2017/09/01発行 ジャピオン931号掲載記事


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ニュージャージー&アップステート発着NY Waterway

 1日に3万2000人が利用する、NYウオーターウェー。1986年から続く海上サービスで、ニュージャージー側の川岸部に住む人にはおなじみだろう。
 ルートは大きく分けて2種類。ハドソン川を運行し、ニュージャージー、マンハッタン、そしてニューヨーク州アップステートをつなぐ「ハドソン・リバー・フェリー」、そしてマンハッタンから南側に位置する、ニュージャージー州ベルフォードとマンハッタン周辺をつなぐ「ベルフォード・フェリー」だ。

 料金は各線によって異なるが、例えば日系食料品店「ミツワ・マーケットプレース」があるニュージャージー州エッジウォーターと、マンハッタンの39ストリートをつなぐ直行便(平日、13分)は片道10ドル25セント。ニュージャージー・トランジットの駅があるホーボーケンとピア11間(平日、15分)の直行便は片道7ドル。車のような交通渋滞が発生しないので、2区間をさっと移動したい時に便利だ。

【問い合わせ】
www.nywaterway.com

スタテンアイランド発着The Staten Island Ferry

 スタテンアイランド・フェリーは、同区の住民を中心に1日約7万人が利用する、まさにスタテンアイランドの交通の要。「NYCフェリー」とは別に、市の交通局が運営している。その歴史は深く、18世紀ごろから
 ツインマストの小さな帆船がマンハッタンまで走っていたというから驚きだ。

 最大の売りは、何と言っても無料なところ。しかも24時間運航している。金融街のホワイトホールストリートにあるターミナルから、スタテンアイランドのセント・ジョージ・ターミナルまでは約25分。

 このフェリーを利用する際は、ぜひ船体にも注目してほしい。1965年に進水して今なお現役の「ジョン・F・ケネディー号」や、旧ツインタワーの鉄材で作られた「スピリット・オブ・アメリカ号」(写真)など、歴史ある逸話を持つ船も多い。乗船前にウェブサイトで確認してみると、船上でもまた一味違った気分が味わえる。

【問い合わせ】
www.siferry.com

イケア・レッドフック店発着New York Water Taxi

 ニューヨーク・ウオータータクシーは、市内で唯一のホップオン・ホップオフ式(乗り降り自由)の水上観光船。実は観光船以外にも、家具店のイケア・レッドフック店とマンハッタンで、直通の特急便を走らせているのをご存じだろうか。
 ピア11から店舗併設の専用ドックまでを、20分かけて悠々と走行。料金は片道5ドルだが、イケアで10ドル以上買い物すると、ウオータータクシー用の5ドル分クーポン券がもらえる。つまり、買い物をすれば帰りは実質無料!そして週末は無料。大量に商品を抱えて乗るのは大変かもしれないが、こまごましたものを買いにイケア、そしてレッドフックを訪れる際は要チェックだ。

【問い合わせ】
www.nywatertaxi.com/ikea

 

 通勤・通学でフェリーを使うのも爽快だが、旅行に船を使うのも、飛行機とは違うゆったりとした趣きがあって良い。ニューヨーク市内には、そんな人々の夢と希望を乗せて出航する、大型客船用のターミナルが二つあり、どちらも「NYクルーズ」が運営している。直行便を運行しているのは7社、経由地としてニューヨークに寄港するもの(ポート・オブ・コール)だとさらに14社ある。

 マンハッタンのターミナルは、西52ストリートにあるピア88と90。2004年に市が約2000万ドルを投じて建設。モダンで開放感があり、まるで国際空港のようだ。

 発着クルーズの中でも今年話題になったのが、新たにニューヨーク発着を始めた「ディズニー・クルーズ・ライン」。他社の大型客船同様、船内にはレストランやバー、スパ、劇場などを完備しているので、冬でも屋内で楽しめる。そして装飾やレストランメニュー、そして子供向けアクティビティーのプログラムなどの細部に至るまで、ディズニーのキャラクターや物語がモチーフとして散りばめられている。特に、子供がプリンセスやプリンスの衣装とメークでおめかしできる、船内の「ビビデ・バビデ・ブティック」(船体によっては設置していない)は、子供も大人も心くすぐられる人気スポットだ。

 乗船可能なのは、フロリダのディズニーワールドにも立ち寄るバハマ線、カナダ線、そしてカリブ海線の3種類。夏のバカンスを逃してしまった人は、秋冬に立ち寄るのもいいかもしれない。

 もう一つのターミナルは、ガバナーズ島の向かい、ブルックリンのレッドフックにある。カナダ及びニューイングランド地方行きの船が主で、中には「洋上の宮殿」と称される豪華客船「クイーン・メリー2」の姿も。カジノやスポーツセンター、プラネタリウムまで備えている船体は、圧巻の全長345メートル。2003年の建設当時は、世界最大の客船としてもてはやされたそうだ。船にロマンを感じる人は、一度その姿を見に行ってみよう。

【問い合わせ】
〈マンハッタン〉 711 12th Ave.
〈ブルックリン〉 72 Bowne St., Brooklyn, NY 11231
www.nycruise.com

 

(左上)ブルックリンターミナルに停泊する大型客船。主にカナダやニューイングランド行きの便が多い(左下)マンハッタンターミナルは、開放的で清潔感がある。空港のようなたたずまいだ(右下)「クイーン・メリー2」が見られたらラッキー

 


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