編集部 潜入レポ

NYの夜に“笑撃”を! 日本式バツゲーム×即興コメディーショー

四人のコメディー戦士たち。日によってお題やコメディアンが変わる

イーストビレッジ地区の1アベニュー沿い、赤い提灯が灯る壁画が同店の目印。ドアを覗くと一見レストランの厨房のようだが、中の扉を開けると、そこには日本の「横丁」を彷彿させる、ネオンが光る異空間が広がっている。日本のバラエティー番組でおなじみの「バツゲーム」。同店ではそのユニークで過激な笑いとアメリカ流の即興コメディーが融合し、お酒と和食を楽しみながら、観客を巻き込んだ唯一無二のショーが体験できる。

ネズミ取りクリップで指を挟むバツゲーム

ステージには四人のコメディー戦士たちがユーモアな即興チャレンジに挑戦し、失敗すると「ペイントボール」、「電気ショック」、「バケツに入った謎の水を飲む」といった奇想天外なバツゲームを受ける。チャレンジには観客がお題を決めるものや、観客の名前がお題になることもあり、あなたの一言がステージの展開を変えるかもしれない、というドキドキとワクワクが味わえるのもこのショーの醍醐味。また事前同意で、一部のチャレンジに参加も可能。

チケットはスタンダード(45〜55ドル)とVIP(75〜85ドル)の2種類あり、今回はVIPチケットを購入。来店と同時におしぼりの提供や、「BATSU!オリジナルのはちまき」がプレゼントされるほか、特別席でショーを楽しむことができた。はちまきを着用していると、忍者に扮した名物キャラ「Sake Shinobi」がひょっこり現れ、お猪口にそっと日本酒を注いでくれることも…?

1970〜80年代に人気を博した「ドリフ」や年末恒例のバラエティー特番「笑ってはいけない」を愛した方なら、間違いなく心を打たれる夜になるはず。笑って、驚いて、最高に楽しい「笑撃体験」をぜひ味わってみてはいかがだろうか。

BATSU! NYC
67 1st Ave. (入口は133 E. 4th St.)
毎週火曜日〜土曜日 午後19時〜
batsulive.com

チケット予約はこちら

2011年にニューヨークで誕生したのち、現在はシカゴとロンドンの3都市で展開中。

               

バックナンバー

Vol. 1300

ガチなニューヨーカーには、必ずお気に入りのアイスクリームがある NOアイスクリーム、NOニューヨーク!!

ようやく初夏の陽気になってきたニューヨーク。メモリアルデーには冬場クローズしていたプールや野外イベントもオープンしました。昔からなぜかアイスクリームが大好きで、必ず地元に一軒はお気に入り店があるニューヨーカーたち。とっておきの新旧名店をご紹介していきます!

Vol. 1299

6月はイベント盛りだくさん ブラックカルチャーを体感しよう!

6月19日は米国の奴隷解放を記念する祝日「ジューンティーンス」。1865年の同日、テキサス州で奴隷として扱われていた人々に自由が告げられたことに由来し、19世紀後半からアフリカ系米国人のあいだで祝われてきた。2021年には米国の新たな祝日に制定。毎年この時期のニューヨークは、パレードやカルチャーイベントが目白押し。この機会にブラックカルチャーに触れてみよう!

Vol. 1298

私たち、なことてま

気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は、新たなプロジェクトに取り組むTICレストラングループ代表のボン八木秀峰

さんと、治療だけではなく健康維持のためのイベントも開催する

FuncPhysio(ファンクフィジオ) の理学療法士小崎裕也さんに話を伺った。

Vol. 1297

今話題のプランタンニューヨーク

今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。