2018/05/25発行 ジャピオン968号掲載記事

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スケボーって何だろう?

スケボーは移動手段として、また街角で段差越えや空中回転などの技(トリック)を決めて遊ぶアクティビティーとして、ニューヨークの日常風景から切っても切り離せない存在だ。
スケボーの歴史は、カリフォルニア州ロサンゼルスから始まっている。諸説あるが、ハンドル付きのいわゆるキックスケーターを改造し、それをサーファーたちが遊んだのが始まりだとされる。
記録として最も古いスケボーは「ザ・ローラーダービー・スケートボード」という商品名で、1959年に発売。細い木の板(デッキ)に車輪(ウィール)、そして二つをつなぐ金属パーツ(トラック)が付いたもので、構造は現在のスケボーとほぼ同じだ。65年には最古のスケボー大会、全米スケートボーディング・チャンピオンシップが同州で開催されている。

空中で技を魅せる
スケボーにはさまざまなプレースタイルがある。最初に確立されたといわれるのが、なだらかなカーブやU字地形(ハーフパイプとも)の、端から端を振り子のように往復し、そのエッジで空中技を決める「パーク」。一方、障害物のない平面で行うのは「フラット」と呼ばれる。
次第に街には多くのパークが設置され、トニー・ホークやロドニー・ミューレンなどのカリスマボーダーたちが、新たな技を次々と開発。各大会を沸かし、スケボー文化は広く普及していった。
またスケボーは、ボードのグラフィックデザインにはじまり、ストリートのファッションスタイルや音楽とも深く関わっている。道で出会ったボーダー同士がチームを組んで大会に出場したりと、独自のコミュニティーを形成していった。

NYはストリートが発展
スケボー文化は、割と初期の段階でニューヨークにも伝わったが、同地は少々特殊な条件を持っていた。 パークコースを設置する広大な土地も、ビーチに面した大通りもない、迷路のようなマンハッタン。道のコンディションも治安も悪く、舗装した道のヒビ割れや、散乱したゴミがウィールの回転をはばむ。ニューヨーカーは走る場所を求めて、時には民家の屋根にも登った。
この、高低差や障害を華麗に乗り越えていく遊び方は、やがてトリックを決めながらコースを駆ける「ストリート」スタイルと呼ばれるようになった。

遂に国際舞台に進出
スポーツとしてのスケボーは、米国のケーブルテレビESPNが1995年から開催している、エクストリームスポーツを集めたテレビ大会「Xゲームズ」で親しまれてきた。そして2020年開催の東京オリンピックで、満を持して新たに正式種目に追加されることが決定。採用スタイルはパークとストリート。回転、ジャンプ、空中技のクオリティーを、採点形式で競い合う。
代表選手として呼び声が高いのは、スノーボードの米国代表ショーン・ホワイトなど。これを読んでいる人も、今から始めれば、次のオリンピック出場に間に合うかも?

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手すりや階段などの障害物を超えていく「ストリート」は、特にニューヨークで開花したスタイル。技の数は無数にある

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湾曲した地形を利用する「パーク」

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