巻頭特集

メトロノース鉄道に乗って行く週末のプチお出かけ〜コールドスプリング編〜

ウエストポイント鋳造所保護区でコールドスプリングの歴史に触れる

川沿いの集落を繁栄に導き、南北戦争時は北軍にパロット銃などを提供したウエストポイント鋳造所跡を見学できるウエストポイント鋳造所保護区(WPFP:West Point Foundry Preservation)は、90エーカーに及ぶ森林地帯の中にある。商業開発を防ぐためにシーニック・ハドソン・ランド・トラストが1996年に同地を取得、現在は公園として一般に開放している。保護区内のトレイルは、お散歩レベルのらくらくコース。

鳥のさえずりを聴きながらの森林浴は気分爽快だ。ここではP3で述べたようにメインストリートからのルートを紹介する。

スタート地点

❶メインストリートにあるインテリアショップ「アーキペラゴ・アット・ホーム(Archipelago At Home)」の角を(フィリップスタウン方向に向かって)右折、ケンブルアベニュー(Kemble Ave.)をフェンスを右手に見ながらファウンドリー入江(Foundry Cove)方向に歩く。

❷入江に突き当たる手前左に駐車場があり、目の前に「WPFP」の標識が見える。その左にウエストポイント鋳造所についての説明と付近を俯瞰したマップを掲示したインフォメーションボードがあるのでチェックしておこう。

ウエストポイント鋳造所跡

❸約2マイルのトレイルは、当時の線路跡に沿って整備されている。

❹保護区の中心には1865年建立の事務所ビルディングがほぼ当時のままの姿を留めている。ピクニック用のベンチもあるので、お弁当を持参するならここで食べるとよい。

❺36フィートの実物大の水車模型(Back Shot Water Wheel)

❻水車模型の脇の階段を上ってしばらく歩くとバタリー池(Battery Pond)を見下ろすデッキがある。池は水草に覆われ判然としない。

ファウンドリー・ブルック・ダム

❼デッキを過ぎると道は二手に分かれるが、右方向に坂を上がっていくと右手に小川、ファウンドリーブルック(Foundry Brook)が見えてくる。

❽ルート9Dの橋の下の滝(Foundry Brook Dam)は地元住民の隠れた人気スポット。夏には涼を求めて滝の飛沫浴びに来る人も多いそうだ。足元が滑りやすいので十分注意すること。

❾再び坂を戻り、赤い標識に沿って入江方向に戻る。黄色い標識の合流地点の先にインフォメーションボードがある。

木の幹に取り付けられたトレイルの
標識を目印に歩こう

帰路

➓往路で来た道を戻るのもよいが、入江沿いを歩いていけばメトロノースの線路脇の道につながる。コールドスプリングの駅が見えてくる。


足を延ばせばこんなスポットも廃墟となった火薬城を訪ねる

バナーマン島ツアーfromコールドスプリング

コールドスプリングはポレペル島(通称バナーマン島)やその他の名所を巡るハドソン川カヤックツアーの出発地点。ハドソン川と山に抱かれた7マイル3時間の旅は心身のリセットに最適だ(参加費:100ドル、 対象:カヤック経験者。バナーマン島には上陸しない)。

各種ツアーの詳細と申し込み:hudsonriverexpeditions.com

バナーマン島

19世紀の武器商人フランシス・バナーマンが黒色火薬を含む在庫品を保管する城建設用に購入した島。「バナーマン島工廠」と呼ばれた城は1969年の火災で崩れ落ち、現在は廃墟と化している。
bannermancastle.org

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