2018/03/09発行 ジャピオン957号掲載記事


Pages:      

本来の美しさ、シンプルに
        フラワーガールNYC

 ニューヨークで生まれ育ったデニス・ポルカロさんが2004年に開いた「フラワーガールNYC」は、シンプルかつ美しいアレンジメントが得意な生花店。

 「複数の色を合わせた豪華なアレンジメントもいいけれど、一色のテーマカラーにユーカリなどの葉をアクセントに添えただけでも、上品ですてきなんですよ」とデニスさんは話す。

 冬から春の変わり目を感じさせる花には、花弁が大きくてゴージャスなラナンキュラスや、春の定番・スイセンなどがある。また忙しいニューヨーカーにデニスさんがオススメするのは、花木の枝。7〜10日ほど保ち、細かいお手入れも不要だ。「1本飾るだけで部屋が華やかになりますよ」とデニスさんが語るマルメロ(Quince)は、香りも豊かで存在感抜群。

 部屋に花の香りを取り入れたい人は、香りが強めなボタンやヒヤシンス、フリージアなどに挑戦してみてほしい。

デニス・ポルカロさん
「フラワーガールNYC」代表。個人向けギフトからパーティー会場などの各種アレンジメントの受付の他、ワークショップも開催している。

Flower Girl NYC
245 Eldridge St.

www.flowergirlnyc.com


たっぷりと花開く花弁が優美で、1本だけでも存在感を発揮。葉を添えるとバランスが取りやすい

花木は、水に触れている枝の部分に定期的にハサミを入れて、切り口を新しくすると長持ちする

球根で育つフリージアは、さまざまな色のバラエティーがある。多く流通しているのは黄色と白


春の味覚をいただきます
            ファームワン

 「花は見た目だけでなく、味も魅力の一つ」。市内のレストランに摘みたてのハーブや食用花を卸す、完全屋内農場「ファームワン」で、CEOのロブ・ライングさんはそう教えてくれた。

 「春に咲く花では、フェンネル(ウイキョウ)やアニス(セイヨウウイキョウ)は香り付けにぴったり。カタバミ(WoodSorrel)は黄色い小さな花で、酸味があります」。その他の春の花では、日本食にもなじみ深いアブラナ(Brassica)の他、実は葉だけでなく花も爽やかな味のミントなどがある。

 同農園では見目麗しいマリーゴールドや、食用花として有名なオランダセンニチなども栽培。オランダセンニチは「エレクトリックボタン」の異名を持ち、酸っぱさに辛さが重なる、もはや「添え物」のレベルでないインパクトがある。

 「自宅で楽しむときは、ファーマーズマーケットなどで薬品不使用の食用花を買ってくださいね」とロバートさんは話す。

ロブ・ライングさん
「ファームワン」CEO。2016年創業の同農園は、完全無農薬で400種類以上の植物を、LEDライトの下で栽培している。一般向けツアー(有料)にて試食可能。

Farm.One
77 Worth St.

https://farm.one


フェンネルと共に、実が香辛料として広く使われている。アニスの花は、ほんのりとした甘みが

4月から徐々に開花シーズンを迎える。彩りが豊かなので、サラダなどに散らすのがロブさんのオススメ

ロブさんが「クレイジー」と評する、独特の味わいが特徴。舌がピリピリしびれる事から、エレクトリックと呼ばれるようだ


Pages:      

過去の特集

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

巻頭特集
人気が過熱するブルックリン区ウィリアムズバーグ...

   
Back Issue ~9/7/2018
Back Issue 9/14/2018~
利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント