ニューヨーカーも絶賛 日本人オーナーの古着屋さん
日本人ならではの感覚や知識、審美眼を活かしたビンテージショップが、ニューヨーカーや観光客から人気を集めている。おしゃれが楽しくなる秋、お散歩がてら出かけてみよう。
鈴木未来さん|寿司遊
大人の遊び場がつまった昭和カル チャーをNYに再現した名物大将
今年9月で 14周年を迎 える「寿司遊」は、大将の鈴木未来さんが握る新鮮な旬のお寿司とバラエティー豊かな一品料理、厳選された日本酒が揃う。また、この店を語る上で欠かせないのが、昭和カルチャーが満載の店内と、顧客との交流を大切にしたユニークなイベントのラインナップであ る。そのアットホームでノスタルジックな雰囲気が、 大都会の真ん中で味わえるとあって、日系企業で働く駐在員からローカルまで多 様な人種の幅広い層に愛されている。今回はオーナー 兼大将の鈴木さんに話を聞いた。
─お店のコンセプトは?
僕が大切にしているのは「町のお寿司屋さん」と「昭和」いう庶民派スタイ ルです。楽しい気分で料理やお酒を堪能してもらいたいという想いでやってい ます。うちの店が始まった2010年頃と比べて、ニューヨークもかなりお寿 司屋さんの数が増えました。開店した当初は駐在のお客さんが多かったです が、次第に米国人のお客さんが増えて、今では国籍問わずいろいろな方に、うちの店の雰囲気を気に入ってもらっています。
─こだわりは?
僕が静岡県出身で、昔は静岡産のものを中心に仕入れていましたが、最近は 日本全国各地から選りすぐりの魚を仕入れていて、おまかせは、 65ドルから食べられます。また、お寿司だけでなく気楽に食べら れる一品料理はその時期の旬ものや、和洋折衷とバリエーションも多く、そう いったところもお客さんに気に入ってもらえているのかなと思います。日本酒は僕が「美味しい!」と思う銘柄を集めています。最近は、静岡県の「開運」や鹿児島県の「天賦」などがおすすめです。
─鈴木さんがお寿司の世界 に入ったきっかけは?
15歳の時に寿司屋で働きだし、その後割烹で働 き、中華料理店でも修行をしました。そして、 22歳の時に行きつけのソウルバーのマスターから「米国に紹介したい寿司屋がある んだけど働いてみない?」と声をかけられたのが移住のきっかけです。それからニューヨークのレストランで何軒か経験を積んで2010年に今の店をオープンしました。
─鈴木さんはいろいろなサブカルチャーにも精通されていて、店内には昭和を感じさせるモノが多く飾られているそうですね。
お店のコンセプトである「昭和」の中でも、僕が一番 好きなものが昭和のプロレスなんです。実は、スタン・ ハンセンさんが来店してくださったことがあるんですよ。夢はいつか、大好き な天龍源一郎さんに寿司を握ってみたいです!店内には、プロレスラーのサインやグッズ、昭和のファミンコンや雑誌なども飾って いるので懐かしんでもらえたら嬉しいです。
また、僕は70 〜80年代のソウルミュージックが好きで、時々店で、寿司を握りながらDJ もしています。お店では定期的にディスコナイトなど も開催していて、食事の後はお客さんとダンスタイムで盛り上がります。
他には、ゴルフコンペを企画したり、プロレス同好会やアイドル同好会などイベントを企画しています。新型コロナウイルスの影響や駐在の方の任期の 関係でメンバーが減ったこともあり、一時はお休みし ていましたが、徐々に再開している感じです。
駐在の方は任期があるため日本 へ帰国されたり、別の土地へ赴任されるので、寂しい ことに常連になっていただいた方ともお別れしなけ ればならない時もあります。しかし、その方達が友人や新しく赴任される方 を紹介してくださるので、気づけばお客さん同士ど こか繋がっていたり、うちの店をきっかけにお客さん 同士の交流が深まったりしているので、皆さんに感謝しています。
─鈴木さんの座右の名は?
「我流」です。寿司屋だけど、ディスコナイトもあり ますし(笑)。とにかく型にはまらないスタイルでやっ ています。お客さんにも楽しんでもらいたいですし、 自分も楽しみたいという気持ちを大切にしています。それが、この商売を続けられる一番の理由だと思っています。
秋の味覚と言えば秋刀魚。一番脂がのったこの時期の贅沢
季節の魚の刺身盛り合わせ(鯵、紋コウイカ、金目鯛など)
ほどよく脂がのったトロのお寿司
静岡県下田市や千葉県銚子市で水揚げされた金目鯛
トロと上にイクラと梅肉をのせた細巻は締めの巻物に人気のメニュー
Sushi You
246 E. 51st St.
TEL: 212-752-2987
sushiyou.com
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