2017/04/28発行 ジャピオン913号掲載記事

 

Pages:      

国内でも異国情緒満喫
プエルトリコの魅力

米国内でありながらリゾート施設あり、歴史あり、さらには異国情緒まで感じられる旅行先といえば、プエルトリコ。その魅力を旅行会社アムネットの森本晴奈さんに聞いた。

 「透き通った青い海とスペイン領時代に作られた歴史ある街並み、両方を一度に味わうことができるのが魅力です」と語るのは、旅行会社アムネットの森本晴奈さん。

 カリブ海に浮かぶ、四国の約半分ほどの総面積の大小の島々からなり、スペイン語で「富かな港」を意味するプエルトリコは、いわずもがな米国領なので、パスポートは不要だ。JFK国際空港とニューアーク国際空港から直行便で約4時間程度。「国内旅行でありながら海外旅行のような感覚を楽しめるのも、プエルトリコならでは」と森本さん。

カリビアンブルーの海

 「プエルトリコで絶対に行くべきスポットといえば離島、クレブラ島の『フラメンコビーチ』です」という森本さん。

 白い砂浜が弓なりに約1・6キロ続くフラメンコビーチは、ディスカバリーチャンネルで「世界で2番目に美しい海」と称賛された自然豊かな海。首都サンフアンから車で1時間のファヤルド港から、フェリーに乗ること約45分。移動に若干の時間はかかるが「期待以上のビーチが待っている」という。

 「波が穏やかで遠浅なのでシュノーケリングには最適」とのこと。湾内に広がるサンゴ礁、その周りには色鮮やかな熱帯魚が多く生息し、運がよければマンタ、ウミガメにも出合える。また、このビーチの一番大きな特色は人の手がほとんど入っていないということで、周辺の自然環境がそのまま残されている。そのため、例えばウミガメでも体長150センチの絶滅危惧種「オサガメ」が住んでいて、珍しい魚、鳥などの楽園でもあるのだ。

 もちろんリゾート施設として、プールなどを備えたホテルも多数存在する。低層でサンフアン旧市街の建物を思わせる宿泊施設が多く、この地の雰囲気を存分に楽しめる配慮がなされている。

スペインが薫る街

 首都サンフアンには、16~17世紀のスペイン領時代に作られたコロニアル調の建造物が今も残り、街並みが世界遺産に登録されているオールドサンフアン(旧市街)がある(写真右)。ピンク、黄色、緑などパステル調の色彩を持つ建物を見て歩けば、異国情緒を感じられる。

 その中でも見ておきたいのは、1521年築で米国で2番目に古い「サンフアン大聖堂」。石畳の道が広がる旧市街の中心にあり、真っ白な外壁とゴシック調の内装は厳粛な空気をかもし出す。プエルトリコの初代統治者、フアン・ポンセ・デ・レオンはここに埋葬されている。

 旧市街を抜けると、他国の侵略からサンフアンを守るために1539年から建設が開始された「エルモロ要塞」が見えてくる。約200年かけて拡張され続けたこの要塞は、海面から高さ40メートル、厚さ6メートルの外壁を持つに至っている。その守りの堅さは英国海軍提督として、また大海賊として大航海時代に名を馳せたフランシス・ドレークをも撃退したことでも知ることができる。

 「海に突き出た半島に建てられた要塞で、屋上は三方の海を見渡すことができる絶景スポット」と森本さん。大西洋を臨み、堂々たる存在感を放つこの要塞や色彩豊かな旧市街。豊かな歴史を持つプエルトリコほどおすすめしたい国内旅行はない。

フラメンコビーチ。旅行情報サイト「トリップアドバイザー」の2016年世界ビーチランキングで6位

サンフアン大聖堂。初代統治者フアン・ポンセ・デ・レオンが眠っている

エルモロ要塞。当時使われていた大砲が一部残っている

森本晴奈さん


Pages:      

過去の特集

NYジャピオン 1分動画


利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント