NYの日本人23人が歌う「上を向いて歩こう」

ニューヨークを中心に活動する、日本人アーティスト総勢23人による動画「上を向いて歩こう」が、先週末に公開された。

 

ビデオ制作の発起人は、俳優の松坂龍馬さん。「(今回の騒動が)長期戦になりそうですね」とメールでこぼした編集部に、「もし元気がないということであれば、まさにうってつけの動画があります」と、この動画を送ってくれた。

アート・文化は、今回の騒動で最も打撃を受けた業界の一つでもある。松坂さんは、「予定されていたオーディションや仕事もキャンセルになってしまい、本当に先の見えない状況に、今回ばかりは本当に落ち込んでしまい、表現者としての活動意欲も無くなってしまいました」と語る。

そんな松坂さんに力を与えたのは、ニューヨーカーを勇気付けるクオモ州知事の記者会見と、世界中のスターが歌う、ジョン・レノンの「イマジン」の動画。

 

「僕はアーティストだ。どんな状況であれ、自分の表現で人の心に何かを届けるのが仕事。 今こそ僕たちアーティストが世界の人々のために、日系コミュニティーのために立ち上がって、何か勇気付けてあげられることは出来ないか」

そんな思いから、「The Japanese Artists Project」を立ち上げ、今回の動画を撮影したそうだ。英語落語家のケン・サイトウさんや俳優の柳井駿作さん、シンガーソングライターのしほりさん、パフォーマーの田中真夏さんなど、最近ジャピオンで取材した人も多く参加している。

 

坂本九の「上を向いて歩こう」(1961年発表)は、アメリカでも「SUKIYAKI」というタイトルで親しまれている名曲。日本では、東日本大震災の発生直後に再び脚光を浴び、悲しみに暮れた人々の心に寄り添った。今回の動画では、日本語の原詞の意味を伝えるために改めて英訳したそうだ。

アーティストらによる優しい歌声が、読者の心にもきっと届くだろう。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1153

マインドフルに生きよう!

心や体を落ち着かせる効果があるとされるマインドフルネス。慌ただしく不安が尽きない日々の中で、生活に取り入れてみると少しは気持ちが楽になるかもしれない。すでに実践している人も未体験の人も、今号を読んでマインドフルネスについての理解を深めよう!

Vol. 1152

ニューヨークで学ぶ! 楽しむ! 子供の習い事 最新情報

新しい生活がスタートする5月。この時期に子供に習い事をさせたいと考える親も多い。子供向けの習い事教室の傾向や日米の違い、選ぶときの注意点やポイントなどについて、教育コンサルタントの船津徹さんに話を聞いた。

Vol. 1151

日本の手仕事

来る14日に開催されるジャパンパレードにちなみ、今号は日本の手仕事を特集する。日本の工芸やデザインをニューヨークに紹介してきた第一人者や、当地で活動する工芸作家、日本の無名作家を発掘する若きギャラリーオーナーに話を聞いた。

Vol. 1150

ニューヨーク、フードトラック最前線!

屋外でランチを楽しめる季節になってきた    ニューヨーク。テイクアウト需要が高まり、ますます進化を遂げているのがフードトラックだ。今号ではパンデミックの影響や近年のトレンドについて解説し、ニューヨークで楽しめるおすすめ のフードトラックを紹介する。