2018/07/20発行 ジャピオン976号掲載記事

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ネオンサインを作ろう
ブルックリンガラス

ブルックリン区ゴワナスにある「ブルックリンガラス」は、ネオンサインや吹きガラスが制作できる工房だ。天井の高い、広々とした約4000平方フィートの敷地の工房は、窯やバーナーが発する火や、作業に打ち込むスタッフたちの熱気で満ち、むんと暑い。

ネオンサイン制作のセクションは、大小さまざまな発電装置が所狭しと置かれ、まるで科学実験室。巨大な機械を駆使するイメージかもしれないが、並ぶのは木製の机とガスバーナーだ。

「バイオリンの弾き方が昔から一緒のように、ネオンサインの作り方も変わっていない」と語るのは、この道40年のネオンサイン職人でオーナーのデービッド・アブロンさん。「最近は技術が発達して、より鮮やかな色が増えているけどね」。

好きに曲げて光らせる

全長1・5メートルの細くて白いガラス管をバーナーでじかにあぶり、少しずつ曲げていくことで形を作る。噴き出る火に驚くかもしれないが、注意を怠らなければ安全だ。5時間の1日クラスではとにかく好きな方向に曲げていき、抽象的な形のモニュメントを作ることがゴール。「難しい説明はしないで、いきなり曲げさせる。そうすれば、おのずと仕組みを理解するからね」とデービッドさん。
仕上げにスタッフが電極を取り付けて完成。赤や青、緑など数十種類から色を選ぶ作業も楽しい。
全工程に熟達するには10年はかかるともいわれる。作業台は1日40ドルで貸し出しているので、この初心者クラスを経て、本格的なサイン制作に乗り出す人も少なくないとか。

繊細なガラスを扱う

一方、吹きガラスは最短15分ほどで作品を作れる手軽さが売り。使用する窯の温度はカ氏2140度。顔を火照らせながら窯の前に立つ生徒らの表情は、真剣そのものだ。

どろどろに溶けたガラスを、専用の棒の先端に巻き付けてから冷やして転がす。そして棒の反対の端から息をふっと吹き込み、その加減でガラスを変形させる。工程はシンプルだが、冷え過ぎるとヒビが入ったりするので、綿密な温度調節がカギを握る。

スタッフのマイケル・ヘルトさんは、「4500年以上続くガラスの歴史も教えているよ。人気なのはショットグラスやタンブラー作りだね」と話す。

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ガラス管を少しずつ熱していくことで、好きな形を作る。文字を作る際は、設置すると左右反転するので、鏡文字で作るのだとか
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職人たちが作ったネオンサイン

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吹きガラスは超高温の窯に向き合う
Brooklyn Glass
142 13th St., Brooklyn, NY 11215
www.brooklynglass.com
One-Day of Neon — 250ドル
ガラス制作各種 — 195ドル


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