贈る花、どう選ぶ?(第4回) 

毎日をちょっと楽しく、ちょっと華やかに。

生花の専門家が、花を楽しむティップを毎週紹介します。



第4回 贈る花、どう選ぶ?

前回までは、花の種類や入荷プロセス、生花の取り扱いについてなどをお話しました。

今回からは、具体的な「花の楽しみ方」についてフォーカスを当てていこうと思います。まず今回は、人に送るための生花選びについて、見ていきましょう。

シチュエーションごとの
花の「見え方」を確認

花を贈るシチュエーションはさまざまです。卒業祝い、お土産、恋人への贈り物、ホームパーティー用などなど。花を選ぶときは、まず「どんな機会のための花がほしいのか」を、生花店で伝えてください。

例えば、ステージ上の人に渡す花束は、腕に抱えた時に見栄えがいいよう、平たく花を並べていきます。

お出掛け先のギフトであれば、持ち運びがしやすいようブーケでお作りしますし、ご自宅へのデリバリーであれば、花瓶にしっかり生けてお送りします。

ホームパーティーへの手土産であれば、会場のディテールも重要なヒントとなります。食事会のテーブルに沿える花であれば、ゲスト同士が会話できるよう、低めで、どの位置からもきれいに見えるように作ります。一方、ビュッフェスタイルの立食メインであれば、少し高く作った方が料理に重ならず、取り分けやすくなります。

狭いアパートで、壁に向けて置くのであれば、片面が美しく見えるように意識します。

このように、一口にデコレーションと言っても、置く場所一つで求められる配慮は異なってくるのです。

 

 

相手によって花を選ぶ

花も、その相手の感性によって好まれる傾向が違うので、その辺りもお客さまに聞くようにしています。

お客さまと相手の関係性(家族、友人、恋人など)が分かると、なおイメージしやすいですね(お友達に赤いバラはロマンチック過ぎますので!)。

持ち運び時間も
しっかり考えよう

花をお勧めする際は、買ってからの持ち運び時間も聞いています。30分程度の距離なら問題ありませんが、例えば3時間水に浸けられないといった場合は、その時間内にしおれてしまいそうな花は避けて提案します。

そういった花の代わりに、比較的持ちの良いバラを提案したりもしますね。

 

 

今週のアレンジ

テーブルを柔らかく彩る自然テイスト

 

 

 

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