2018/09/14発行 ジャピオン984号掲載記事

Pages:
禁煙成功体験談!
どうやってやめたの?
ここでは、禁煙に成功したニューヨーク、ニュージャージー在住者たちの話に耳を傾ける。今回事前に行った禁煙経験者へのアンケート(26人が回答)結果も紹介。

984_Smoking_2-1
1日1箱、多い時期には2箱吸っていた。結婚後は自分で購入はやめたが、周囲の人からもらうことで喫煙は8年継続した。3回禁煙にトライし、最終的には2005年に成功したという。「ニコチンは本当に怖い依存症で、ヘロイン中毒者が犯罪にまで手を出すように、自分の人間性や尊厳を落とし入れてまでもやめられません」

それに気付いた出来事があった。俳優の鈴木さんは、ある日、喫煙者の舞台監督の女性と車に同乗、車内で一人で待っていたときのこと。彼女が吸った、口紅がべったりついたシケモクに手を伸ばそうとしている自分にはっとした。「俺、何をやってんだろう?」。それからきっぱりやめる決意をしたという。禁煙には、ニコチンガムを使った。

タバコの値段が高騰していたこと、ジョギングを本格的に始めたことも追い風になった。

「走るのが気持ち良くて、走ることを続けられるなら、タバコは吸えなくてもいいよなと感じました。今では、少しも吸いたいとは思いません」


984_Smoking_2-12


984_Smoking_2-2
「パパくさい。きらい」仕事を終え、疲れて帰宅し、抱き上げようとした娘から言われた一言に、強烈に傷ついたという。ちょうど2人目の子供が生まれたタイミングも重なって、禁煙の決意を固めた。

まずは当時流行していた、カートリッジ式の無煙タバコ「ZERO STYLE」に代え、口寂しさはガムをかんで紛らわせた。それから1カ月ほどすると、「吸わなくても平気」だと思えるようになったのだという。そして2カ月たったある日、「タバコをまったく吸いたいと思わなくなった」自分に気付いた。しかし、禁煙期間の誘惑はあらゆる場面で、多々あったと振り返る。「タバコが吸える環境で、周囲の人が吸っていると、正直厳しかったです。でもそこは気合いで我慢しました」

喫煙者を見掛けると、禁煙を勧めるPさん。これから禁煙を志す人に対しては、「吸わなくても平気だと思えるときがきます。そこまで何とか気合いで我慢してください」と呼び掛ける。




984_Smoking_2-3
最初の禁煙は20代半ば。高校時代の恩師に再会し、「一流の経営者はタバコを吸わない」と諭され、「ならやめてやる」と反骨精神で、1日2箱吸っていたタバコを、決意だけで一切絶った。 禁煙は10年続いたが、30代半ば喫煙が復活した。日本の禁煙ブームに対して「反骨精神」が逆に働いてしまったのか、「周りが吸っていないと吸いたくなって」と話す。1本だけのつもりが喫煙者に逆戻りした。2年後に再度禁煙。「服や髪の毛が臭ったり、灰皿とかも汚いのが嫌だった」というのが理由。アメリカ移住後は、臭いがつかない「アイコス」の存在を知り、半年ほど吸ったが、現在は代替品も一切使わず1年以上乗り切っている。今では、全く吸いたくないとのこと。「一回気にならなくなったら気にならない性格です。でもタバコは『吸えない』となると、頭がそのことで一杯になってしまいます。それを忘れるしかない」

禁煙は、二日酔いにならない、朝の目覚めが良い、ごはんはうまい、と「いいことしなかない」と自覚もしている。「気合いと根性です」とこれから禁煙を目指す人を励ます。


984_Smoking_2-32


984_Smoking_2-4
ある朝、目覚めると胸がメリメリと音を立てた。「本当に音がしました。それで、『もうだめだ、死ぬ』と思いました」。それから「1秒で禁煙をする決意」を固めた。1日2、3箱を吸うのが習慣で、喉が痛くても、咳込んでも、声がガラガラで「おっさんみたい」でも、一度も禁煙を考えたことがなかったが、切実に「死ぬ」と思ったのはこのときが初めてだった。タバコも灰皿も一切を捨て、薬局に走り、ニコチンガムを買った。

しかし、その後もニコチンガムを大量に消費する日々が続く。「ニコチン依存症から抜けられないことを実感しました」。ニコチンパットは2、3回試してみたが、そのたびに吐き気に襲われ続かなかった。禁煙後は体重が10キロほど増え、吹き出物で皮膚がボロボロになり皮膚科に通った。ガムをかむ頻度も多く、歯の詰め物が取れる、虫歯になるといった困難が続いた。「地獄のようでした。それまでたまっていたものをデトックスしていたんでしょうね」

2年ほどで普通のガムに代え、「もう大丈夫だな」と、ガムをやめるまでに5年ほどかかった。それから10年。しかし2年前、発熱や気管支炎に似た状態がしばらく続き、病院に行くと、過去の喫煙の影響による慢性閉塞性肺疾患(COPD)だと診断された。

「これから一生これかと。吸わなければよかったと後悔しました。喫煙者に対しては、どんなことをしてでも、どれだけ時間をかけても、今すぐやめなさいとしか言いようがないです」


984_Smoking_2-42


Pages:

過去の特集

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

特集
夏だけ入島できる特別なリゾートとして、ニューヨ...

   
Back Issue 2019
Back Issue 2018
利用規約に同意します