マインドフルに生きよう!
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ニューヨークに暮らす日本人には、大学でコツコツ勉強し、将来に向けて努力を重ねる大学生も多く含まれる。社会人の現状にばかりにスポットライトが当たりがちだが、外出自粛令と学校閉鎖を受け、彼らの生活も混乱が生じている。今回は、すでに日本に帰国したバルーク大学4年生で、ニューヨーク日本人学生会(NYJSA)代表も務める、天田さんに話を聞いた。
3月中旬に大学閉鎖が決定し、教授たちは突然の事態の対応に、バタバタと忙しない印象でした。教授の家族がコロナウイルスに感染したケースもあり、とにかく「授業どころではない」という空気がありました。
春休みも縮まり、現在はオンライン授業に切り替わっています。実技中心だったフィルムカメラのクラスは、ラボで写真の現像ができなくなり、座学中心の授業に切り替わりました。全く違うクラスになったような心境です。3月末には日本人留学生のほとんどが帰国しており、私も現在は日本に戻っていますが、時差で授業に出席できない旨を教授が容認してくれています。生徒が単位を落としてしまう方が、学校にとっては負担が大きいのかもしれません。先生から送られるメールからも、バタバタした様子が伝わります。今が一番、きつい状況なのかもしれません。
卒業前のグループプロジェクトも、ZOOMで打ち合わせをしながら、こなしています。
「ニューヨークより日本にいた方が安全」という考えが多かったと思います。外国で病気にかかるよりも、日本の方がまだ勝手が分かりますし、治療してもらえるだろうと予測した人は多いみたいです。日本の親が心配して、帰ってくるように促すケースもよく聞きます。クラスがオンラインになってからは、特に現地に残る理由もなくなりました。
ただ、ニューヨークで一人暮らしをしていて急な引越しが難しかったり、帰国のタイミングを逃したりした人は、今も残っているみたいです。
私は幸い、卒業後は日本での就職が決まっていましたので大丈夫です。ただ、卒業式(本来なら5月)が延期になってしまったので、日程が決まったら参加しに戻りたいですね。それ以外には、もうニューヨークに戻る予定はありません。
ただ、ニューヨーク日本人学生会が毎年4月に開催している、学生と社会人の交流会が中止になったことが本当に残念です。今年はさまざまな業種の社会人に声を掛けていて、スポンサーも決まっていたのですが…。キャリアについて詳しく聞ける、貴重なチャンスがなくなったことが悔しいです。
OPTで卒業後もアメリカで働く予定の人は、今の時点ではすでにOPT先を決めているケースが多いですが、未定の人はかなり厳しい状況になるのではないでしょうか。アート系を専門としている人は、収入も不安定になりがちですし、保険に未加入のケースもよく聞くので、心配だと思います。
ニューヨークは街が一斉に閉鎖していますが、日本は今でも出歩いたりしている人が多いので、少し戸惑います。「自分がうつす危険性」の捉え方は、アメリカと違うのかもしれません。
また、日本に住んでいる人が「ニューヨーク」をどのように見ているかというギャップも感じます。ハーレム在住の日本人女性が現状を訴える動画が、日本でかなり拡散され、「ニューヨークはとても治安が悪い」と話題になりましたが、自分の住んでいたエリアには当てはまらない気がしたので…。
JAL(日本航空)を利用したのですが、乗客は18人でした! ソーシャルディスタンスを考慮して、座席はわざとバラバラに指定されていたので、機内ではゆったり過ごせました。
混雑を避けるために、着陸後は機内で待機する必要があることを、事前に機内放送で聞いていたのですが、私の便は午後4時という最も混雑する時間帯で、機内から出たのは午後8時でした…。客室乗務員の皆さんが一人一人に声掛けしてくださって、飲み物や軽食を勧めてくださったので、特に不便は感じませんでした。
空港ではその後、検査列に並び、最終的に解放されたのは午後11時でした。空港から出るには、公共交通機関は使えず、知人や家族の迎えが必要なのですが、迎えが来るまでは利用者1人につき空港職員が1人、付き添って帰りを見届けるという制度でした。気が立っている人も多くて、空港内は独特な雰囲気。家に帰れた時は本当に安心しました。
3年生の時にCUNY(ニューヨーク市立大学)バルーク大学に転入。マーケティング専攻で、今年5月に卒業予定。「ニューヨーク日本人学生会(NYJSA)」の代表を務める。www.nyjsa.com
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