2017/11/24発行 ジャピオン943号掲載記事


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 ブルックリン在住、職場は共にマンハッタンというYさん夫妻。車を所有していない上、運転する機会もほとんどなく、最後に運転したのは3年前で、「ほぼペーパードライバーと化しています」と語る妻のYさん。夫、Tさんも状況は一緒で、二人ともニューヨーク市内在住者にありがちなケースだ。

 だが「混雑した地下鉄に毎日運ばれていると、無性に車に乗って、どこか遠くへ行きたくなる」というYさんの運転で、週末に郊外へ出掛けることになった。

緊張の運転開始

 行き先は、アンケート回答で最も多かったおすすめスポットで、有名ブランドのファクトリーストアが軒を連ねる巨大アウトレットモール、ウッドベリーコモン。Yさんも常々行きたいと考えていた場所だ。観光客にも人気なので、ポートオーソリティーから有料(50ドル)で定期便のバスも出ているが、車で行けば「自分の好きな時間に行ける」「荷物を気にせずに気軽に行ける」(七さん、marielooさんなど)というのが読者からのおすすめ理由だ。

 緊張した面持ちで運転スタート。ローワーマンハッタンから出発し、ジョージワシントンブリッジを渡り、ニュージャージー州道17号線、州間道87号線をひた走る。普段運転しない人にとって、同州の標識は指示が遅く、気づかぬうちに出口を通り過ぎてしまうことが多いが、Yさんは以前、仕事で郊外を運転することが多かったため、徐々に勘を取り戻したようで、「ここ思い出した」と安堵した様子。

 今回はカーナビとしてスマホの地図アプリを利用。グーグル、アップル両方を使ってみたが、アップルの方が「表示が分かりやすく指示も早い」とナビ担当の夫、Tさんは言う。

 郊外を走り約1時間。紅葉の景色が普段忙しく過ごす夫妻の表情を和らげる。目的地に到着すると、「せっかく車で来てるから」と日本の家族、友人へのホリデーギフトを多めに買い込んでいた。

行き先も自由自在

 買い物に満足した夫妻は、次に読者(れいちゃんさん)からのおすすめ、ハドソンバレーをドライブすることに。ワインの生産地として知られる同地で向かったのは、ウッドベリーコモンからニューヨーク州道208号線を使い20分ほどの、ブラザーフッドワイナリー。ここは、Tさんが以前から訪れたいと思っていたスポットで、現存するワイナリーとしては全米最古だといわれている。ここでTさんは、テイスティングに参加。運転のためワインを試飲できない妻のYさんからは文句が出たが、ワイン3本をTさんの財布から購入することで一見落着。

 最後は夫婦相談の上、読者(ルート2さん、ストーブキングさん他)からのおすすめでもあるベアマウンテンのふもとまで行ってみることに。時間を気にせずに思いつきでルートを考えられるのも、車で出掛ける良さだ。山への入り口付近の駐車場に車を停め、夫妻は紅葉した山の裾野に広がる平地や湖周辺を散歩して久々の自然を満喫した。「空気がぜんぜん違う」と喜ぶYさん。さらに帰り道は、ハドソンリバー沿いの道を選び、ここでも紅葉も楽しみながら帰路に着いた。

 Yさんはリフレッシュできた様子で、「たまに車で出掛けるのもいいですね」と笑顔で語った。

 

騒がしいマンハッタンを抜ける
◀︎ジョージワシントンブリッジを渡り郊外へ
▼ニュージャージーの道路標識は、指示が遅いので注意。ナビはスマホの地図アプリが細かく指示をくれる

最初の目的地に到着

道中は紅葉も楽しめた。郊外のドライブは、こうした車窓の景色も楽しみの一つ

 
 

最初の目的地、ウッドベリーコモン。84万平方フィートの敷地に220ほどの店が並ぶ(498 Red Apple Ct., Central Valley, NY 10917)

ワイナリーで一息

1839年創業のブラザーフッドワイナリー。19世紀に建てられた建物やワインセラーが見どころ(100 Brotherhood Plaza Dr., Washingtonville, NY 10992)

ついでに自然も満喫

ベアマウンテンのふもとは公園、湖の他、宿泊施設やスケート場もあり、トイレ休憩も可能(3020 Seven Lakes Dr., Tomkins Cove, NY 10986)


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