2017/06/23発行 ジャピオン921号掲載記事

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専門家が解説
「米国流ゴルフ」の魅力

 さらば、日本の「気疲れするゴルフ」! 米国でプレーすると見えてくる、ゴルフの真の楽しみ方を、インストラクターの宮崎太輝プロに教えてもらった。

米国はエンタメ性を重視

 世界有数のゴルフ大会、全米オープンが行われる米国はゴルフ大国。ゴルフ入門の垣根も低く、幼少期からパターゴルフに慣れ親しんだという人も多い。

「競技ゴルフを除き、ゴルフは基本的にスポーツというよりレクリエーション感覚でプレーされます」と語るのは、ゴルフインストラクターの宮崎太輝プロ。ニューヨーク市内や郊外、ニュージャージーなどのゴルフコースで、プライベートレッスンを行っている。生徒層は育児の合間に練習する主婦から大企業の社長まで幅広い。

 日本人がゴルフを敬遠する最たる理由の一つが、日本で始めた「接待ゴルフ」の癖が抜けず、プライベートでも堅苦しく感じることだと宮崎プロは指摘。自分や相手がミスショットをしようものなら、お互いの顔色をうかがい合ってしまう。

 「ゴルフは娯楽ですから、ミスが理由で不機嫌になるのはおかしい、というのが多くの米国人の考え方。むしろ互いのミスを笑い飛ばし、皆を笑顔にさせる人が多いです」

 相手がミスした際、気まずさから目を逸らす日本人の態度は、米国人からすると「どうして一緒に笑ってくれないんだ」と不思議に思うポイントなのだとか。
「米国ではそういう意味でも、純粋にプレーを楽しむゴルフができるはず」

皆に愛されるゴルファーに

 せっかく始めるなら、日米問わず、皆から「あの人とゴルフがしたい」と思われるゴルファーになりたい。その際、コースでは日本人が得意とする、細やかで美しい所作と気配りが鍵となると宮崎プロは言う。

 この気配りは、ラウンドをスムーズに回るために必要な配慮ともいえる。あらぬ方向に飛んでいった他人のボールを探せるか。打つ人の邪魔にならないよう、さり気なく視界の外に出られるか。

 特に、ゴルフコースのコンディションを左右する、芝生への配慮が重要。抜いたピンを放置して芝生を傷めることだけは避けたい。セレブ階級の中には、傷ついた芝生に砂をかけない人を、「コースに立つ資格なし」と見なす人もいるそうなので、覚えておいて損はない。

日進月歩の指導技術

 ビジネスマンに限らず、学生や主婦なども、ゴルフに興味を持ったら、「どこでもいいからまず練習場に行き、貸しクラブで打ってみてほしい」と宮崎プロ。そこから本格的に練習したい人、また短期間でコースデビューを迫られている人は、プロのレッスンを受けるのが上達への近道だ。

 宮崎さんいわく、実は近年、米国のゴルフレッスンの質が向上している。

 「モーションキャプチャーなどの技術が発達し、スイング時の腕の角度やボールに当てるポイントのズレを、ミリ単位で計算できるようになりました。それにより、長年使われていた基礎的な練習法が次々見直されています。慣習を大切にする日本よりも、米国は受け入れが早く、劇的な速度で進歩しているのです」

 さらにニューヨークでは、世界中から集まる各分野のスペシャリストが最新の研究結果を日々発表しており、情報を得やすい。宮崎さんは「よい指導者からゴルフを習えば、日本でやるより早く上達できる可能性大です」と語る。

宮崎太輝プロ
ゴルフインストラクター。レッスン(プライベート制)は1回60分、130ドル。初心者や女性向けのゴルフ講座やコンペ運営などにも携わっている。
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TIP

宮崎さんが伝授
米国コースの初級

T 利用するゴルフ場のドレスコードに注意。高級クラブだと、ジャケット着用必須のところもある

T コースでの「指示待ち」状態は避けたい。コースを回る段取りと自分が打つタイミングを事前に理解して、スムーズにプレーしよう

T 他人のショットや、飛んで行ったボールの行方にも気を配るのが、デキるゴルファーのたしなみ。後続グループのことも考えながらホールを回ろう

T ミスショットに落ち込み、周囲のテンションを下げるのはマナー違反。自分も相手も楽しめるプレーを心掛けよう


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