2017/03/03発行 ジャピオン905号掲載記事


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己と戦い、走り続ける

ランニング

 木枯らしが吹く、朝のセントラルパーク。ここが、マウントサイナイ医科大学アイカーン・メディカル・インスティテュートに勤務する構造生物学者、小沼剛さんのスキマ活の舞台だ。

 およそ2年半前に日本から博士研究員(ポスドク)としてニューヨークに単身赴任してきた小沼さん。以来、たんぱく質を研究して抗がん剤開発に貢献する傍ら、セントラルパークの中を平均週3回、コツコツと走っている。ルートは、公園内の歩道の内周約4キロを数回周るか、余裕があれば外周約10キロをゆっくり1周する。

 「走るのは好きですし、何より太らないように運動したくて始めました」

 公園のすぐ脇にある職場では、出退勤スケジュールが研究者個人に委ねられている。「研究が大好きな趣味みたいなもの」というほど仕事に打ち込む小沼さんは、週末に出社することもあれば、日付が変わるまで研究室にこもることもある。そのためランニングのタイミングは決めておらず、時間ができた時にウエアに着替え、研究室を飛び出す。

 ただ、自分のタイミング次第なだけに、走り続けるのは己との戦いでもある。

 「今日はもう走りたくない、と面倒くさくなる時もあります。ただ、走らなくて後悔することはあれど、『走らなければよかった』ことは一度もないので、それを心に留めています」

 昨年は市内の大小さまざまなマラソン大会にも出場し、ついにニューヨーク・シティー・マラソンも走破した。大会出場はランナーの目標の一つではあるが、小沼さんは「あくまで息抜き。仕事や生活に支障がない程度に考えています」。

 走りながら考えることは、研究内容やプライベートな事柄までさまざま。「ランニング中は頭の回転が早くなるのか、思わぬひらめきを得ることがありますよ」と小沼さんは語る。


セントラルパーク内にある貯水池の周りは景観がよく、小沼さんのお気に入りのランニングコースだ

D A T A

【期間】約2年半 【費用】なし 
【開催地】セントラルパーク
【人数】1人

4月8日(土)開催の「米国日本人医師会(JMSA)NYライフサイエンスフォーラム」の実行委員を務める。
www.jmsa-nyc-forum.org

職場でランニングウエアに着替え、走った後はまた研究服に戻る
NYCマラソン限定のグローブ。市内5区の名が、それぞれの指に印字されている

仕事一筋で日々慌ただしく過ごす編集部員M。手先の不器用さを克服すべく、初心者用の羊毛フェルト(ニードルフェルト)セットを購入し、夜のスキマ活・マスコットづくりに挑戦した。
帰宅後、夕食を食べ終えてスキマ活スタート。羊毛でキツネの尾の形を作り、表面を針で刺すことで、毛を固めていく
続いて胴体と頭。すでに見本とかけ離れたフォルムになり、嫌な予感が止まらない。ここから挽回なるか?
顔(?)の部分に、耳や目のフェルトを取り付け、針でチクチク。出来はともかく、針を刺していると心が落ち着き、仕事のアイデアがひらめくなど、うれしい効果も
想定していたデザインからは遠ざかったが、これにてひとまず完成。針仕事を終わらせた(?)達成感が気持ちいい。上達を目指し、再挑戦を誓った
スマホスキマ活探そう
 Fever
料理やアートなど、自分が興味あるジャンルをあらかじめ登録しておくと、その日飛び入りで参加できる近隣イベントを探してくれるアプリ。地図上で開催場所の範囲指定ができる他、将来のスケジュールも表示される。またアプリ内「インスピレーション」のコーナーでは、さまざまなイベント情報を集め、まとめた記事を公開している。
www.feverup.com
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 coursehorse
単発のワークショップから1学期しっかり学べる講座まで、さまざまな「おけいこ」が探せるウェブサイト。予算や開催している曜日・時間帯を指定できるため、スケジュールに無理のないクラスと出合えそうだ。資格取得のための講座の他、カメラマンやプログラマーなど専門職向けのワークショップも充実しているので、仕事をを続けながら転職活動を考えている人にもおすすめ。
www.coursehorse.com


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