2017/04/07発行 ジャピオン910号掲載記事


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NY近郊の花見スポット
桜の美しさは見る場所やその種類の違いによって千差万別。ここでは、開花したらぜひ行きたいニューヨーク近郊のおすすめの花見スポットを紹介。

NYの「通り抜け」と
「桜並木」を楽しむ

 ブルックリン・プロスペクトパークに隣接するブルックリン植物園には、八重桜を中心に200本以上のさまざまな種類の桜が植えられている。桜を見るのにおすすめのスポットは、何と言っても「チェリー・エスプラナード(遊歩道)」。同園入口を真っすぐ進むと目前に広がる、76本の八重桜「関山」を2列に配置した桜のアーチだ。日本の八重桜の名所として知られる、大阪市の造幣局にある「桜の通り抜け」をほうふつとさせるアーチの下をくぐれば、ピンク色の花びらで覆い尽くされる景色に圧倒される。

 この他に、同園には約30種類の桜が植えられている。ビジターセンターの近くでは、強い香りが特徴の八重桜「有明」が、ふわりと優しい香りを辺り一面に漂わせながら、淡いピンク色の花を咲かせる。

 それ以外にも、秋から春にかけて断続的に、白に近い、淡い紅色の花をつける「十月桜」や、黄緑色の花をつける「鬱金(ウコン)」、純白の花をつける「白妙(シロタエ)」など、色彩豊かで珍しい桜が咲き誇る。

 マンハッタンからトラムでルーズベルトアイランドに渡る際、空中から桜並木を望むことができる。ここにはソメイヨシノ、関山など、約100本の桜が植えられている。

 桜の見どころは島の南、マンハッタンに面した川岸の遊歩道プロムナードの「桜並木」。ここでは濃いピンク色や、白に近い花をつける多種の桜が混在している。イーストリバーの川畔のベンチに座り、対岸に広がる摩天楼を背景にして、美しい桜のグラデーションを眺めればぜいたくな気分になるだろう。

 同島の桜は1957年に、街の整備と美化を手掛ける「Salute to the Seasons Fund, Inc.」の設立者メアリー・ラスカーさんが植えたのが初まり。東日本大震災以降、被災地への支援と友情の証として、地域住民の手で毎年桜が植樹されている。今年は約50本が島の西側に植えられる予定。

 桜の見どころは島の南、マンハッタンに面した川岸の遊歩道プロムナードの「桜並木」。ここでは濃いピンク色や、白に近い花をつける多種の桜が混在している。イーストリバーの川畔のベンチに座り、川向こうに広がる摩天楼を背景にして、美しい桜のグラデーションを眺めればぜいたくな気分になるだろう。

 同島の桜は1957年に、街の整備と美化を手掛ける「Salute to the Seasons Fund, Inc.」の設立者メアリー・ラスカーさんが植えたのが初まり。東日本大震災以降、被災地への支援と友情の証として、地域住民の手で毎年桜が植樹されている。今年は約50本が島の西側に植えられる予定。

湖・池畔で見る桜
感じる日本的情緒

 所変わってニュージャージー州ニューアークにある「ブランチ・ブルック公園」。ソメイヨシノの他、枝垂桜、関山など約14種類が約147ヘクタールの同園内に植えられている。南北約6キロと縦に長い公園で、桜が多く植えられている北側と南側は、ライトレールで移動できる。また園内では日本同様、シートを敷いて花見をすることができるのも魅力だ。

 同園の花見スポットは、同園中心にある湖「ブランチ・ブルック・レイク」の周囲。ソメイヨシノを中心にいろいろな桜が植えられている。湖畔にあるゴシック様式の「バシリカ・オブ・セイクレット・ハート大聖堂」を背景に花見が楽しめ、湖面は桜の花びらがピンク色に染まり、日本的な情緒を感じさせてくれるだろう。また公園の北端を流れるセカンドリバーの川沿いも、枝垂桜が植えられているおすすめの花見スポットだ。しなやかな枝に薄紅色の花を咲かせる枝垂桜。花が風に揺られる光景は、枝垂桜ならではの風情を漂わせる。

 ニューヨーカーにとってもっとも身近な花見スポットといえばセントラルパークだ。同公園内にはソメイヨシノ、関山、枝垂桜などが植えられている。

 おすすめは1周約2・5キロあるジャクリーヌ・オナシス貯水池の遊歩道周辺。遊歩道の東側には、ソメイヨシノが集中して植えられ、対岸西側、90ストリート付近では関山を楽しめる。ゆっくりと歩きながら時折立ち止まって池畔に咲き誇る桜を眺めれば、忙しい日常を忘れられるのではないだろうか。

 この他にも、同園中央のグレートローン付近で、寝転がりながら大きな枝垂桜を眺めるのも、おすすめの花見方法だ。

 今年は都会のオアシス、セントラルパークに花見に出掛けてみてはいかがだろうか。


チェリー・エスプラナードは、八重桜76本でできた桜のトンネル。近くにある池の周りに植えられた枝垂桜は徐々に開花し始め、「不断桜」と呼ばれる白い桜は見頃を迎えている(4/4現在)

週末は花見客でにぎわうルーズベルトアイランド。桜の下のベンチからはマンハッタンの景色も眺められる

ブランチ・ブルック公園の湖畔の景色。湖の向こうには大聖堂が建ち、湖を囲むように桜が植えられている。湖面に写り込む桜にも注目

セントラルパーク内のジャクリーヌ・オナシス貯水池東側から見た景色。ジョギングする人や観光客でにぎわう人気花見スポット。ソメイヨシノは東側を中心に植えられている


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