※【料金】は6&#
*本記事はCompary AB社によって提供されています。
世界屈指のエンターテインメント都市であるニューヨークは、実は競馬の聖地としても知られている。三冠最終戦「ベルモントステークス」や「トラヴァーズステークス」を筆頭に、年間を通して重賞レースが次々に開催され、世界中の競馬ファンを魅了してきた。本稿では、世界中のギャンブル事情に精通するアイベット.comの編集チームの知見をお借りし、ニューヨーク競馬について基本的な情報や楽しみ方を紹介する。
ニューヨークで競馬は合法?
ニューヨーク州ではパリミューチュエル方式(投票法)による競馬賭事が合法化されており、ニューヨーク州ゲーミングコミッション(NYSGC)が統括している。18歳以上であれば場内・場外発売所のほか、オンラインベッティングサービス(NYRA Betsなど)を通じて合法的に馬券を購入可能。ニューヨークの競馬は、2つの団体が核となって運営されている。NYSGC(New York State Gaming Commission)は州全体の合法的なギャンブル活動や競馬、パリミューチュエル賭博などのすべての規制・監督を担う州政府機関である。一方、NYRA(New York Racing Association)は、主に競馬場(例:ベルモントパークやサラトガなど)での競馬開催・運営実務を行う非営利団体だ。つまり、NYSGCが監督・規制を行う立場で、NYRAは実際に現場運営を担当している。近年はモバイルスポーツベッティング解禁後の市場拡大を受け、固定オッズ制を導入する法案も審議中。もし可決されれば、オーストラリアなどで普及している「早い者勝ちオッズ」が加わり、投票スタイルがさらに多彩になる見込みだ。
ニューヨーク競馬の賭け方の種類
- Win(単勝):1着馬を当てる馬券
- Place(複勝):2着以内に入る馬を当てる馬券
- Show(三着以内):3着以内を当てる馬券
上級者には、配当妙味の高い「Exacta(馬単)」「Trifecta(三連単)」「Superfecta(四連単)」、そして複数レースをまとめて当てる「Pick 5」「Pick 6」などのエキゾチック馬券がおすすめ。最低投票額は単勝で1ドル、Superfecta なら0.10ドルと、少額から挑戦できる点も魅力だろう。
ニューヨークの主な競馬場
ベルモントパーク競馬場(Belmont Park)
ロングアイランドに位置し、1905年に開場した。現在は総工費約4億5,500万ドルを投じた大規模改修が進行中で、5階建ての新スタンドやインフィールドへ通じるトンネルなど、世界最先端の設備が2026年秋に完成予定である。2027年にはブリーダーズカップの開催も決定しており、再オープン後の盛り上がりが期待されている。公式HP:https://www.belmontpark.com/
アケダクト競馬場(Aqueduct Racetrack)
通称「ビッグ A」。クイーンズ区にあるニューヨーク市唯一の常設競馬場で、主に冬季開催を担当している。地下鉄で気軽にアクセスできるため、観光客にも人気がある。レーススケジュールは1月上旬から始まり、週末を中心にライブ開催が行われる。NYRAの紹介ページ:https://www.nyra.com/aqueduct/
サラトガ競馬場(Saratoga Race Course)
1863年創設という全米最古級の歴史を誇り、「夏の楽園」と称されるリゾート感覚あふれる競馬場だ。木陰のピクニックエリアやパドックが整備され、家族連れから熱狂的ファンまで幅広い層が訪れる。なお、ベルモントパーク改修期間中の2025年は、ベルモントステークスがサラトガで代替開催される予定。公式HP:https://www.saratogaracetrack.com/
代表的なレース
ベルモントステークス(G1・2000m)
ケンタッキーダービー、プリークネスステークスに続くアメリカ三冠の最終戦。2025年はベルモントパーク改修のため、6月7日にサラトガ競馬場で行われる予定。
トラヴァーズステークス(G1・2000m)
“真夏のダービー”として名高く、3歳チャンピオン決定戦として位置づけられている。第156回は2025年8月23日に開催予定。
その他注目レース
ホイットニーハンデキャップ(G1)、ウッドメモリアルステークス(G2・アケダクト)、ジョッキークラブゴールドカップ(G1・サラトガ)など、重賞が年間を通じて目白押しである。
ニューヨーク競馬の魅力
歴史的背景と伝統
サラトガ競馬場は南北戦争直後の1863年に、元ボクサーのジョン・モリッシー氏が初開催を行ったと言われている。150年以上にわたり、競馬だけでなく社交の場としても愛されてきた歴史的雰囲気を存分に味わえるだろう。
盛り上がるイベント・フェスティバル
ベルモントステークス開催週のBelmont Stakes Racing Festivalでは、限定グッズの配布やライブコンサートなどが行われ、街全体がお祭りムードに包まれる。サラトガ名物「Breakfast at Saratoga」では、朝7時から調教を眺めながらビュッフェ形式の朝食を楽しめるため、競馬初心者でも気軽に足を運べるだろう。
ファンとの交流/パドックや馬との触れ合い
ニューヨーク競馬協会(NYRA)の各競馬場では、パドック見学ツアー、騎手によるサイン会、子ども向けのポニー乗馬体験など、ファン参加型プログラムが充実している。ベルモントパーク改修後はインフィールドが一般開放される予定で、芝コースの内側からレース観戦が可能になる点も大きな話題だ。
【まとめ】ニューヨーク競馬の楽しみ方
ニューヨーク競馬は、歴史ある舞台装置、世界最高峰のレース、そして整備された法的環境が揃った総合エンターテインメントである。ピクニック気分で家族と一日を過ごすのも良し、オッズ分析を活用して高配当を狙うのも良し。次回ニューヨークを訪れる際は、ファンファーレが鳴り響くスタンドで、競走馬たちがゴール板を駆け抜ける瞬間をぜひ体感してみてはいかがだろうか。
※アメリカのスポーツベッティングの合法性は州によって異なります。オンライン上での利用を含め、必ず滞在地のルールを確認してから判断することが重要です。ギャンブルには中毒性があります。節度を保った利用を心がけましょう。