2018/09/07発行 ジャピオン983号掲載記事

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階段、手すり、屋根、壁…街中に存在する、あらゆる障害物を身一つで華麗に跳び越えることを競う「パルクール」。言うなればストリート生まれの障害物レースだ。普段は一体どんな練習をするのかを探るべく、パルクール教室「ザ・ムーブメント・クリエーティブ」創始者、ジェス・デンジャーさんのブルックリンの自宅にお邪魔した。そこには、鉄パイプや丸太で作った練習コースがある。

「ストリートではゴールまではどんなルートがあり、どんな動きができるか瞬時に考えるので、この練習場もパイプの位置を随時入れ変えて変形させます。パルクールは、常に自分の新たな可能性に挑戦していくんですよ」

ジェスさんはそう言いながら、目にも留まらぬ速さでパイプ間をターザンのように跳び移り、さらに地上2・5メートル以上はあろうパイプの上をテクテク。その迷いのない大胆な動きに、編集部から「ひえー!」と声がもれた。デンジャーさんに誘われるがまま、試しにパイプの近距離の跳び移りに挑むも、固そうなコンクリートの地面が不安をあおる!

おびえる一同に「それでいいです」とジェスさん。「どんな動きが危ないか、自分のスキルはどの程度かを見極めるのが大切なんです」。

スケボー少年として地元ニュージャージーのストリートを走っていたジェスさんは、ある時パルクールの動画を見て、その格好よさにほれ込んだのだとか。スケボー仲間とチームを組み、ボードの代わりに己の足で街中を駆け回るようになった。

「最初は低い段差から始めて、徐々に高い高低差を跳び越えられるようになり、スキルをいくつか組み合わせてさらなる上級技を目指す。パルクールには終わりがありません」

瞬時の判断力と空間把握能力、そして何よりチャレンジ精神が身に付くパルクール。会得した日には、見慣れた街並みが、まだ見ぬ可能性に満ちあふれて見えることだろう。

ここでトライ!
The Movement Creative
クラスの開催地(基本的に屋外)や時間などは随時異なるので、ウェブサイトを参照。初回20ドル。
https://themovementcreative.com

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実に10年以上のパルクール歴があるジェスさんは、今でも練習をかかさない。まるで忍者のように軽々とコースを飛び回る
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動きは難しくないので、最初はゆっくりと練習


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