2017/05/26発行 ジャピオン917号掲載記事

 

Pages:      


今夏のコーディネートは
サンダルで「抜け感」を演出

●●● ●●● ●●●

ファッション誌やテレビCMのスタイリストとしてニューヨークで活躍する渡部聖子さんが、サンダルと服とのコーディネートのポイントを解説する。

上着を脱いで、少しずつ軽やかになっていく季節です。軽装になるだけに、夏に向けてのコーディネートをぐっと盛り上げてくれるのは小物たち。「おしゃれは足元から」という言葉通り、サンダルから夏への支度を始めてはいかがでしょう。

 一口にサンダルといっても定番のミュール、シックなストラップサンダル、レトロなサボ、ビーチスタイルのトングサンダル、一昨年大流行したレースアップサンダル、スポーツサンダルの定番であるスライドなどタイプはさまざま。今回は2017年らしいトレンドを取り入れた、サンダルとのコーディネートを提案します。

足元はゆるさを持たせて

 1970年代スタイルが昨年に引き続き注目を集めていて、サボや厚底サンダルなどのレトロテイストなデザインが多く発表されています。今年らしいレトロスタイルの特徴は「抜け感」。かちっと決め過ぎたスタイルではなく、どこかリラックスし、女性らしさをかおらせるのが決め手です。

 この夏の定番となりそうなのは、昨年からじわじわと浸透し始めた「バブーシュ(写真①)」と呼ばれるスリッパタイプのサンダルです。いわゆる「つっかけ」のようなノーヒール、ノーストラップのカジュアルな作り。ルームシューズのようなリラックスした印象を与えるので、履くだけで大人の抜け感コーディネートを楽しめます。中でもつま先が尖った、レザー素材のバブーシュが一押し。ワンピースやデニムスタイルに、ゆるさと柔らかさが加わり、フェミニンで今年らしい印象になります。

アクティブな一日を後押し

 近年のファッション傾向の一つとして、「女性は女性らしく」という型にはまったスタイルから抜け出すことが提案されています。

 ユニセックスなストリートウエアやスポーツウエアを日常に取り入れ、よりアクティブな女性のライフスタイルを演出することが定番化し始めています。

 サンダルでは、スポーツミックススタイルで大注目なのが「プラットフォームサンダル(写真②)」。マジックテープで留めるスポーティーなルックスのプラットフォームを、女性らしいワンピースやスカートに合わせるとメンズライクで活動的な印象を与えてくれます。

 ソックスを着用してプラットフォームを履く、アンバランスなコーディネートも今年らしさの一つ。定番のかっちりとしたパンツルックや、シャツスタイルに、スポーツテイストがミックスされることで旬のスタイリングに変身します。

フォーマルを崩す

 男性もスポーツテイストを足元にミックスするのがおすすめ。例えば、プレスの効いたスラックスタイプのショーツやチノなどのパンツに、「トングサンダル(写真③)」や、「スライドサンダル」を合わせてみてください。フォーマルな服装をカジュアルダウンさせることで、新鮮な装いになります。カジュアルになり過ぎないことがポイントです。

 また、この夏の注目カラーはネオンカラー。鮮やかなピンクやイエローは特に注目です。定番のミュールやストラップサンダルを選ぶ際も、ビビッドな色味と太めのヒールを選べば、全体のポイントとしてぐっと今年らしさが加わります。


渡部聖子さん
ワードローブスタイリスト/キャスティングディレクター。日本のファッション誌「CLUTCH」や任天堂のテレビCMなどのスタイリング、またニューヨークコレクションや広告のキャスティングを手掛ける。
www.seiko-watanabe.com


①今年定番になりそうな「バブーシュ」(V-CUT LEATHERSLIDES/ZARA/39ドル90セント)


②スポーツミックスタイプで女性に人気が出そうな「プラットフォームサンダル」(PLAT- FORMWEDGES/ZARA/59ドル90セント)


③カジュアルダウンさせてくれる「トングサンダル」(BASICBLACKSANDALS/ZARA/49ドル90セント)


Pages:      

過去の特集

NYジャピオン 1分動画


利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント