コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
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今週はネイビーヤードにオープンした「Wegmans」です。
ビルの屋上農園やウイスキー蒸溜所など、個性的なスポットが集まり、ブルックリンで最も注目されているネイビーヤード地区。ここにスーパーの大チェーン「Wegmans」が10月27日にオープンしました。待望の市内初進出です。
全米上位にランクイン
スーパーに入って私が思ったのは「わぁ、広い!」でした。店のスタッフによると、全101店舗の中でブルックリン店は6874平方メートルと狭い方ですが、それでも市内の他のスーパーに比べると、断然広く、品物が充実しています。
まず同店の基本知識からおさらい。「Wegmans」は創業103年で、家族経営。1916年に州北西部ロチェスター市で、現会長ダニー・ウェグマン氏の祖父あたるウォルター&ジョン兄弟がグロッサリー店をオープンしたのが始まりです。展開するのは、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、ニュージャージー州、バージニア州、メリーランド州、マサチューセッツ州と、東海岸のみというこだわりよう。
同店は、従業員の満足度の高さでも知られていて、フォーチュン誌が今年発表した「働きがいのある会社ベスト100」で第3位に選ばれました。店内はスタッフの数が多く、質問にも親切に答えてくれ、満足度が顧客にも伝わって来ます。
健康系商品も充実
ベーカリーやチーズの種類、また自然系のウェルネスコーナーも1ロウに設けられています。全米で注目が高まるCBD(カンナビジオール)をはじめ、アレルギーフリー、グルテンフリー、ビーガン、プロバイオティクス商品が集まり、一見の価値あり。
日本人としては、新鮮な鮮魚やすしが充実し、みそや神戸牛などもあるのはうれしいです。フードコートもあり、2階で休憩がてら食べられます。パブも併設。
区内在住の瀧上妙子さんは、ロティサリーチキンやチーズなどを買いに来たとのこと。「オーガニック食品も充実し、他店と比ベて安いように思いました」。
パーティー用の大きめのオードブルやローストチキン、ピザも充実していて、サンクスギビングにもおすすめ。ぜひエコバッグ持参で!
All Photos © Kasumi Abe
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コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
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