2018/08/24発行 ジャピオン981号掲載記事

Pages:      


981_MiniCommunity_Title1

 クイーンズ区にある地下鉄Eラインなどが通るルーズベルトアベニュー=ジャクソンハイツ駅。降りると異世界に迷い込んだかのように、チベット語、ネパール語の看板をあちこちに見かける。お店は「リトルチベット」、「スパイシーチベット」と地域色満載だ。エスニックな雰囲気に誘われ、ついつい入ってみたくなる。

 チベットをはじめ、ヒマラヤの郷土料理に「モモ」という食べ物がある。見た目はギョーザのようで、皮はやや肉厚。かむと肉汁がじゅわっとあふれる。

 「牛肉や鶏肉、野菜、いろんな味があるんだ。注文後に作るから新鮮だよ」。そう話すのは「ポタラレストラン」オーナー、タシ・ドルジェ・ラマさん。4年前に来米、昨年開店した。大阪府在住経験もある親日家だ。

 ここに出店した決め手は地域のコミュニティー。駅周辺には大勢のヒマラヤ地方出身者が住む。駅南側にあるカラフルな文化施設が集住の呼び水となっている。どうりで、エスニック料理店が軒を連ねるわけだ。

 他に、地域の代表格の一つ「ヒマラヤンヤク」はミシュランガイドも推奨した名店。「群馬県に住んだことがあるよ。日本は良かったなあ」と笑う店員は、またも日本に縁が深いドル・ジーさん。日本人の口に合いそうな「ツェルタン」(4ドル95セント)を推す。豆腐とホウレンソウが入り、みそ汁のようなどこか懐かしい味。ヤクの乳を使ったチーズやモモもある。チベットに限らず、幅広くヒマラヤの食文化を堪能できる。珍しいブータン料理もあるが、辛いので要注意。

 「お店で食べる時間がない」という人はモモを売っている駅前の屋台がお勧め。歩きながら頬張る人も。

981_MiniCommunity_Tibet_map
981_MiniCommunity_Tibet1
チベットなどヒマラヤ地域で食されるモモ。ギョーザのような見た目で、8個で10ドル前後が相場
981_MiniCommunity_Tibet2
ポタラレストランのキッチンでモモの生地をこねるタシさんの弟。一つ一つ手作りする
981_MiniCommunity_Tibet3
モモを売っている駅前の屋台。たこ焼きを買う感覚に似ているとも
981_MiniCommunity_Tibet4
駅を降りて視界に入るのはヒマラヤ地域の言語で書かれた看板の数々。異国情緒あふれる街並み


Pages:      

過去の特集

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

巻頭特集
人気が過熱するブルックリン区ウィリアムズバーグ...

   
Back Issue ~9/7/2018
Back Issue 9/14/2018~
利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント