コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
~New Yorker’s English Expressions~ ニューヨーカーが使う自然な英語
日本で看護師経験を持つ、出産・産後ドゥーラ(産前産後の母親をサポートする専門家)で チャイルド・バース・エデュケーターの伊東清恵さんによる「妊婦さんクラブ」が、ユニオンスクエアで開催された。
「ニューヨークで出産予定の妊婦さんに、日米の出産の違いや出産に備えて知っておくべき情報をお届けします」と、伊東さん。
ヨガ講師でもある伊東さんは、クラスの最初と最後には、呼吸法も取り入れている。ゆっくりと呼吸を整え、リラックスしてから着席。自己紹介の後に、日米の出産の違いを説明していく。「自分に合った医師選びがとても重要」と、伊東さん。「私のかかりつけの医師は、あまり教えてくれないんですが」と言う妊婦さんに、「米国では自分から聞かないと教えてくれないことが多いです。こちらから聞けば教えてくれる医師がほとんどですが、自分に合わないと思ったら、勇気を持って医師を変えて欲しい」と話す伊東さん。
「検診での超音波の使用」、「妊娠中、産後の食べ物」、「無痛分娩」、「入院期間」の他、「麻酔事情の違い」や、「出産2日後には帰宅する」といった説明に、参加者たちは、真剣にメモを取っていた。
伊東さんが作成したテキストには、出産病院の情報をはじめ、入院中や産後に必要なグッズリストも盛り込まれている他、病院の具体的な検診の様子や食事、個室の金額など、伊東さんが知り得た情報を惜しみなく提供してくれる。
「米国の病院には助産師さんが少ないので、出産時にドゥーラが付き添ってくれると安心できます」と、ドゥーラが出産時のサポート、産後の家事のヘルプも行うことなども解説。最後の質問コーナーでは、マタニティーヨガ、ベビーベッド選びなど、さまざまな質問が飛び交った。
友達の紹介で参加した茂木彩花さんは、「日本語で出産の情報を得たかったことや、他の妊婦さんたちと交流したくて参加しました。先生の知識と経験が豊富で教え方も分かりやすく、今日は充実した時間を過ごせました」と明るい笑顔で話してくれた。
10月出産予定の谷口良子さんは、「日本から来てすぐに妊娠が分かり不安だったので、友達作りのために参加しましたが、皆さん同じ悩みや心配を抱えているのだなと気持ちを共有できました。病院の情報やドゥーラのことも知ることができてよかったです」と声を弾ませた。
ロングアイランドシティーから参加の吉川奈緒美さんは、「初出産なので日米の違いも分からず、病院で自分から質問をしてもいいのかすら不安でしたが、先生のお話を聞いているうちに心の準備ができました」と感謝していた。
「自分のお産なので、自分が納得いくように準備して、自分らしい素敵なお産をしてください」と伊東さんは願っている。
日本語出産準備クラス、マタニティーヨガ、ベイビー&ミーヨガクラスを開催。
出産・産後ドゥーラサービス、授乳指導なども実施。詳細はお問い合わせを。
【問い合わせ】kiyoedoula@gmail.com/kiyoe doula.com
~New Yorker’s English Expressions~ ニューヨーカーが使う自然な英語
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