2017/10/27発行 ジャピオン939号掲載記事

Pages:      
出場30回目のベテランに聞く
NYCマラソンはここが楽しい!
参加しても観戦しても楽しいのがNYCマラソン。今回はランナーの山﨑武さんに、観戦初心者に知ってほしい醍醐味(だいごみ)を聞いた。

 
 1970年から毎年11月の第一日曜日に行われているNYCマラソン。コースはスタテンアイランドから始まり、市内5区を経てセントラルパークに至る、42・195キロ。昨年は5万1000人以上のランナーが完走した。

 「ニューヨーカーといえば、『都会の冷たい人々』というイメージですが、この日だけは市民一丸となってランナーを応援してくれる。走っている時に声援を受けるとうれしいし、名前を呼んでもらえると、心に残ります」と答えるのは、ランニング同好会「ニューヨーク中央公園走友会」の創設者で、今年30回目のNYCマラソンに挑戦するランナー、山﨑武さん。「色々な国の人が参加し、仮装しているランナーも多く、まさにお祭り騒ぎ。眺めているだけでも楽しいですよ」。

目当ての選手を追跡!
 同大会はセレブリティーが多く参加することでも有名。山﨑さん自身も、1999年に歌手の郷ひろみの伴走を務めた。運が良ければ、セレブが走っている姿も見られるかもしれない。

 山﨑さんが今年の出場者の中で注目しているのは、2004年のアテネ五輪の男子マラソン銀メダリスト、メブ・ケフレジギ選手。今大会を最後に引退を宣言しているので、ラストランを拝むチャンスだ。

 応援に便利なのは、大会運営元のTCSによる公式アプリ。走者を名前かゼッケン番号で検索でき、レース中の位置がリアルタイムで分かる。山﨑さんは、「複数の番号を入力すれば、たくさんの人を同時にトラッキングできますよ」とアドバイス。ランナーをトラッキングし、さまざまな場所へ移動しながら応援すると効率が良い。

差し入れを持っていこう
 コースには1マイルごとに、水と「ゲータレード」の公式配布ポイントがあるが、個人的にリンゴやペーパータオルを配っている観客も珍しくない。

 「レース中にもらってうれしいのは、炭酸の抜けたコカ・コーラです」と山﨑さん。「走っているうちに、疲労で頭がボーっとして、糖分も抜けてくるので、カフェインと砂糖が入ったコカ・コーラは強い味方。炭酸がきついと飲みにくいので、泡が抜けたものがいいですね」。

 時間をかけて、あるいは途中歩きながらの完走を目指す人は、レース中空腹になるので、消化の良いバナナがおすすめだ。

己を超え、まだ見ぬ記録へ
 「走ることは生活の一部」と語る山﨑さんがランニングを始めたのは、1980年代前半。留学生時代にアメリカのボリュームのある食事で体重が増え、健康のために何気なく始めたのがきっかけだ。以後、すっかりランニングの楽しさに魅せられて、今に至る。「いつもゴールの瞬間は最高ですね」。

 自己ベストの記録は2時間38分。「夢はもう一度、3時間以内にゴールすること」と目を輝かせる。今年は友達や家族に限らず、汗を光らせる全てのランナーに、大きな声援を送ろう!

大会前の練習に臨む山﨑さん。妻も娘もランナーで、家族そろっての出場が夢だとか

「ニューヨーク中央公園走友会」のメンバー。ボストンやベルリンなど、各地の大会で出場経験のある人も多い


Pages:      

過去の特集

NYジャピオン 1分動画


利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント