2017/06/09発行 ジャピオン919号掲載記事

 


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思い立って市内でハイキング

気軽に行けて、ちょっと冒険感も味わえそうなスタテン島のグリーンベルト・コンサバンシー内のトレイルを歩いた。

 前日の雨が嘘のように晴れ上がった5月末の週末、ハイキング初心者の吉野雄介さん、原史子さん、田中悠さんが、グリーンベルト・コンサバンシー内の初心者向けトレイル(ループコース、4マイル)に挑んだ。

 今回ハイキングを企画した編集Tから、トレイルの地図とコンパスを渡され、「隊長」に任命された吉野さん。Tから簡単な地図の見方の説明を受けた後、いざ出発。

 スタテン島のフェリーターミナルからバスで約40分、出発点となる、ヒストリック・リッチモンドタウンに到着した。ここは1800年代建造の家屋が残る一角で、もの珍しさもあって見学を始めたところ、いつの間にか地図上のトレイル入り口から逸れていた。

本格的でいい感じ

 公園内のラトゥーレット・ゴルフコースのクラブハウスの駐車場にあるトレイルの切れ目から「突入」することにして、車道を歩くこと10分。トレイルの切れ目を見つけ、ようやくハイキングがスタートした。

 うっそうと草が繁る森林の中を歩きながら、「スタテンにこんな場所あったんだ」と田中隊員。スタテン初上陸の原隊員も「思っていたより本格的でいい感じ」とご機嫌。20分ほど歩くと勾配は徐々に上がり、次第に本格的なハイキングの様相を呈してきた。

「僕が行きます」と隊長

 さらに進むと小ぶりな橋が架かった小川や池が現れ、「景色いいね」と原隊員は感激した様子。目を凝らすと池の先の木々の間から車道が見え、「ある意味安心」との田中隊員の一言に笑いが起こる。緑が映り込む水面を眺めながら、日々の忙しさを忘れ、一行の表情が穏やかになっていく。

 湿地帯な上、前日の雨もあって、ぬかるんだ道が増え始めた。一歩間違えると足首までずぶずぶと沈みそうだ。そして、この日一番の難所に到達。渡し板にうまく飛び乗れればいいが、踏み外せば泥の中、転べば大惨事となる状況だ。そこで吉野隊長は「僕が行きます」とジャンプ。うまく渡し板に乗った後、隊員たちの手を取り、次々と渡らせていく。ここまで、分かれ道では、「コンパスが動かない」「地図が小さ過ぎる」と弱音を吐いていたが、ここで隊員の信頼を勝ち取った。

初心者に無理は禁物

 一行は一旦本筋から外れ、ネーチャーセンターのベンチで昼食を取った。歩き続けて3時間弱。それぞれの顔に疲労の色が見える。協議の結果、「初心者に無理は禁物」と判断し、トレイルを途中で逸れて車道に出て、バスに乗ることにしてハイキングは終了した。

 原隊員は「泥んこになったけど、いい経験ができた。もっと違うトレイルを歩いてみたい」と意欲的に語った。田中隊員は、「山道を歩くのは想像以上に時間がかかるし、体力もいります。でもたまには森林浴に来たいです」と話した。大役を務めた吉野隊長は、帰りのバスの中では一人熟睡。寝顔は心なしか満足げな表情を浮かべているように見えた。


スタテン島で初心者がハイキング体験


本日のトレイルの説明を受ける一行。左から原隊員、吉野隊長、田中隊員
 
 

▶︎ゴルフ場の駐車場にあるトレイルの切れ目から入るために迂回中

トレイルに突然現れた池。周辺は湿地が多く、所々渡し板が架かっている
 
 
 
 

◀︎この日は犬を連れたハイカーとすれ違った。犬をなでて心安らぐひととき
 
 

▶︎トレイル途中だったが、疲れを考慮して車道に出ることに

 
 

◀︎1800年代の家屋を見ているうちに、トレイル入り口を見失う
 

▼入り口(トレイルの切れ目)を見つけ、ようやくハイキング開始

▲開始前に虫除けクリームを塗る吉野隊長。肌が出ているところは入念に

前日の雨の影響で、ぬかるみが多く、時には渡し板に飛び乗る必要も
 
 
 
 
 
 

▶︎少しトレイルから逸れた場所にある施設のベンチで昼食
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

◀︎大役を果たし、バスで熟睡する吉野隊長

無事、ハイキングを終え、晴れやかな表情の一行


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