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今、米国の若い世代の間で1970年代後半から80年代にかけて日本で大流行したシティーポップを中心に熱狂的なファンが増えている。ブルックリン区に店を構え、レアものを揃えるフェイスレコードの間宮さんが選ぶ名曲を通して、その魅力を探ってみたい。
日時を超えてニューヨークを魅了するシティポップの女神(Muse)

1990年にCDでリリースされた本作は、2020年にアナログで再発されて、世界で一気に火が付いた。初のバイナルプレスという希少性から価格は高騰し、3万円前後で取引されるほどだった。それがついに今年、シティポップに特化したアナログレコードのイベント「CITY POP on VINYL 2025」で待望の再販が実現。アーバンファンクバンドChocolate Lipsのディーバ・藤原美穂(MIHO)をして、女神(Muse)と言わしめたCindy、まさに歌声は天使そのものである。中山美穂への楽曲提供、山下達郎のアルバム『JOY』への参加、さらにはスティービー・ワンダーとのセッション経験を持つなど、その実力は折り紙付き。佐藤博『THIS BOY』や高中正義『ようこそ、夏の王国へ』など数々の名盤にも参加した。80年代シティポップの舞台裏を支えた日本の実力派ミュージシャンたちは、いまやニューヨークの音楽ファンを魅了している。
フェイスレコード■

2018年にウィリアムズバーグ地区にオープン(営業は木曜日から日曜日の午後1時〜7時)。シティーポップをはじめ、山下達郎、竹内まりや、坂本龍一、YMOなどに代表される日本の音楽を中心に、ヒップホップや日本盤のジャズロックなども豊富に取り扱う。在庫数は8000枚、新入荷は毎週金曜日。レコードの買い取りも受け付け中。1994年に東京で創業し、現在は日本全国に全6店舗展開中。

間宮祐一
横浜市出身。脱サラし、2015年からニューヨーク在住。18年に同店をオープン。自身も筋金入りのレコードコレクター。また、ヒップホップの楽曲制作も行い、2020年に客演に『Freddie Gibbs』(グラミー賞ノミネーター)を迎えたシングルレコードを発表。座右の銘は「NO VINYL NO LIFE」。



