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ブロードウェーとミュージカルの歴史
ミュージカルの起源は?
ミュージカルの起源は、ヨーロッパから持ち込まれたオペラや、それを大衆的に娯楽化させたオペレッタだといわれている。
それらがアメリカに渡り「ボードビル」という歌やダンス、漫談や曲芸を披露する寄席演芸や、ダンス主体の「レビュー」などさまざまな演劇に影響を受けてミュージカルへと発展した。
ブロードウェーの始まり
現在の劇場街は、先住民の踏み分け道「インディアントレール」だった。ニューアムステルダム植民地をつくったオランダ人が、そこを南北に縦断する道を「ブロードウェー」と命名。独立戦争を経てタイムズスクエア一帯をブロードウェーと呼ぶようになった。
劇場街はいつできた?
1767年に、ニューヨーク初の常設劇場、ジョンストリート劇場が建設された。1830年には庶民向けの劇場も続々と登場。70年頃になると、当時の娯楽の主流だったオペラだけでなく、ボードビルやサーカスなどの見せ物が上演されるようになった。それと同時に多くの劇場が作られ、タイムズスクエア周辺が劇場街と称されるようになった。
1904年にはニューヨークに地下鉄が開通し、街が白球電球の看板で彩られ、「Great White Way」と呼ばれるきらびやかな街となっていった。
ミュージカル用語集
「プリンシパル」
主役および準主役を演じる人。役名があり、歌のソロや芝居の大きな見せ場がある。
「アンサンブル」
プリンシパルを支える役者やダンサーのこと。集団で踊ったり歌ったりすることが多く、1公演で複数の役を演じる。
「オリジナルキャスト」
初演、または再演時に最初に配役される出演者。リハーサル期間を経て自分で役を作り上げるので、演者自身のキャラクターに合わせて、歌詞やセリフが作られることがある。
「オフブロードウェー」
客席数500未満の劇場、またそこで上演される作品のこと。一般的にブロードウェー作品と呼ばれるのは「オンブロードウェー」を指す。現在「ストンプ」や「ブルーマングループ」などが公演中。
「プレービル」
劇場で配られるプログラムのこと。作品のあらすじや出演者のプロフィールなどが記載されている。ウェブ版のプレービルでは、日々ミュージカル情報が更新される。
「ブレーク・ア・レッグ」
「幸運を祈る(Good Luck)」という意味で使われる慣用句。舞台に上がる前やオーディションを受ける人に言われる。演劇界では、幸運を祈ると不運を呼んでしまうという迷信があるため「Break a leg」と不運を祈ることで、幸運を引き寄せるといわれている。
「レガシーローブ」
演者やステージマネージャーなどスタッフ全員が、オープニングナイトの公演前に舞台上に集まって行う伝統行事。ブロードウェーの出演作が最も多いアンサンブルメンバーが、ローブを着てその場で3回周り、他のメンバーがそれに触れることでミュージカルの成功を祈る。ローブはその年に始まるミュージカル作品間で引き継がれる。以前はジプシーローブと呼ばれた。
★劇場のボックスオフィス
手数料がネットで購入するよりも安い上に、予算に応じて見やすい席を教えてもらえたり、直接窓口で相談することができる。
★TodayTix
1〜3カ月ほど前から、20〜60%オフの格安チケットが購入できるサイト。席は細かく指定できず、セクションしか選べないので場所にこだわらない人にはおすすめ。
★tkts(チケッツ)
各劇場の当日券を最大半額で販売してくれるチケットブース。タイムズスクエア店は混むことが多いので、リンカーンセンター店に行くのがおすすめ。
★Rush Ticket(ラッシュチケット)
劇場窓口で先着順に手に入れられる格安チケット。1日に販売される枚数はかなり少ないが、ほとんどの作品のチケットが25〜50ドルで購入できる。とにかくチケットを安く手に入れたい、早朝から劇場前に何時間も並べるという人にはおすすめ。全ての劇場でラッシュチケットを販売しているわけではないので、劇場窓口か下記のサイトから確認しよう。
★Lottery(ロタリー)
当たればラッキーな、チケット抽選サイト。「ブロードウェーダイレクト」のウェブサイトか、各上映作品の公式ホームページから申し込む。競争率が高く当たる確率が低いので、くじ引き感覚で申し込んでみて。
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