2017/09/01発行 ジャピオン931号掲載記事


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検証!
電車とフェリー、どっちが早い?
マンハッタンからロッカウェービーチに遊びに行くのは、電車とフェリーのどちらが便利だろうか? 編集部が実際に利用して比べてみた。

 
 ピア11からブルックリン・アーミー・ターミナルを経由し、ロッカウェーまでを駆け抜ける、ロッカウェー線フェリー。乗船時間は約59分だが、出航頻度は30分に1本。半面、地下鉄は乗り換えが必要だが、随時発着して予定が立てやすい。

 では実際はどちらが使いやすいのか?本紙編集部員MとフォトグラファーIがある日曜日、金融街からロッカウェービーチまで、電車とフェリーで競争して検証することにした。

待機列にご用心

 午前9時にニューヨーク証券取引所前で別れ、Iは随時発着するAライン、Mは9時30分のフェリー乗船を目指す。

 Mが10分歩いて辿り着いたドックには、ビーチチェアやバスタオルを抱えた人が、すでに長蛇の列を作っていた。チケット窓口に立ち寄る人はほぼおらず、みんなスマホ片手に列に加わっている姿をみると、アプリでチケットを購入している人が圧倒的に多いようだ。

 フェリーは出航予定時刻の1分前に到着したが、乗船できたのは列の半分程度。待機時間は、実質の乗船時間ということになる。

 予定より7分遅れの、9時37分にようやく出航。2階の屋外デッキは日差しが容赦なく降り注ぐが、フェリーがエンジンの轟音と共に一気に速度を上げると、海風が吹きつけてくる。ジェットコースターに乗っているようで爽快だ。

 一方、Iは9時20分にひと足早くAラインに乗車。空席が多く、フェリーと比べると味気ないが、滑り出しは上々だ。ただし、地上に出るまで景色が見られないのが、少し寂しい。

乗り換えで運命の分岐

 Mが遠くにかすんでいくマンハッタンの景色を眺めているうちに、ブルックリン・アーミー・ドックに到着。降りる客はほとんどいないが、ドックはクーラーボックスを抱えた乗船客でにぎわっている。

 一方同時刻、Iにトラブル発生。どうやらAラインは途中分岐するようで、うっかりオゾンパーク方面行きに乗ってしまっていたようだ。慌てて乗り換えるも、これにより出発時刻の差が埋まる結果に。

いよいよロッカウェー入り

 午前10時10分、Iの乗るAラインがロッカウェーに入った。ここからビーチまで行くシャトルバスに乗り換える。同じホームなので特に混乱もなく、そのまま23分にシャトルがビーチの最寄り駅に到着。ゴール地点はここから徒歩で5分の距離だ。

 そしてMの乗ったフェリーは、2分遅れの10時25分に、ロッカウェー・ドックに到着した。こちらはゴールまで5分足らず。

 結果、MとIはほぼ同着。フェリー出航の遅れと電車の乗り換え時間で、ほぼ相打ちとなった。読者にはぜひ、その日の気分で乗り分けてみてほしい。


Mルート

ピア11ドック発・ロッカウェー線フェリー乗船ロッカウェードック着

Iルート

フルトン駅発・地下鉄Aライン乗車ブロードチャンネル駅にてシャトル(Sライン)乗り換えビーチ105ストリート駅着

出発! 9:00am

9:10am

 

ドックには行列!
早い時間から、若者を中心とした長蛇の列ができている

9:20am

 

地下鉄に乗車
駅も車内も、少しがらんとしている印象

9:37am

 

いざ乗船
チケットは電子版

9:52am

 

トラブル発生!
行き先が違うことに気付き、慌てて乗り換える

9:50am

 

経由地に到着
ここにもフェリー待ちの行列ができていた

10:15am

 

シャトルに乗り換え
ビーチ行きの人が増えてきた

10:25am

 

ドックに到着
降りる際は少々混雑するので要注意

10:23am

 

駅に到着
駅もなんだか、リゾート地のようなたたずまい。
いよいよラストスパート!

到着! 10:30am

意外とスピードが速く、海風に吹かれて心地よかったです!出航が遅れたのは想定外でした……(M)
地下鉄は車窓が真っ暗で味気なかったですが、海に近づくと外の景色が見えて楽しかったです! 乗り換えがネックでした(I)


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