2018/08/10発行 ジャピオン979号掲載記事

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ブルックリンは
誰が作ってる?
Made in Brooklyn Tours

近年、日本人に限らず、世界中の観光客に人気のブルックリン。おしゃれだから?面白いことが起こっているから?と疑問が湧く。そこで参加してみたのが、「誰がブルックリンを作っているか見てみよう」がテーマの「メード・イン・ブルックリン・ツアーズ」。ブルックリンの人気スポットやお店、名所を解説付きで巡る、約3時間のウオーキングツアーだ。

まずは街の昔と今
ツアーには市内、米国内を中心に世界中から参加者があるという。「みんな笑顔で帰っていくよ」と語るのは、生まれも育ちもブルックリンの、市公認ガイド、ドム・ゲルバシさん。8年ほど前、世界旅行をした際、欧州で匠(たくみ)の技に魅了された。米国に戻った後、地元ブルックリンで、芸術家や職人が作業をするスタジオや工房を見て回ったという。

「ここにも素晴らしいものがたくさんある」と気付いた。そして、ブルックリナイト(ブルックリン住民の愛称)が案内し、街を作り出す要素を紹介する、このツアーを考案した。

「ブルックリンの良さは物じゃない。人だよ」。そういうドムさんもこの街を作っている1人なのだ。

この日はダンボを巡るツアーで、市内から11人の一行が参加。強い日差しの中、ブルックリンブリッジに程近い道路を出発した。

「君たちが立っているその場所、昔そこは川だったんだよ」と歴史解説からスタート。昔と現在を比較をして、エリアの発展を感じてもらうこともテーマだ。時折、「DUMBOが何の頭文字か分かる?」などとクイズを出して参加者を飽きさせない工夫も。

街を作っている人たち
ここからがツアーの一番面白いところ。地元の職人や芸術家たちと触れ合える時間だ。この地発祥のチョコレート店ジャック・トレスで地元の味を賞味した後に案内されたのが、地元の職人の手による商品を扱う店が軒を連ねるビルだ。

今回は、リー・アディハサダさんのアロマグッズの店と、ロベルト・カラサンズさんの革細工製品の店を回った。それぞれ手作りした商品のコンセプトを説明。参加者たちは思い思いに、当地の職人たちに質問を投げ掛ける。

続いて裏路地にあるビルに赴き、ケーブルや配電盤が入り組んだ薄暗い地下の廊下を歩く。どこに連れて行かれるのかと不安も抱きつつ、着いた先はデービッド・クレグ・エリスさんのアートスタジオ。カラフルな絵が壁いっぱいに飾られている。ブルックリンをモチーフにしたポスターやシャツの制作の様子を見学。

最後に訪れたのは、こちらも地下のガレージ。キュビズム調のさまざまなゾウを描くアーティスト、クレッグ・アンソニー・ミラーさんのスタジオだ。参加者とアート談議に花を咲かせつつ「ブルックリンとこの仕事を愛している」と熱っぽく語る。ここでもまた一つ、ブルックリンが生み出される過程を見ることができた。

「こうした人たちがブルックリンを作っていると分かってもらえたかな」と、参加者に語るドムさんだった。

Tour_3_1

ドムさんが参加者に街の歴史を紹介する
Tour_3_2
手作りのアイテムについて説明する、革細工職人のカラサンズさん
Tour_3_3
エリスさんの地下アトリエ。壁一面の作品に対して、参加者も積極的に質問
Tour_3_4
「この仕事が好きだ」とツアー参加者に向け熱く語るアーティスト、ミラーさん
Tour_3_5
メード・イン・ブルックリン・ツアーズの代表、ガイドのDom Gervasiさん


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