夏の海こそニューヨーク!

フロリダやロサンゼルスなどのビーチシティーとは違った、大都市ならではの海の魅力が、そこにある。9月まで、ニューヨークのビーチで夏を思いっきり楽しもう! (取材・文=菅礼子)



地元サーファーに聞く
ニューヨークの海の魅力とは

ニューヨーカーは近場の海の魅力を知っていて、子供の頃から、毎年夏はビーチでの時間を楽しんでいる。昨夏まで工事中だったクイーンズ区のロッカウェービーチ(91〜102丁目)も再オープンし、毎日午前10時〜午後6時まではライフガードが監視に当たっている。晴れた日は多くの人で混み合いそうだ。

今回は、一年中海を愛してやまないサーファーたちに、当地の海の魅力、そこでの過ごし方を聞いた。

 

思い立ったらすぐ行ける

「ニューヨークの海の魅力は、なんといってもマンハッタンからのアクセスの良さだと思う」と語るのは、ローワーマンハッタンのサーフショップ「サタデーズNYC」の店員でサーファーの、エリオットさん。

「僕は9歳の時からサーフィンを始めて、ミドルスクールにもサーフスクールがあったからやっていた。若い頃は車の免許もないけれど、ロッカウェービーチなら地下鉄を使って行けるから、波がいいなと思ったらすぐに出掛けていた」

同ショップのジェシーさんも、「そうだね、僕もブルックリンで育ったから、若い時からサーフィンをするならロッカウェービーチ。『ビーチ67ストリート駅』で降りて、サーフィンをする」とうなずく。

日本でも、例えば湘南の海までは都心から電車で1時間30分近くかかるところ、マンハッタンはロッカウェーをはじめ、コニーアイランドも1時間以内で行けるアクセスの良さだ。

「モントークやハンプトンは波もいいし、マンハッタンからバスや電車で行けるけど、特別感のあるリゾート地。その分、気軽に行けるロッカウェーはなじみ深い」と2人。

 

 

「ピルグリム・サーフ+サプライ」のフィルさん

 

サタデーズNYC」のミツさん、ジェシーさん、エリオットさん

 

 

都会とリゾートの共存

ニューヨークの海は、マンハッタンでの喧騒(けんそう)を忘れ、オフモードになる「切り替えスイッチ」の役割も果たしている。

ブルックリン区ウィリアムズバーグの「ピルグリム・サーフ+サプライ」に勤めるフィルさんもサーファー。「今日も出勤前に、3時間波に乗って来た」とニヤリ。

「マイアミやロサンゼルスのようなビーチシティーと違って、ニューヨークは大都会で、かつビーチもある。普段は目一杯働いて、休日は海で過ごす。こんなメリハリある生活ができるのも、ニューヨークの海に感謝するところ」

ローカルのビーチで何言語も耳に入ってくる多様性も、ニューヨークのビーチの特徴とか。また最近ではロッカウェービーチ周辺でも大型開発の予定があり、ローカルビーチののどかさも、年々変わりつつある。

次ページでは、近郊の三つのビーチを詳しく紹介。

 

人気のサーフスポットはロッカウェーやモントーク

 

ロッカウェーは建設ラッシュの予感!

 

 

●ニューヨークのビーチ情報はコチラ●

ニューヨーク市公園管理局ウェブサイト

nycgovparks.org/facilities/beaches

今年は9月8日(日)までオープン予定。

海が荒れたり、危険な海洋生物が出現したりといった場合には臨時閉鎖することもあるので、お出掛け前には最新情報を必ずチェックしよう。

 

ページ: 1 2 3

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol.1037

いざ、ミュージカル鑑賞。

ロングランから新作まで、ブロードウェーではミュージカル作品が山ほど上演中。住んでいるとなかなか見に行く機会がない、という言う人に、今号ではおすすめ作品を紹介。(文/音成映舞)

Vol.1036

今さら聞けないクラブのこと

「自分はもう若くないし」「ナンパ目的でしょ」「なんだか危なそう」と、不慣れな人にはやや敬遠されがちな、ニューヨークのナイトクラブ。実はクラブカルチャーとは多彩で、誰でも楽しめるものなのだ!今号は、市内での安全で楽しい夜遊びのコツを、クラブ初心者向けに指南。(取材・文/南あや)

Vol.1035

ニューヨーク手土産事情

お世話になった人へのお礼、招待されたホームパーティーなど、何を手土産に買えばいいの?と、悩むことも多いはず。そこで、今回はジャピオン厳選の「手軽に購入できる手土産」を特集。(文・写真=音成映舞)