2018/04/13発行 ジャピオン962号掲載記事


Pages:   

962-Greenpoint_title
地下鉄G線のナッソーアベニュー駅で下車し、まずはマンハッタンアベニューからグリーンポイントの散策を開始した。


962-Greenpoint_04
マンハッタンアベニューは、19世紀後半から続く地元商店街で、グリーンポイントは南北に走るこの通りを「背骨」として19世紀後半から発展を続けてきた。靴店、薬局、荒物店、写真店から裁縫小物店までありとあらゆる生活用品がここでそろう。実店舗ビジネス衰退期の今日にあってもどの店も活気がある。オーナーの大多数を占めるポーランド系移民の力に負うところが大きいようだ。 舗道を往来する人々の口からはポーランド語が飛び交う。まるでヨーロッパの古都のよう。ポーランド語書籍の専門店やポーランド系旅行代理店もあれば、自家製ポーランド風ソーセージの店も数軒ある。店構えのかわいい「ポルカドット・カフェ」はポーランド総菜店。冷製サーモンやカツレツ、ポテトサラダ、そしてポーランドの国民的スープ「ズーリック」など、店先に並ぶのは、どれも作りたてで新鮮だ。さらに北上すると、グリーンポイントアベニューを境にミレニアル世代好みの店舗が目につく。レコード盤のファンは、ヒューロンとインディア両ストリートの間にあるレコード・グラウチをのぞくといい。地味な店構えなるもジャズ、ファンク、ロックのビンテージ海外盤などのお宝が手頃な値段で手に入る。古道具だったらヒューロンを越えて通りの反対側にあるザ・シング。1960年代〜80年代のピンナップ雑誌や楽器、オーディオ機器の掘り出し物がある。

マンハッタンアベニュー沿いにサードウェーブ系のカフェが点在するが、一歩「横道」に入ったところに面白い店がある。ヒューロンを西に折れたすぐにあるアルケストラタスは、料理本専門書店だが店奥にカフェ・レストランを併設。毎週木曜日には先着13人のみのディナーも供するとか。世界各国料理の写真集や珍しいビンテージのレシピ本が混然と並ぶ書棚を眺めつつカプチーノをすする時間はなんともぜいたくだ。バケリ、グリーンリーフ(いずれもフリーマンストリート)、ママン(ケントストリート)など、古い建物の味わいを生かした横道カフェはどれも落ち着いた雰囲気。

横道からさらに奥に進むとヒップスター御用達のフランクリンストリート。インディーなブティックやクラブ、ライブハウスが人知れず佇む。中でも中古ギター専門店ペンタトニックギターズは、一見の価値あり。フランクリンを南下したら左折して今最先端と言われる、ノーマンをチェック。レストランとコワーキングスペースが共存するクリエーティブな空間だ。

 

962-Greenpoint_info


962-Greenpoint_05
①Polka Dot Cafe
726 Manhattan Ave., Brooklyn, NY 11222
www.polkadotgreenpoint.com
 

962-Greenpoint_06
②Record Grouch
986 Manhattan Ave., Brooklyn, NY 11222
www.recordgrouch.com
 

962-Greenpoint_07
③The Thing
1001 Manhattan Ave., Brooklyn, NY 11222
 

962-Greenpoint_08
④Archestratus Books + Foods
160 Huron St., Brooklyn, NY 11222
www.archestrat.us
 

962-Greenpoint_09
⑤Maman
80 Kent St., Brooklyn, NY 11222
www.mamannyc.com/maman-greenpoint
 

962-Greenpoint_10
⑥Pentatonic Guitars
139 Franklin St., Brooklyn, NY 11222
www.pentatonicguitars.com
 

962-Greenpoint_11
⑦Norman
29 Norman Ave., Brooklyn, NY 11222
www.restaurantnorman.com



Pages:    

過去の特集

NYジャピオン 1分動画