2018/10/12発行 ジャピオン988号掲載記事

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ニューヨーカーはこう使う!
今どきアプリ論

マンハッタン区ソーホーにあるスマホの修理や周辺機器販売を手掛ける「ザ・モバイル・スパ」。小難しい技術的な相談にも乗ってくれる頼れるお店だ。

「俺のアプリを見たいって?至ってシンプルだよ」と体格のいいエンジェル・ヘレディアさんはお店のテクニカルマネジャー。仕事柄、たくさんのアプリを使いこなしているかと思いきや、画面はスカスカ。というより、よく整理整頓されている。「近年アプリ全体の数は相当増えているからね。本当に使うものだけインストールしているよ」

米国の格言で「Youcan know a man by the books he keeps in his library.(本棚を見れば、その人が分かる)」と言うが、同様にどんなアプリを入れているかで利用者の趣向や人となりがある程度分かる。ヘレディアさんは自分で「ソーシャルメディア」、「フィットネス」、「ヘルス」の三つのフォルダを作り、アプリを使い分けている。フィットネスにはナイキ・プラス・ラン・クラブといったジョギングや筋トレに有効なアプリを入れる。なるほど、体を鍛えている様子が垣間見える。

ソーシャルメディアはフェイスブックとインスタグラム、スナップチャットと有名なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)アプリのみ。「シンプル。シンプルが一番さ」と笑う。

生活で一番役立つのは「やっぱりウーバーだね」と即答。この街では定番だが、日本なら最初に返って来なさそうな答えだ。次のお勧めは「タッチ・オブ・モダン」という、ライトや椅子など流行の商品の情報をタイムリーに通知してくれるアプリ。はやりすたりが激しいこの街で暮らす中、愛用アプリの一つになった。

ニューヨークは地下鉄網が複雑に入り組んだり、トイレを探すのに苦労したり。そうしたご当地事情に対応し、アプリも増えて多様化している。

数字で振り返るアプリの歴史
アプリの数は近年急速に伸びており、アイフォン用の「AppStore」で提供された累計のアプリは2013年から17年にかけて約3倍の450万本に増えた。その多くはゲーム関連だが、ゲーム以外も着実に伸びている。アプリのデータを扱う「アップアニー」の調査結果によると、10年7月~18年5月に累計で最も多くダウンロードされたアプリは、フェイスブックで、フェイスブックメッセンジャー、ユーチューブ、インスタグラム、ワッツアップメッセンジャーと続き、SNS系が上位を占めた。アンドロイドの機種に搭載されているアプリを調べた他社の調査でも、同様の傾向がみられる。国別では、累計ダウンロード数は米国、中国、日本、英国、ロシアの順に多い。近年は中国版のLINEとも呼ばれ、ニューヨークでもよく使われるWeChatなど中国系アプリの台頭が目立つ。

一方、10年は全ダウンロード数の約10%が有料アプリだったが、現在は1%未満だという。無料アプリが利用者の支持を集めている状況がうかがえる。

*App Annie「データで振り返るiOS App Storeの10年」などに基づく

iOS App Store
ダウンロード数ランキング
1位 Facebook
2位 Facebook Messenger
3位 YouTube
4位 Instagram
5位 WhatsApp Messenger
※ゲーム系アプリを除く

App Annie
アプリ市場データに精通し、100万を超えるユーザーが活用する
www.appannie.com

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Angel Herediaさん

Technical Manager
The Mobile Spa Bleecker
259 Bleecker St., NY 10014
www.mobilespany.com/
【インストール済みアプリ】約20本
【主なアプリ】Facebook、Instagram、Snapchat、Uber、CashApp、Ebay

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ヘレディアさんのスマホの画面。多くを入れないのが信条とか


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