マインドフルに生きよう!
心や体を落ち着かせる効果があるとされるマインドフルネス。慌ただしく不安が尽きない日々の中で、生活に取り入れてみると少しは気持ちが楽になるかもしれない。すでに実践している人も未体験の人も、今号を読んでマインドフルネスについての理解を深めよう!
読者からペット写真を募り、大いに自慢してもらおうというこの企画。犬猫はもちろん蛇や魚まで、ニューヨーク市と近郊在住の「おペット様」が紙面で大集合!
獣医師・添田先生のペットって?
本紙でもおなじみ、ニューヨーク市在住の獣医師・添田晋吾先生に、いつもはペット医療について話を聞くが、今回は自身のペット自慢をしてもらった。これからペットを飼おうという人にアドバイスも一言。
__小型犬が2匹いるそうですが、飼うことになった経緯は?
添田先生
うちの子は、ヨークシャーテリアのチビ太(10歳オス)と、マルチーズ・ミックスのルル(10歳メス)です。2匹とも、元は僕の患者でした。
チビ太は、推定2カ月のときに初来院。飼い主が南米コロンビアから連れて来たそうで、症状は低血糖と栄養失調でした。ぐったりした状態で3日連続の来院。3日目に飼い主の親が同行してきて、「お金も時間もないから」と言い、クリニックで引き取ることに。最終的にうちで引き取ることにしました。
ルルも月齢8カ月で、毛はゴワゴワ、体はヘロヘロ状態で来院しました。明らかに意識の低い飼い主で、挙句に「この犬要らない」と言いだす始末。すでにうちにはチビ太がいたので不安はありましたが、2匹は会った瞬間に意気投合。奇跡の瞬間でした。以来、大の仲良しです。
添田先生(右)一家。ヨークシャーテリアのチビ太とマルチーズ・ミックスのルルと。先生はヒューメンソサエティーNYのクリニック(306 E. 59th St./TEL: 212-752-4840/humanesocietyny.org)勤務
__ペット自慢をするとしたらどんな点ですか?
添田先生
2匹とも、とてもフォトジェニックです。僕が手を上げて「ルック(Look)!」と言うと、必ずこっちを見るので、写真はいつもカメラ目線! これが自慢といえば自慢です。
__以前ウサギを飼っておられたと思いますが。
添田先生
チビ太とルルが来る前は、ウサギのドミーニョ、ムクドリ(市内でよく見掛ける野鳥)のビビ、インコのピヨピヨがいました。ピヨピヨは妻が町でレスキューしたものですが、ドミーニョとビビはクリニックに保護された元患者です。当時猫を飼っていなかったクリニックスタッフが僕だけで、「ムクドリはお前が連れて帰れ」と言われ…。
ビビは野鳥ですが、幼鳥から僕が育てたので、立派な手乗りムクドリになりました。それを見たピヨピヨがヤキモチを焼いた結果、これも手乗りに。争って僕の肩に乗ってくるのが、もう可愛くて。
__患畜や町中レスキューからペットへ。獣医さん一家の宿命でしょうか?
添田先生
動物愛護団体内クリニックの勤務なので、職業柄という部分は確かにあると思います。でも、過去・現在のうちのペットを見て、つくづく縁のものだな〜と思います。これからも動物たちとの縁を大事にしていきたいですね。
●先生から一言●
「ペットを飼う覚悟はありますか?」
「一人暮らしで寂しい」「犬の散歩で運動不足を解消したい」「猫は犬より楽」と、安易な気持ちでペットを飼おうと思っている人は、一度立ち止まって考えてほしいです。犬は躾(しつけ)が必要ですし、飼い主が長時間労働の場合はデイケアに預ける・シッターを雇うなど、そのための経済力も必要になります。年に一度の健康診断や、いざという時の医療費の蓄えも必要。きちんと覚悟を決めてから、自分のライフスタイル(部屋の広さや、労働時間、家族構成など)に合ったペットを家族に迎えてください。日本への帰国予定がある人は、8カ月はかかる検疫準備も念頭に入れて。そして覚えておいてください。躾とは、8割が飼い主のトレーニングです。
セミナー「猫の健康管理のための正しい知識」
JASSI主催、添田先生が講師(参加費$20)
6月28日(金)6-8pm
WeWork Grand Central (450 Lexington Ave., 4th Fl.)
【申し込み】
jassinyevent@gmail.com
困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「
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異なるジャンルで活躍する当地の日本人が、不定期交代で等身大の思いをつづる連載。 ビザの更新ができまし
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