2018/07/13発行 ジャピオン975号掲載記事


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あの大橋を歩いてみました!
毎日、目にしていても、通り過ぎるだけの橋。今回は歩いて渡ってみました。
各橋のデータは、New York City Department of Transportationの情報を参考にした

今や人気観光スポット
ブルックリンブリッジ

ブルックリンブリッジの遊歩道は、観光客に大人気。入口は地下鉄4、5、6ラインのシティーホール駅正面の歩道に直結しているので迷うことはない。1883年の開通だけに、足元は木張りで趣がある。ブルックリンに向かって右側が歩行者専用。左が自転車専用。吊り橋を支える2本の石造橋脚は、古城の塔さながらに堂々とそそり立つ。その周囲が小さな展望台になっており、進行方向右手にはブルックリンハイツ、左手にダンボ。後方左手にはエンパイア・ステート・ビルがはるかに臨める。

圧巻は、後方右手ダウンタウンのビル群。橋を吊る無数の鋼鉄製ワイヤー(通称「スチールハープ」)越しに整列する摩天楼たちは、まさにニューヨークの顔だ。486メートルの橋脚間を歩けば、今度は右手遠くに自由の女神。その向こうにスタテン島の島影が見えてくる。対岸ブルックリンに着いたら最初の出口で降りるのがコツ。そこがダンボ地区だ。自家焙煎が名物のコーヒーショップや石窯ピザで疲れを癒そう。

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景色の良さが自慢
マンハッタンブリッジ
マンハッタンブリッジはマンハッタンとブルックリンをつなぐ全長約2キロの吊り橋だ。1909年に開通し、100年以上たった今も自動車、自転車、鉄道が通る重要な交通路。平日は1日約8万台が行き来する。

マンハッタン側の入り口は地下鉄Dラインのグランドストリート駅から歩くこと約10分。凱旋門を思わせる壮大な門構えが橋の始まりだ。橋の右側が歩行者用、左側が自転車専用となっている。それぞれ「専用」なので、歩行者用では晴天下にはジョギングする人の姿も多い。観光地化しているブルックリンブリッジと違い、歩行者はまばらながら、橋から見える景観の良さはこちらが上かもしれない。ローワーイーストサイドの街並み、真上からのダンボ、そして何といってもブルックリンブリッジの全景が見える。

迫力のある鉄製の主塔を眺めながら、端から端まで30分ほどで渡り切った。この間、列車がガタゴトと脇を通り過ぎるたび橋がきしんで揺れ、ちょっとしたスリルも味わえた。

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名作に登場するあの橋
クイーンズ・ボロ・ブリッジ
2層式のクイーンズ・ボロ・ブリッジの別名は「59丁目橋」。サイモン&ガーファンクルの歌で有名な他、ウディ・アレンの映画「マンハッタン」の名シーンでも背景に使われた。1909年の開通当初は、下層道路の南北両端に路面電車の専用線路が敷かれていたが57年に廃止。北側の廃線跡が現在、歩行者と自転車の専用道になっている。

マンハッタンからは60ストリート脇のランプがその入り口だ。巨大な鋼鉄のトラスを見上げながら勾配を一直線に登る。すぐ左隣をかすめるようにしてルーズベルト島行きの真っ赤なトラムが追い越してゆく光景はどこか超現実的だ。

眺めは、アパート群が立て込むルーズベルト島の俯瞰も、4本の煙突が天を突くクイーンズ側の火力発電所も、普段あまり目にしない景色なので飽きない。全長1135メートルはあっという間。出口があるクイーンズボロ・プラザ周辺は、至る所で高層ビルが建築中。活気と騒音に気おされるが、うまい地ビールのタップルームもあるので、喉を潤して帰るといい。

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