巻頭特集

いざ、ミュージカル鑑賞。

鑑賞マニアな編集部員イチオシ作品

トニー賞受賞作品と、ディズニー作品を紹介していく。気になる作品は劇場に足を運ぼう!



トニー賞受賞作品

演劇界のアカデミー賞といわれる「トニー賞」を近年受賞した、3作品を紹介。英語に不慣れだとセリフの聞き取りがやや難しいかもしれないが、世界観とダンスパフォーマンスは一見の価値あり。キャストの圧倒的な歌声に酔いしれよう。

ハミルトン (2016年受賞)

・音楽
・予習必須

〈ストーリー〉アメリカ建国の父といわれる、アレクサンダー・ハミルトン(ジョージ・ワシントンの大統領時代は右腕として活躍し、トーマス・ジェファーソンの時代は初代国務長官に任命された人物)の生涯を、ヒップホップを交えて描く、斬新かつスタイリッシュなミュージカル。

〈見どころ〉オバマ前大統領も観に行った、全米熱狂のミュージカルは、いまだにチケットが高額で、なかなか手が出せない状態。主要キャストを白人ではなくマイノリティーが演じているのも話題となった。脚本、音楽、主役を務めたリン=マニュエル・ミランダは、現在、エンターテインメント業界から引っ張りだこ。サントラを聞きながらの事前予習が必須。

 

Photos by Joan Marcus

 

Photos by Joan Marcus

Hamilton
Richard Rodgers Theatre
226 W. 46th St. (bet. Broadway & 8th Ave.)
hamiltonmusical.com/new-york

 

 

ヘイディズタウン (2019年受賞)

・注目キャスト
・予習必須

〈ストーリー〉オルフェウスは、音楽家を目指す青年。貧しい生まれのエウリュディケと出会い恋に落ちるが、エウリュディケが生活のため、隔離された地下の街ヘイディズタウンで働くことになり、離れ離れに…。

〈見どころ〉今年最多14部門ノミネートした作品。73歳にして見事、助演男優賞を初受賞したアンドレ・デ・シールスのステージは必見。地上と地下世界の違いも分かりやすく作られており、それぞれのキャストの歌唱力にも圧倒される。チケットも意外と手頃。

Hadestown
Walter Kerr Theatre
219 W. 48th St. (bet. Broadway & 8th Ave.)
hadestown.com

 

 

ディア・エバン・ハンセン (2017年受賞)

・音楽
・ストーリー

〈ストーリー〉母子家庭で育った内気な高校生、エヴァン・ハンセンは、自分の居場所が見つけられない17歳の高校生。友達と呼べる存在が1人もいない上に対人恐怖症の彼は、セラピストからの宿題で、自分へ手紙を書くことに。だが、その手紙がきっかけで、エヴァンの今までとは違う人生が始まり…。

〈見どころ〉現代ならではのSNS社会を描いた作品。居場所を模索する主人公に共感し、思わず泣いてしまうことも。ハンカチを忘れずに。

 

 

Dear Evan Hansen
Music Box Theatre
239 W. 45th St. (bet. 7th & 8th Aves.)
dearevanhansen.com

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1121

秋から楽しむ ホットカクテル

秋風が吹き始め、ここから一気に冬へと向かうニューヨーク。そんな時、肌寒さをほんわか癒やしてくれるのが燗酒だ。今号では、心も体も温まる燗酒の楽しみ方と魅力、そして自宅で作れるホット酒カクテルを紹介する。

Vol. 1120

知っておこう マリファナ基礎知識

今年3月より、ニューヨーク州でマリファナの使用が合法化された。これにより今後免許保持者の自家栽培や許可された公共の場での吸引が可能になる。アメリカで拡大するマリファナ市場。注意点も含め、まずは正しい基礎知識を身に付けよう。

Vol. 1119

コミュニティーガーデン探訪

摩天楼や住宅街の一角にひっそりと佇む緑の園。今号では、時代の荒波を生き抜いてきたコミュニティーガーデンの歴史と現在の姿を紹介する。

Vol. 1118

舞台再開! 再始動する日本人パフォーマーたち

劇場の灯が消えて1年半、ニューヨークの劇場が戻ってくる。ブロードウェーやメトロポリタンオペラ、カーネギーホールなどの劇場再開とともに、小・中劇場やコミュニティーに根ざすアーティストたちも、新たな決意を胸に再始動しつつある。ニューヨークで頑張る日本人パフォーミングアーティストたちに取材した。