2018/02/09発行 ジャピオン953号掲載記事

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平昌ってどんなとこ?
冬季五輪開催地として知られるが、イマイチ情報が少ない平昌。実際はどんな地域なのか、韓国観光局のコメントと共に紹介する。

 

 高原地域として知られる江原道(カンウォンド)の中の郡の一つで、平均標高が約700メートルの平昌郡。首都ソウルからは車で約3時間離れている。五輪開催で一躍世界に知られることとなった地域だが、人口はわずか約4万3000人(2014年時点)。韓国ではソウルを始めとした都市部の人が自然との触れ合いを求めて訪れる、「素朴な田舎」という印象が強いようだ。

 実際、編集部が韓国出身の人々に平昌について聞いてみたが、「聞いたことはあるが行ったことがない」「平昌出身の人は、平昌に行かないと会えないのでは?」との回答が多かった。

雄大な自然を求めて

 だが、都市部から離れたこの自然の豊富さが、平昌最大の魅力でもある。韓国観光協会(KTO)のスティーブ・ヨンさんは、「平昌は韓国でも最も美しい自然がある地域の一つです」と胸を張る。

 「冬はスキー、夏は河辺での遊びや登山が楽しめて、一年中自然を楽しめるスポットとして人気ですよ」

 特に、冬期五輪の開催地に選ばれるだけあって、雪山の美しさと積雪量には定評がある。元々、韓国屈指の降雪地域であり、「アジアのアルプス」とも称される平昌だが、中でも特に有名な観光スポットは龍坪(ヨンピョン)リゾート。標高最大1500メートルのエリアに、年間平均で250センチの雪が積もる。またゴンドラリフトは全長3・7キロメートルと、アジア最長級。

 スキーの国際大会が開催されたことがあり、ウインタースポーツをたしなむ人にとっては、平昌そのものの名よりも聞き覚えがあるかもしれない。また人によっては、韓流ドラマ「冬のソナタ」で、主人公たちが雪だるまを作ったゲレンデと聞いたら、ピンとくるのではないだろうか。

 同半島でも最大級の積雪量を誇る太白(テベク)山脈の峠に位置する、大関嶺(テグァルリョン)も冬の人気エリア。ちょうど今月22日(月)まで、雪祭りが開催中だ。凍った池に穴を開けてのニジマス釣りも人気アクティビティーの一つ。

仏教の静寂を感じる

 歴史・文化的な面では、同国内の仏教の最大勢力といわれる、曹渓(そうけい)宗の第4教区本寺である月精寺(ウォルジョンサ)が有名だ。

 高麗時代の643年ごろに建設され、韓国内でも長い歴史を誇る寺の一つ。60の寺と五つの庵(あん)から成る月精寺はちょうど渓谷の中にある。この寺は背後にある東台満月山(トンデマンウォルサン)の精気が集まる場所とされ、神秘的な静けさが魅力。名物の九層石塔は国宝に認定されており、必見だ。

 「冬季五輪開催に伴ってインフラが整備されることで、韓国の人だけでなく、海外観光客が増えると思います」とヨンさん。五輪の熱狂が過ぎた後も、ぶらりと訪れたい「癒やし」スポットとして、引き続き注目を集めそうだ。

 次ページでは、そんな平昌のユニークな食文化について紹介する。


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