ネクスト!

ダンサー、「鼓舞(COBU)」パフォーマー:山下真由さん

ニューヨークで奮闘する日本人たち。その新しい発想、夢に向かって走る姿は、私たちを常に刺激する。今、輝いている新人に熱い思いを語ってもらい、また推薦者からの応援メッセージも聞く。

 

——ダンサーやパフォーマーの世界に入るきっかけは何でしたか?

本当は、会社でバリバリ働くキャリアウーマンになりたかったんです。ところが高校2年生のとき、音楽の授業で観た「コーラスライン」のミュージカル映画が、すごく格好よくて。興奮して翌日、すぐダンススタジオへ見学に行き、大学入学後、正式にそこで練習を始めたのが最初でした。

——ニューヨークにダンス留学した理由は?

どうしてもダンスがやりたかったので、大学卒業後もフリーター生活をしながらレッスンを続けていました。先生から「ジャズダンスをやるなら、一度はニューヨークに行きなさい」と言われていたので、いつか行きたいと思っていました。

25歳の時、バイト先の人や友達に話したら、「何でもできる年なのに、何で今行かないの?」と言われて心が動き、1年だけ行ってみようと決めて、2015年に来米しました。

——学校はどうでしたか?

いろいろなクラスを受けたのですが、全然レベルが違うんです。全く付いていけなくて棒立ち状態。悔しくて、毎晩タイムズスクエアを、泣きながら歩いて帰りました。でもここで日本に帰ったら絶対後悔すると思いました。それに、すごくつらかった反面、習うこと全てが新しく、先生に叱られることもラッキーだと思えば頑張れました。最初の1年が一番きつかったですが、それがあったから、その後も頑張れたと思います。

1年経って、やっとどのクラスも付いていけるようになり、そのうち先生から声を掛けてもらって、人前で踊るようになりました。

——和太鼓ダンスグループ「鼓舞」に入った経緯は?

友達から鼓舞がダンサーを募集していると聞いて、オーディションを受けました。自分たちでリズムを編み出し、いろんなジャンルで踊っているグループなので、ここなら可能性がたくさんあると感じました。

合格してからは、また泣きながら家に帰る毎日が始まりました。リズムが覚えられなくて、寝ていても頭の中で太鼓がドンドコ鳴っているんです(笑)。ダンスとはまた違う必死さで、ひたすら練習しました。

——現在は「鼓舞」でどんな活動を?

ダンスと太鼓に加えて、今は歌と津軽三味線も担当しています。何でもやってみないと分からないし、後悔したくないので、とりあえずやってみたら、面白くて、いつの間にかすごいことになっていました(笑)。

——一番うれしいことは?

パフォーマンスを見たお客さまが私の名前を覚えてくださったり、高揚して喜んでくださっていると最高にうれしくて。私は人を感動させることがやりたかったのだと思います。

——今後の目標は?

「鼓舞」での活動はまだ2年なので、まだまだ日々模索中です。

今後は、今まで得てきた芸を磨き続けて表現を広げ、何かしらお客さまの印象に残るようなアーティストを目指しています。

 


山下真由
さん

上智大学卒業後、ジャズダンススクールで学ぶ。
2015年にSteps on Broadwayに留学。
現在、和太鼓ダンスグループ「鼓舞」に所属しながら、幅広く活動。
Facebook: @welovecobu

 


 

『新人の日常チェック!』
彼らは日常をどうやって過ごしているのか。仕事場、オフの姿を追う。

「Steps on Broadway Industry Showcase」にて。コンテンポラリー・ダンス・グループでダンスキャプテンを務めた

 

ジャパンフェスでの「鼓舞」のパフォーマンスの様子。今年12月には「万葉の森」をテーマにした公演を予定(詳細は鼓舞のFacebookページを参照)

 

ストリートフェスで意気投合した女性と即興ダンス。「10分ほど踊ったらくたくた。でもニューヨーカーのおばさまは、まだまだ踊り足りなさそうでした」と山下さん

 

 

 

 

 

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