旗が写っていた。けが人は出なかった。

同店では1カ月以上前にも、1人の男がレインボーフラッグ2枚に放火する様子が記録されており、同地区の住民が代わりの旗2枚を寄贈している。これを受けてニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、州警察のヘイトクライム特捜部に対し、本事件の捜査支援を指示していた。

警察は、「監視映像の検証と情報提供が、今回の容疑者逮捕に結びついた」と述べた

 


ニュージャージー

排水溝に落ちたカモ
消防士が救出

ニュージャージー州モンマス郡アズベリーパークの消防士らが8日、雨水排水路に落ち排水管に逃げ込もうとしていたカモの赤ちゃんを救助した。12日付NJドットコムが伝えた。

アズベリーパーク消防署のフレッド・ベイツ氏によると、8日午前10時ごろ、ディールレイクから1ブロックほど離れたメインストリートと7アベニュー付近で、道路脇の排水路に落ちた子ガモを救助してほしいと通行人から通報を受けた。

消防士らは、排水路のそばにいた母親カモを発見。子ガモを救うため排水路の側溝のふたを外した。

しかし、おびえた子ガモは排水管の中に逃げ込み、ピーター・キーシャン消防士が近くのマンホールのふたを開け、子ガモが排水管の奥深くへ侵入するのを防いだ。

同消防士は、排水路に降りたロバート・ファーンホルツ署長の方へと子ガモを追い立て、同署長が道路へと無事救出した。

救出された子ガモは、待っていた母ガモと他の3羽の子ガモたちと無事合流した。

 


マンハッタン

飲食店にタクシーが激突
8人が負傷

マンハッタン区ヘルズキッチンで8日午後12時35分ごろ、ウェストビレッジの9アベニューにあるレストラン「アル・フレスコ」の歩道ダイニングエリアにタクシーが衝突。8人が負傷した。11日付NBCニューヨークが伝えた。

負傷した8人のうち、5人が病院に運ばれ手当てを受けたが、3人は現場で医療手当てを拒否したという。

突事故の原因は調査中だが、FDNYは、「レストランが構造的に重大な損傷を被ったとは思われない」と述べた。

現場に残ったタクシーの運転手M・D・シュライマンさんは、「後方から来た別の車がタクシーに追突し、コントロールを失ったタクシーがレストランに衝突した」と話している。  タクシーの前半分がレストランに衝突し、歩道にはタクシーのフロントバンパーを含む事故の残骸が散らばった。

 


クイーンズ

スタジオ用土地購入
ロバート・デ・ニーロ

俳優のロバート・デ・ニーロとその息子を含む投資家集団が、クイーンズ区アストリアに土地を購入し、新たな映画制作スタジオ「ワイルドフラワー・スタジオズ」を設立する計画を進めている。10日付ニューヨークタイムズ紙が伝えた。

ワイルドフラワー・スタジオズは、ピアノ製造業者「スタインウェイ&サンズ」が倉庫用に使用していた土地を約4億ドルで購入。撮影前から撮影後の作業にいたるまで、一貫した映画・テレビ制作が可能な、約5万5000平方メートルの施設を建設する予定。映画の都しての栄光をニューヨークに取り戻すことが狙いだ。

ニューヨークの映画・テレビ産業は近年、オリジナルコンテンツ配信の増加と州の税制優遇措置を受けて急成長を続けており、今年から現在まで、同産業は州内でおよそ20億ドルを費やしている。

一方、2004年にブルックリン区に設立された「スタイナー・スタジオズ」は規模を拡大。ネットフリックスは数週間前、マンハッタン区に新事務所を、ブルックリン区にサウンドステージを備えた制作拠点を設立すると発表した。


マンハッタン

売り上げ40万ドル盗む
博物館職員を逮捕

マンハッタン区のハドソン川に浮かぶイントレピッド海上航空宇宙博物館の従業員が、過去数年間の来場者チケットの売り上げから40万ドルをだまし取ったとして逮捕、起訴された。10日付NBCニューヨークが伝えた。

ダニエル・リー被告(41)は9日、同博物館で逮捕され、翌日に重窃盗罪で起訴された。訴状によると同被告は、すでに販売されたチケットを再印刷し、現金で再販。入場料を横領していた。ブルックリン在住の同被告は同博物館でチケット係として4年間勤めており、最初の6カ月間以降、現在に至るまで、売上金を横領していたものとみられている。

同博物館のチケットは大人33ドル、子供24ドルで、その売り上げは海上に浮かぶ博物館の補修および広範な展示品を維持するために使用される。

同被告は10日、裁判所に出頭し保釈金なしで釈放された。NYPDの重大事件捜査班は現金の追跡に取り組んでおり、捜査は現在進行中。

 


マンハッタン

世界遺産に登録
グッケンハイム美術館

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、マンハッタン区のグッゲンハイム美術館を含む、米建築家フランク・ロイド・ライトの8作品を世界文化遺産に登録することを決定した。7日付amニューヨークが伝えた。

アッパーイーストサイドの5アべニューに位置する同美術館は、1959年に開館。90年にはニューヨーク市の歴史建造物に指定され、2008年には米国国定歴史建造物に指定された。

 

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