2017/08/11発行 ジャピオン928号掲載記事

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「コーヒー・ミーツ・ベーグル」創立者が語る
女性ユーザーが増えた訳
オンラインデーティングで最近人気なのが、「女性に有利」なマッチングシステム。このブームの先駆者であるアプリ「コーヒー・ミーツ・ベーグル」の創立者に、アプリ開発の理由と、オンラインデーティングのポイントを聞いた。

「怪しい」男性向け?
 オンラインデーティングは、自分の趣味・趣向や、相手に求める学歴や収入、恋愛観に至るまでの条件を細かく設定することで、見知らぬユーザーの中からより理想に近い相手を探せるシステム。近年はコンピューターが条件に近い相手を自動選出する、効率重視のサービスが多い。

 「OKキューピッド」や「ティンダー」を含む、オンラインデーティングの大手サービスがスマホ用アプリを発表し始めたのは、2010年ごろからだとされる。

 「ただ当時は、相手を写真で選ぶオンラインデーティングを、『セクシーな女性を求めた男性が使うサービス』と敬遠していた人も多かったように思います」と語るのは、ニューヨークで12年に設立したデートアプリ「コーヒー・ミーツ・ベーグル(CMB)」の創立者、ダウン・カンさん。

 オンラインデーティングの当時の利用率も、男性が65%、女性が35%程度と偏りがあったという。

 「一般的に、男性の方が積極的にデートに誘う傾向があるので、オンラインでも同様に、相手に声を掛けやすいのでしょう」

女性に安心感を提供
 女性が積極的になれるサービスを作れば、「男性向け」というイメージが改善するのではないかと考えたダウンさん。2人の姉と立ち上げたCMBは、「レディース・チョイス」というテーマを掲げ、注目を集めた。

 まず、アプリが男性に、毎日最大21人の女性のプロフィールを、写真付きで紹介。その中から男性が「パス」か「ライク」の二択で好みの女性を選んでいく。そして女性には、自身を選んだ男性だけの情報が送られる。つまり女性は、自分に好意を持っていることを前提に、相手を選ぶことができるのだ。

 ただし、女性がOKを出さない限り、男性は個人的なやりとりはおろか、名前をたずねることすらできない。この安心感も女性に支持された。

 「女性ユーザーが多いアプリでは、男性にも必然的により多くのチャンスが訪れるので、CMBは男性にも好評ですよ」とダウンさん。

 その後発表された「ヒンジ」や「バンブル」など、女性有利なシステムを導入したアプリのヒットが続き、現在に至る。

やはり積極的な人が勝つ
 CMB内でこれまでに成立したカップルは10万組以上、交わされたチャットの数は2200万通以上に上る。ずばり成功する秘訣(ひけつ)をダウンさんに訊ねると、「プロフィール欄でより細かく丁寧な自己紹介を、チャットルームでより多くのテキストのやり取りを行えば行うほど、成功率が上がります」との回答。

 ここは一つ運命の出会いを求め、女性も男性も積極的に使っていこう。

ダウン・カンさん
韓国出身。米国や香港で金融会社に勤務後、2012年に姉妹のアレウムさん、スーさんと、スマートフォン用アプリ「コーヒー・ミーツ・ベーグル」を立ち上げた。同社は現在サンフランシスコを拠点にしている。
www.coffeemeetsbagel.com


チャット画面はマッチングしてから7日間使える。この間に仲良くなり、個人的な連絡先を交換できるのが理想だ

女性側には、自分に興味を持った男性のみが表示される。返答はシンプルに「パス」か「コネクト」の二択


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