今夜はジャズな気分

#31 ​​街のあらゆる場所でジャズが鳴り響く

ジャズの聖地・ニューヨーク。毎晩この街のどこかで、ベテランから新人まで多くのアーティストが熱いセッション繰り広げる。老舗や隠れた名店などがひしめき合うこの街で、ジャズが聴けるおすすめスポットをジャズドラマーの三上麟太郎さんが案内する。

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街のあらゆる場所でジャズが鳴り響く

これまでメジャーな会場から知る人ぞ知るローカルなバーまで、たくさんのジャズスポットを紹介させていただいたこの連載も今回で最終回! 最後に紹介するスポットはニューヨークそのもの! 街中、公園、地下鉄構内でバスキングと呼ばれるジャズミュージシャンの路上演奏がよく行われている。特におすすめで演奏遭遇率が高いのが次の二つ。

①セントラルパークのレディースパビリオン周辺の池沿い。人通りが多過ぎず、静かでゆったりした時間を過ごせる。②ワシントンスクエアパーク。複数のバンドが演奏していることも多い。即興アートなどさまざまなバスカーで賑わっている。他にも、公園やタイムズスクエアなどメジャーな地下鉄駅構内で路上演奏は行われている。ジャズとの距離が近いニューヨーク。読者の皆様もぜひいろんなところで音楽に触れてみてください!

/三上さん注目のライブ情報/


バスキングはスケジュールがわかりません。 しかし、耳を澄ませてニューヨークを歩いてみましょう! きっと音楽が聴こえてくるはず。

Central Park Ladies Pavilion
W. 77th St. &, West Dr.

Washington Square Park
5 Ave., Waverly Pl., W. 4 St. & Macdougal St.

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三上麟太郎rintaro-mikami.com

1995年、東京都生まれ。ジャズドラマー、パーカッショニスト、作曲家。21歳で渡米し、ニュースクール大学を卒業後はニューヨークを拠点に活動。2023年9月には自身初となるリーダーアルバム『First Fish』をリリース。Canopus Drumsのエンドーサーを務める。

               

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