2018/06/08発行 ジャピオン970号掲載記事

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気分は時空を超えた工場見学 ICの魅力は、消えてしまった20世紀の工業至上主義の空気を味わえるところ。新しいのか? 懐かしいのか?不思議な感覚に身を委ねながら歩いてみよう。

 ICには食関係だけでもショップが20軒以上あるが、こだわりのあるユニークな店が多い。例えば、世界中から選りすぐったコーヒーとお茶を提供する「The Extraction Lab」。単なるカフェではなく、同社開発のアプリ制御の自動マシンで豆や茶葉からいれてくれるところがICならでは。  隣接する工場、作業場やキッチンをオープンにするのがIC店舗の特徴。自社工場脇で直売するビーガンの漬物専門店「Pickle Shack」は、季節の野菜を使ったピクルスのみならず、キムチやダイコンの辛子漬けなど、世界各国の漬物からもアイデアを得ている。熟成肉や各種サラミを扱う精肉店「Ends Meat」も、商品は全て自家製。地元住民が列を作り、商品ケース越しに店員と相談、試食しながら好みの肉を切り分けてもらっている。  1923年にニューヨークで創業したチョコレートメーカー「Li-Lac」は、100年近く変わらぬレシピでチョコを作る。製造工程が見える窓に子供たちが張り付いている姿が微笑ましい。希望者には出来たてチョコのお土産付き工場見学もあるとか。  これからの季節は、「The Frying Pan Helm Bar」がおすすめ。漁船を思わせる内装のバーカウンター、または中庭に面した窓口からも注文が可能。新鮮なセビーチェをつまみに地元産の生ビールをあおれば、暑気は一気に払える。  それでも暑いという人には、「BlueMarbleIce Cream」のアイスクリームを推奨。2007年にブルックリンの女性2人組が始めた「完全なる」オーガニックアイス。  モノづくりの歴史を反映するかのように、フードホールの一角に料理教室を構えるのが「Brooklyn Kitchen」。パン焼きやフレンチ、豚料理からエスニック料理まで多種雑多なコースが用意されている。受講料は1回100ドル。もちろん食事付き。  食を堪能したら、最後に「Wanted Design」をチェック。ステキなデザインの食器や小物の専門店で、商品の半分はICを拠点にする会社、デザイナーの手によるもの。洗練されたフォルムは実にICらしい。


お茶もコーヒーも全自動で 970_IndustryCity_2-1a 世界各地の生産者から直接入荷した厳選のコーヒー豆や茶葉を、アプリ制御のハイテクマシンが目の前で自動抽出。温度やタイミングは素材に合わせて最良の状態にプログラムされている 970_IndustryCity_2-1b The Extraction Lab Coffee Bar Building 5 横断中央通路沿い www.industrycity.com/new-extraction-lab

ブルックリン漬物語り 970_IndustryCity_2-2a 季節ごとに変わる野菜の漬物は、浅漬けから古漬けまで数十種類。動物性食材を一切使用していない。工場直送漬物をフィーチャーしたビーガンの軽食も試したい 970_IndustryCity_2-2b Brooklyn Brine Pickle Shack Building 5 35th St. 沿い www.brineanddine.com

肉食主義万歳! 970_IndustryCity_2-3a 肉食材は全て近郊農場から入荷。ポークもビーフも解体した部位は全部利用。肉をこよなく愛する職人たちが手作りするハム、ソーセージ、熟成肉にハズレはない 970_IndustryCity_2-3b Ends Meat Building 2 フードホール内 www.endsmeatnyc.com

新鮮な生チョコに耽溺 970_IndustryCity_2-4a 市内一の老舗チョコメーカーは、少量高品質生産が身上。140種類ある生チョコ商品のうち人気は写真の3品。上からオレンジピール、バタークランチ、フレンチ・ミント・バー 970_IndustryCity_2-4b Li-Lac Chocolates Building 4 横断中央通路沿い www.li-lacchocolates.com

潮風を感じる漁船バー 970_IndustryCity_2-5a 生ビールにぴったりの軽いシーフード料理が絶品。写真のセビーチェも、小エビをベトナム風ソースでマリネするなど手が込んでいる。ロブスターロールもおすすめ 970_IndustryCity_2-5b The Frying Pan: Helm Bar Building 5 横断中央通路沿い www.fryingpanbrooklyn

オーガニックアイスならここ 970_IndustryCity_2-6a 2007年に開業して、コブルヒルとプロスペクトハイツで家族連れに大人気となったブランドが出店。ニューヨークで唯一、USDA認定オーガニック材料のみを使うアイスクリーム店。味は9種類 970_IndustryCity_2-6b Blue Marble Ice Cream Building 2 フードホール内 www.bluemarbleicecream.com

ヒップなお料理教室 970_IndustryCity_2-7a 講師の一人メリッサさん。クラスで指導した手作りソーセージを得意げに見せてくれた。場所柄、エスニック料理のクラスも多い。最近は、カップルで参加する人も増えたそうだ 970_IndustryCity_2-7b The Brooklyn Kitchen Building 2 フードホール内 www.thebrooklynkitchen.com

生活小物もICらしく 970_IndustryCity_2-8a インダストリーな歴史を肌で感じ、ナチュラルな美味を舌で感じたIC。そんなIC体験の思い出になるようなギフトが見つかる店。ICに入る会社やデザイナーによる照明器具や香りのグッズもある 970_IndustryCity_2-8b Industry City Store by Wanted Design Building 2 フードホールの西側 www.wanteddesignnyc.com/store

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