2018/11/23発行 ジャピオン994号掲載記事

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ヘルシーなニーズにマッチ
食べ歩きやすいのも魅力

世界中で食されている中東などの伝統食ケバブ。日本でも給食に出るなど定着し、近年はおいしさを競うグランプリも開かれているほど。移動販売車のトルコ系の「ドネルケバブ」などが有名だろう。

ドネルはトルコ語で「回る」、ケバブは「焼き肉」といった意味合いだ。牛肉や羊肉、鶏肉を棒に何重にも巻き付け、回しながらじっくりあぶる。薄く削ぎ落としてタマネギなどの野菜とピタパンに挟んで食べるのが一般的。ほどよい塩加減で「安い、うまい、早い」の三拍子そろう。食べ歩きしやすい手軽さも受けている。

B級グルメと軽んじてはいけない。ドネルケバブもニューヨーカーの肥えた舌、健康志向に合わせて着実に進歩している。ブルックリン区のインダストリーシティー内にある「コッチ・ベルリナー・ドネルケバブ」は、抗生物質やホルモン剤不使用の鶏肉で、野菜もローカル産とオーガニックにこだわる。店名を冠した商品は13ドルで、バーガータイプも13ドル。野菜はオールナチュラルと前面に押し出す。

創業者はトルコ移民が多く住むベルリン出身のエルカン・エムルさん。冬の風物詩、マンハッタン区ブライアントパークのウインタービレッジにも出店するそうで「気軽にベルリンの味を食べに来てね」と話す。ブルックリンのデカルブ・マーケット・ホールにも2店目を出した。

その2店目の近くには、ガラス張りの外観で清潔感のある、その名も「ドネルケバブNYC」が店を構える。肉を巻いた棒3本が回るキッチンがよく見え、男性店員が50センチほどあるナイフで手際よく肉を切り落とす。ラップやボウルから選べる。ラップの場合、鶏肉は8ドル95セント、牛肉と羊肉のミックスは9ドル64セント。

何もドネルだけがケバブではない。トルコから見て東は中国、西は地中海、南はアフリカ、北はロシア、とケバブと同じルーツの料理は多岐にわたる。アフリカ系住民が多いハーレムに昨年7月にできた高級スーパー、ホールフーズマーケットは店内に「ハーレム・ケバブ・グリル」を開設。ピタラップ(8ドル)やケバブに加えてサラダ4種から二つを選ぶプレート(12ドル)がある。サラダは全てビーガンでグルテンフリー。食べ応えがありつつヘルシーだ。

さらなるケバブ群は次ページに!

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「コッチ・ベルリナー・ドネルケバブ」。オーガニックの野菜がたっぷり

 

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Kotti Berliner Döner Kebab
■Industry City: 220 36th St., Brooklyn, NY 11232
■DekalbMarketHall:445AlbeeSquareW., Brooklyn, NY 11201(写真)

 

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入り口からすぐキッチンのケバブが見える
Döner Kebab NYC
34 Willoughby St., Brooklyn, NY 11201

 

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地域性に見合い客足は上々
Harlem Kebab Grill at Whole Foods Market Harlem
100 W. 125th St.

 


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