2017/02/17発行 ジャピオン903号掲載記事


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知って 得する このスーパーの利用法
最新の店から老舗まで、意外に知られていない人気スーパーの利用法を紹介。

最新トレンドを体感する
ターゲット・フレクシブルフォーマット
①昨年10月、グリニッジビレッジにオープンしたターゲット・フレクシブルフォーマット②店内にある「チョバニ」専門店③生鮮品が充実している地下
Target-Flexible Format
255 Greenwich St.
(at Murray St.)

 さまざまな最先端のトレンドを取り入れるニューヨークで今、一番新しい形態のスーパーといえば、昨年10月にトライベッカにオープンした「ターゲット」。「フレクシブルフォーマット」と銘打つこの店舗は、入るとまるでアパレル店の様相。従来のスーパー商品は、ほとんど地下に集中させ、1階はとことんモダン。

 近年のトレンドとして、スーパーと量販店、ドラッグストアのハイブリッド(融合)店が人気だが、同店も例外ではない。CVSと提携しているので薬品も購入できて便利だ。

 中でも目を引くのが、ニューヨーク州北部産で、業界を席巻しているグリークヨーグルト「チョバニ」の専門店。チョバニ製品を使ったミックスドリンクやサンドイッチなど、どれもヘルシー志向で味がいい。

 肝心の1階メイン売り場に降りると、地元アーティスト、ティモシー・グッドマンによる大きな壁画が迎えてくれる。ニューヨークのライフスタイルを洒脱に描写した好作だ。モダンアートの美術館にいるような感覚でお買い物ができる。ターゲット=安売り量販店という先入観は捨てた方がいい。限りある店内スペースにセンスよく配された商品群は、モダンでマンハッタンのアパート生活にもマッチする。

 スマホの専用アプリ「カート・ホイール」を使うと、価格比較や安売り商品の推奨を受けられるし、さまざまな直売商品を発見できる。オンラインで注文して商品ピックアップも可能。ダウンタウンのターゲットで未来の買い物を体感をしよう。


最新店舗はランチ時に
ホールフーズ・ブライアントパーク店
①先月オープンしたばかりのホールフーズ・ブライアントパーク店②公園を望みながら食事ができるイートインプレース③オフィス街にあるのでベーカリーが人気
Whole Foods Market
Bryant Park Branch
1095 Ave. of the Americas
www.wholefoodsmarket.com

 現在、市内に11店舗あるが、話題は先月オープンしたばかりの「ホールフーズ・ブライアントパーク店」。従来の住宅エリア密着型とはうって変わって、立地はミッドタウンのビジネス街の真っただ中。公園に面したオフィスビルの1、2階に、小ぶりながらも充実した品ぞろえで連日満員のにぎわいだ。

 特に、パンや焼き菓子のコーナーが店内5カ所に点在。流行の「北欧風」手作りパンや焼きたてクッキーまでチョイスは豊富。仕事帰りに良質な食材やお総菜を買って帰れるのも便利だ。

「オーガニック」と「サステイナブル」を旗印に全米431カ所で展開する巨大ナチュラル系スーパーマーケット。発祥はテキサス州オースチン。創業1978年だが、ニューヨークに上陸したのは2001年と意外と晩成。

 ホールフーズの売りは、食材の品質。野菜も加工品も「有機」「通常」「地元産」の分別が明記されているし、肉類は飼育のナチュラル度が数字でレベル表示されている。多少値段は張るが、農薬や品種改良の心配なく買い物できるのがいい。しかも、味は格段に良しときている。惣菜やデリフードを、店内の飲食コーナーですぐに食べられる。

 ランチ客を狙ってか、この店舗はおかず類が充実。オーガニックサラダからすし、サンドイッチ、ピザまで好きなものを選んだら、広々とした飲食スペースに席を取って、ガラス張りの窓越しに公園を見下ろしながらゆっくりランチ。スーパーとは思えないぜいたくな空間でニューヨークならではの時が流れる。


高級食材店の賢い使い方
イータリー・フラットアイアン
①文字通りレストラングレードの野菜が安価で入手できるのがイータリーの魅力②2010年の開店にオープンしたフラットアイアン店③他にはない調味料なども発見できる魅力も
Eataly- Flatiron
200 5th Ave.
www.eataly.com

 本場イタリアの味を専門に提供する「イータリー」のフラットアイアン店は、2010年8月にオープン。以来、圧倒的人気を誇り、昨年はダウンタウン店も開店した。

 4500平米のスペースの中でジャンルの違う7軒のイタリア料理店が所狭しと営業するが、使用する野菜、肉、魚といった食材、調味料、食器から生活雑貨まで販売している。見方を変えれば、「商品を『味見』できる食堂が付いているスーパー」とも言える。肉類一つ取ってみても、特約農場の「素性の知れた」良質なものばかり。ポークひき肉(ポンド7ドル80セント)はプリプリの食感で、圧倒的に新鮮だ。

 そもそもオフィスビルのエントランスを再利用した異例の空間なので、販売スペースには限りがある。商品の回転は早いに越したことがない。特に食材は鮮度が命なので時間との戦い。そのためイータリーでは、生鮮野菜が安いことは意外と知られていない。

 安い時はジャガイモがポンドあたり85セント。玉ネギ同95セント。芽キャベツ2ドル50セント、オーガニックの朝掘りニンジン1束2ドル50セント。いずれもレストラン用だから品質はトップクラスである点は見逃せない。

 イタリア直輸入の食材も充実チューブに入ったトマトペーストは、ナポリタンのソースに少量加えるだけで「日本の喫茶店の味」になる魔法の調味料。近所のスーパーには絶対に売っていない。しかも3ドル80セント!他にも「掘り出し物」がたくさんあるのがこの店の魅力だ。(価格は2月初旬のもの)


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